作品紹介
公開年月 | 2018/10/19 |
---|---|
ジャンル | ホラー/ファンタジー |
原作 | なし |
監督 | ゲンディ・タルタコフスキー |
脚本 | ゲンディ・タルタコフスキー、マイケル・マッカラーズ |
製作 | ミシェル・マードッカ |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
ホテルで働きっぱなしのドラキュラを見かねたメイヴィスが家族旅行を提案する。
ドラキュラ一行はモンスター御用達の豪華客船クルーズの旅へ繰り出す事に。
始めは乗り気じゃなかったドラキュラだが、船長のエリカに心を時めかせる一方、メイヴィスは謎めいた彼女に不信感を抱くのだった。
登場人物&出演者
・ドラキュラ(声:アダム・サドラー/吹替:山寺宏一)
主人公。「ホテル・トランシルヴァニアの総支配人で吸血鬼。様々な能力を持っている。
アダム・サドラーは近年の出演作に『ウィーク・オブ・ウェディング』、『サンディ・ウェクスラー』などがあります。
山寺宏一は近年の代表作に『ドラゴンボール超ブロリー』、『ニンジャバットマン』などがあります。
友人の結婚式の為に遠くからやって来るが、その度にヴァン・ヘルシングの末裔が邪魔する。
娘や友人たちが夫婦で楽しくやっている傍らで、妻を亡くして依頼ずっと寂しいと発覚。
クルーズ船で休暇を取ろうとしたが、そこでエリカ船長にビビンと来て気を引こうとした。
エリカがヴァン・ヘルシングの末裔だと知っても、関係として彼女を一切責めなかった。
最後はヴァン・ヘルシングと和解して、エリカをホテルに連れて求婚して見事に成功させた。
・メイヴィス(声:セレーナ・ゴメス/吹替:川島海荷)
ヒロイン。ドラキュラに認められてジョニーと結婚した。その後、デニスを妊娠して母親に。
セレーナ・ゴメスは近年の出演作に『思いやりのススメ』、『ネイバーズ2』があります。
川島海荷は近年の出演作に『映画 怪物くん』、『星守る犬』などがあります。
結婚式を挙げる友人の為に花嫁のマリッジブルーを説得するなど大活躍をしていた。
ドラキュラが何かに悩んでいると知り、疲れていると勘違いしてクルーズ船の休暇を取る。
当初からエリカ船長の言動に不信感を持っていて、ドラキュラを殺そうとしていると勘違い。
最後はジョナサンのかけたバカげた歌を聴いて、みんなと一緒に踊って解決させた。
・ジョニー/ジョナサン(声:アンディ・サムバーグ/吹替:藤森慎吾)
人間。ドラキュラに認められてメイヴィスと結婚した。息子のデニスが授かって父親になる。
アンディ・サムバーグは近年の出演作に『マイケル・ボルトンのビッグでセクシーなバレンタインスペシャル』などがあります。
藤森慎吾は近年の出演作に『七つの会議』、『闇金ウシジマくん/Part3』などがあります。
友人の結婚式では披露宴でDJをやっていたが、途中でドラキュラに邪魔されてしまう。
クルーズ船では圧倒的な大きさに息子とともに驚き、その後はデニスたちと楽しんでいた。
ヴァン・ヘルシングがクラーケンを音楽で操っている事に対抗してDJとして立ち上がる。
最後は世界一バカげた歌を選択して、見事にクラーケンを正気に取り戻して解決に導いた。
・フランク/フランケンシュタイン(声:ケヴィン・ジェームズ/吹替:チョー)
メイヴィスの叔父。結婚式を仲介したドラキュラの寂しさを知って女性を紹介するも失敗。
ケヴィン・ジェームズは代表作に『モール★コップ』、『アダルトボーイズ青春白書』などがあります。
チョーは近年の代表作に『劇場版 夏目友人帳/うつせみに結ぶ』、『ニンジャバットマン』などがあります。
クルーズ船ではエリカ船長に気を取られたドラキュラを見て、正気を取り戻させようとした。
エリカ船長との恋仲をなんとか成功させようと、仲間たちと相談してドラキュラを応援する。
最後はジョナサンのかけたバカげた歌を聴いて、みんなと一緒に踊って解決させた。
・グリフィン(声:デヴィッド・スペード/吹替:若本規夫)
透明人間。相変わらず全身が透明でもメガネだけをかけている。毎度のように皮肉を言う。
デヴィッド・スペードは近年の出演作に『ファーザー・オブ・ザ・イヤー』、『ドゥ・オーバー:もしも生まれ変わったら』などがあります。
若本規夫は代表作に『ポプテピ記念』、『学園BASARA』などがあります。
クルーズ船ではエリカ船長に気を取られたドラキュラに正気を取り戻させるべく水をかけた。
ドラキュラがエリカ船長といい感じになりそうだと悟って、彼にその可能性を示唆した。
最後はジョナサンのかけたバカげた歌を聴いて、みんなと一緒に踊って解決させた。
・ウェイン(声:スティーヴ・プシェミ/吹替:我修院達也)
オオカミ男。子宝に恵まれすぎて妻とともに世話しているだけで精いっぱいとなっている。
スティーヴ・プシェミは近年の出演作に『ウィーク・オブ・ウェディング』、『スターリンの葬送狂騒曲』などがあります。
我修院達也は近年の出演作に『ハロー!純一』、『スマグラー/おまえの未来を運べ』などがあります。
クルーズ船では託児所があると知って、久々に解放されて妻とともに深く喜んでいた。
自由を精いっぱい楽しんでいたが、エリカの正体を知ってしまい妻とともに麻酔を打たれた。
最後はホテル・トランシルヴァニアで眠らされていた事をグリフィン夫婦に話していた。
・マーレイ(声:キーガン=マイケル・キー/吹替:三ッ矢雄二)
ミイラ男。何かとモテようとするクセは相変わらず。結婚式ではハイテンションになった。
キーガン=マイケル・キーは代表作に『ザ・プレデター』、『キアヌ』などがあります。
三ッ矢雄二は近年の代表作に『猫企画』、『スティッチ!パーフェクト・メモリー』などがあります。
クルーズ船では楽しんでいたが、エリカ船長がドラキュラに気があると知って応援する。
アトランティスでのパーティを一番に楽しもうと乗り込むが、クラーケンの攻撃で逃げ回る。
最後はジョナサンのかけたバカげた歌を聴いて、みんなと一緒に踊って解決させた。
・デニス/デニソヴィッチ(声:アッシャー・ブリンコフ/吹替:大谷育江)
メイヴィスとジョニーの息子。いつもペットの犬チッチとオオカミ少女のウィニーといる。
アッシャー・ブリンコフは代表作に『ジャングル・ブック』、『SING/シング』があります。
大谷育江は代表作に『名探偵コナン/ゼロの執行人』、『劇場版ポケットモンスター/みんなの物語』などがあります。
巨大な犬であるチッチが結婚式を壊してしまうが、ドラキュラは怒らずに甘やかしていた。
クルーズ船では黙ってチッチを連れて来て、変装させてなんとか甲板へ移す事ができた。
最後はドラキュラを助けるエリカにチッチを行かせて、無事にクラーケンから救出させた。
・ヴラッド(声:メル・ブルックス/吹替:稲川淳二)
ドラキュラの父。現在はドラキュラと和解し、ジョナサンを認めて一緒に住んでいる。
メル・ブルックスは近年の出演作に『ハロルドとリリアン/ハリウッド・ラブストーリー』、『ゲットスマート』などがあります。
稲川淳二は怪談で知られ、アニメの吹替として三作目となります。
常に過去のモテていた事を語っていて、それをいつも聞かされるドラキュラは呆れている。
クルーズ船では魔女たちを見ると、当然のようにモテようとして彼女たちを誘っていた。
最後はジョナサンのかけたバカげた歌を気に入って、みんなと一緒に踊っていた。
・エリカ船長/エリカ・ヴァン・ヘルシング(声:キャスリン・ハーン/吹替:観月ありさ)
クルーズ船の船長。両親は早くに亡くなり、クルーズ船で曾祖父に育てられ船長となる。
キャスリン・ハーンは代表作に『幸せの始まりは』、『マイ・ファニー・レディ』がある。
観月ありさは近年の出演作に『ジョジョの奇妙な冒険/ダイヤモンドは砕けない第一章』、『共犯者』などがあります。
人間でありながらモンスターとの友好を重んじていて、クルーズ船で大々的に演説した。
実際はヴァン・ヘルシングの末裔であり、曾祖父の使命を受けてドラキュラを殺そうとする。
なんとかドラキュラに近づいて様々な手段を用いるが、次第に彼の純粋さに惹かれていく。
最後は間違っていたとしてドラキュラを助け、彼のプロポーズを受け入れて結婚をした。
・エイブラハム・ヴァン・ヘルシング(声:ジム・ガフィガン/吹替:玄田哲章)
先祖代々からドラキュラを代表としたモンスターを退治するヴァン・ヘルシングの末裔。
ジム・ガフィガンは代表作に『お家(うち)をさがそう』、『アイヒマンの後継者/ミルグラム博士の恐るべき告発』などがあります。
玄田哲章は近年の代表作に『劇場版 幼女戦記』、『劇場版シティーハンター』があります。
長年に渡ってドラキュラを追っていたが、その度に軽くあしらわれて年齢だけを重ねた。
その結果、内臓のあっちこっちが不全に陥り、生き延びる為に体をほとんど改造している。
モンスターたちを一網打尽しようとクラーケンを操るが、エリカに裏切られてしまう。
最後はドラキュラに命を助けられ、その優しさに目を覚ましてモンスターたちと和解した。
感想
個人的な評価
本作は『モンスター・ホテル』シリーズの三作目となります。
大ヒットシリーズとして知られており、モンスターと人間の共存を目指す作品でもあります。
前回まで舞台が「ホテル・トランシルヴァニア」だったが、今回はクルーズ船になります。
その為、タイトルとしてちょっとばかり合わなくなっているが、それでもシリーズの楽しい雰囲気は引き続き出しています。
前作まで中心人物だったメイヴィスとジョナサンは脇役に徹して、あくまでドラキュラが主人公として物語の核を担っています。
そこにドラキュラのライバルであるヴァン・ヘルシングの末裔が敵として登場しています。
両者は長い歴史の中で対立しているが、基本的にドラキュラは敵意を持っておらず、身を守る為に倒しているだけに過ぎない。
ヴァン・ヘルシングは固定概念に囚われている人物で、それを曾孫であるエリカにも押しつけているという展開になる。
ただ、本作はあくまでドラキュラのラブロマンスが中心になるので、当然のように敵対していたエリカは惹かれていくのです。
本作は豪華な声優を迎えた作品として完成度を上げているが、数人素人が混じっても気にならない程度になっている。
あとは豊富なキャラクターもみんな個性があって、本来なら恐ろしい存在だが、アニメーションが柔らかくて親しみやすいのがとても良い。
ゼイタクを言えば、もう少しスケールを広げられるだろうけど、キャラクターが多すぎて広敷を広げすぎるとまとめられない欠点があったのは残念でした。