ワンダーウーマン MY-268

作品紹介

公開年月  2017/06/02
ジャンル  アクション/アドベンチャー
原作  DCコミックス 『All Star Comics#8』
監督  パティ・ジェンキンス
脚本  アラン・ハインバーグ
製作  チャールズ・ローヴェン、ザック・スナイダー、ほか
製作国  アメリカ
鑑賞方法  購入ブルーレイ

あらすじ

外界から守られたセミッシラで生まれ育ち、最強の女戦士になるべく鍛えられたアマゾン族の王女ダイアナ。
ある日、島の海岸に不時着したアメリカ人パイロットスティーヴ・トレバーから、ダイアナは外の世界では戦争が勃発していると知る。
自分なら争いを鎮められるはずだと信じて、ダイアナは男たちに混じって戦いながら、己の持てる最大限の力と宿命に目覚めていくのだった。

登場人物&出演者

ダイアナ/ワンダーウーマン(演:ガル・ガドット)
主人公。アマゾン族の王女。優れた身体能力と美貌、古代語を含む様々な言語に通じる。
ガル・ガドットは近年の出演作に『ジャスティス・リーグ』、『Mr.&Mrs.スパイ』がある。
セミッシラ島で育った為に世間への知識がなく、初めて訪れたロンドンでは浮いていた。
あくまでアレスを倒すべくスティーヴと同行しており、世界の状況に心を痛めている。
総監を倒すも戦争が終わらず、人間の愚かさを知って動揺しているところでアレスが現れる。
最後はスティーヴの犠牲と愛を信じて、敵対するアレスを倒して飛行場の者たちを救った。

スティーヴ・トレバー(演:クリス・パイン)
アメリカ陸軍航空部のパイロットでアメリカ外征軍大尉。連合国のスパイでドイツに潜入。
クリス・パインは近年の出演作に『スター・トレック/BEYOND』、『最後の追跡』がある。
ドクター・ポイズンのノートを奪い、逃げた先がセミッシラ島でダイアナと出会う事に。
ルーデンドルフ総監による毒ガス攻撃を阻止するべく、ダイアナと仲間を集めて戦いに出る。
総監を倒しても戦争が終わらない事に動揺するダイアナに人間の強さと弱さを説明した。
最後はダイアナに別れを告げ、ガス兵器を積んだ飛行機を奪い、空中で爆破して殉職した。

エッタ・キャンディ(演:ルーシー・デイヴィス)
スティーヴの秘書。セミッシラ島からロンドンに来たスティーヴとダイアナを出迎えた。
ルーシー・デイヴィスは代表作に『ショーン・オブ・ザ・デッド』、『ウルトラ/I LOVE YOU!』などがあります。
目立ちすぎるダイアナに服を試着させ、目立つ剣と盾を預けてスティーヴたちを見送った。
協力を申し出たパトリックとスティーヴの連絡役として、ロンドンから情報を送った。

サミーア(演:サイード・タグマウイ)
フランス領モロッコの諜報員。潜入を得意とし、多数の言語をしゃべる。元は役者志望。
サイード・タグマウイは代表作に『スリー・キングス』、『コナン・ザ・バーバリアン』などがあります。
ダイアナに対して様々な言語で話しかけるが、古代ギリシア語ではさすがに対応ができず。
パーティが開かれる城では運転手を務め、通行証がない事を上手い演技でごまかした。
最後は飛行場での戦いではスティーヴの行動に驚きながら、彼の真意を汲んで援護をした。

チャーリー(演:ユエン・ブレムナー)
スコットランド人の狙撃手。パブでは間違えて他人の酒を飲んでしまい殴り倒された。
ユエン・ブレムナーは代表作に『トレインスポッティング』シリーズ、『エイリアン vs プレデター』などがあります。
キルトを履いていて常に酒を飲んで酔っている状態だが、気分が良いと得意の歌を披露する。
厳しい任務に同行するも、ドイツ軍の狙撃手に狙いをつける過去のトラウマで撃てず。
最後は飛行場での戦いではスティーヴの勝手な行動に驚くも、しっかりと彼を援護していた。

酋長(演:ユージーン・ブレイブ・ロック)
ネイティブ・アメリカン。戦地では物資の横流しをして金儲けしている密輸業者。
ユージーン・ブレイブ・ロックは代表作に『Bury My Heart at Wounded Knee』がある。
スティーヴたちを快く出迎え、初めて会ったダイアナに部族の言葉で挨拶を交わしていた。
何かと便利な道具を持っていて、窮地に追い込まれた時には頼りとなる突破口を見出す。
最後は飛行場での戦いではスティーヴが毒ガスを積んだ飛行機を奪うべく援護をした。

アンティオペ将軍(演:ロビン・ライト)
ヒッポリタ女王の妹でダイアナの叔母。セミッシラ島最強の戦士でダイアナを訓練した。
ロビン・ライトは代表作に『フォレスト・ガンプ/一期一会』、『アンブレイカブル』がある。
ヒッポリタ女王と違い、ダイアナの持つ力を信じており、それを引き出そうとしていた。
スティーヴを追いかけてきたドイツ軍と戦うが、ダイアナを守る為に銃弾を受けて倒れた。

ヒッポリタ女王(演:コニー・ニールセン)
セミッシラを治める女王でダイアナの母。ダイアナの事を第一に考え彼女の秘密を話さない。
コニー・ニールセンは代表作に『グラディエーター』、『コンテンダー』などがあります。
最強の戦士に育てたいアンティオペに反対するが、ダイアナの運命を悟って訓練を許す。
スティーヴを追いかけてきたドイツ軍と戦い、ダイアナが背負った運命を理解する。
島を出て行こうとするダイアナを止めなかったが、真実を話さないまま彼女を見送った。

イザベル・マル博士/ドクター・ポイズン(演:エレナ・アナヤ)
毒物の専門家でマッドサイエンティスト。顔の左側をマスクで覆い、ガス兵器の開発を行う。
エレナ・アナヤは代表作に『ヴァン・ヘルシング』、『アラトリステ』などがあります。
ガスマスクを破壊し人間を殺す毒ガスを開発するが、スティーヴにノートを奪われ中断する。
それでも研究を続けると、ついにノートなしでも強力なマスタードガスの開発に成功する。
スティーヴがガス兵器の居場所を聞き出そうとするが、頑なに総監が上司だと言い張る。
最後は飛行場から逃げ出すが、アレスによりダイアナの前に引き出されるも見逃される。

エーリヒ・ルーデンドルフ(演:ダニー・ヒューストン)
ドイツ軍の総監。ドイツの講和条約が気に入らず、独自に毒ガスの開発で力を示そうとする。
ダニー・ヒューストンは近年の出演作に『ビッグ・アイズ』、『汚れたミルク/あるセールスマンの告発』などがあります。
ドイツ軍が劣勢に立たされる中でも、狂信的に自分たちの誇りを信じて堕落したモノを殺す。
ドクター・ポイズンから特別に開発されたガスを吸い、一時的に強靱な力を手に入れている。
ダイアナは彼こそがアレスだと信じて、殺せば戦争を終わらせる事ができると信じていた。
最後はマスタードガスを積んだ飛行場で対決し、ガスで強化するもダイアナに敵わず死した。

パトリック・モーガン卿(演:デヴィッド・シューリス)
イギリス人の政治家で貴族。イギリスとドイツの講和条約について軍人たちに提案していた。
デヴィッド・シューリスは代表作に『ハリー・ポッター』シリーズ、『キングダム・オブ・ヘブン』などがあります。
会議中に入ってきたダイアナによって場は静かになり、最後まで意見を述べる事ができた。
イギリス軍部はスティーヴの提案を退けるが、彼が仲間を集めていた事を知って協力をする。
実はその正体こそがアレスであり、ダイアナが自分の妹という真実を話して仲間に誘う。
最後は誘いを断れたダイアナに激怒して攻撃を加えるが、愛の力を信じた彼女の前に敗れる。

感想

個人的な評価

本作は『バットマン vs スーパーマン/ジャスティスの誕生』に登場したワンダーウーマンの単独映画となります。
クロスオーバー作品群の『DCエクステンデッド・ユニバース』シリーズの四作目となります。
本作の監督は『モンスター』などで知られるパティ・ジェンキンスが務めています。
アメコミ原作映画として初めての女性監督であり、世界で高い評価を得て大ヒットしました。
これは女性監督作品と女性が主演のアクション映画として歴代1位の興行収入となります。
“DCエクステンデッド・ユニバース”の作品としても成功を収めた意味では非常に大きい。
『マン・オブ・スティール』から始まるユニバースですが、決して評価は高くなかった。
シリーズの前作となる『スーサイド・スクワッド』はトラブルもあって、キャラクターは良かったが内容はあまり良くなかった。
その流れで本作に不安視があったけど、結果的に本作はシリーズを盛り上げる作品となった。
主人公のダイアナを演じるガル・ガドットは『バットマン vs スーパーマン/ジャスティスの誕生』で初登場となったが、評判は非常に高かった。
本作はガル・ガドットが出ているだけである程度の期待感があったけど、まさかクリス・パインが演じたスティーヴが物語を支えるとは思わなかったです。
そう、本作は確かにダイアナが主人公であるけど、それに対するヒロインはまさしくスティーヴというキャラクターである。
人間ではないし、人間の世界を知らないダイアナにとって、スティーヴは人間を彼女に理解させる一番の役割を果たしています。
特にスティーヴが個人の愛よりも多くの人を救う選択をして、最後までダイアナを導いた行動はスーパーパワーを持たなくても真のヒーローだと言える。
だからこそダイアナがアレスの誘惑を蹴散らし、人間を滅ぼそうとする彼を打ち破る事ができた理由付けも明確にしている。
DCコミックの実写映画というのは暗いイメージがあるけど、本作は戦時中であっても、その暗さを抑えて明るく仕上がっています。
それに女性監督だからこそ、アクションだけじゃなく、ダイアナの内面まで踏み込めた演出も良かったと思います。
ただ、個人的にはダイアナの世間とのギャップにもっとクローズアップして、慌てふためくスティーヴとのやり取りがもっと欲しかったです。
それでも、本作は間違えなくシリーズを盛り上げる作品であり、次回作の『ジャスティス・リーグ』に勢いを与える役割を果たしたと思います。