作品紹介
公開年月 | 2019/07/02 |
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ジャンル | SF/アクション |
原作 | なし |
監督 | ジョー・ルヤン |
脚本 | ジョー・ルヤン |
製作 | ジョー・ルヤン、ベン・ストーバー、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
戦争で多くの人間が死んでしまい、わずかに残された人類が政権を握る暗黒の近未来。
人類は地球に共存する特殊能力を持つ“逸脱者”の滅亡を望む中、捕獲された彼らはドミニオンが主催するバトルゲーム“イモータル・ウォー”に強制参加させられていた。
その戦いは世界中に配信され、数十万人もの視聴者数を誇る人気番組で、最強の力を持つトリカリプスはドミニオンを倒そうとするのだった。
登場人物&出演者
・トリカリプス/オリーブ・サーマン(演:ジャッキー・ゲルハルディ)
アメリカ代表。念力と剛力。レベル10。自分の能力が恐ろしくて戦うのがヤダと言っている。
ジャッキー・ゲルハルディは代表作に『Long Live Logan』、『Resurgence』があります。
イモータル・ウォーに強制参加させられると、向かいの独房のアイロが説明してくれた。
ドミニオンを倒したいアイロと協力すると約束し、能力をほとんど使わず勝ち進んでいく。
アイロがディケイに殺されると、アイオロスに手を抜くが結局は主人公パワーで勝ち進んだ。
最後はディケイをあっさり倒すと、ニクスに戦いを挑むが予算切れでダイジェストになる。
・アイロ(演:テイラー・キルゴア)
メキシコ代表。炎を作って投げる。レベル8。顔に落書きみたいなタトゥーをしている。
テイラー・キルゴアは代表作に『Project M』、『Ghoul』などがあります。
過去に母親もイモータル・ウォーに参加したが、家族に連絡したせいで殺されているという。
更に父親もついでに殺されてしまい、ドミニオンに復讐するべく自ら望んで参加をしている。
トリカリプスに話しかけると、ちょっと聞かれるとイモータル・ウォーの説明をしてくれた。
最後はディケイと対決する前からビビっていて、善戦するも約束された敗北で殺された。
・ブラックアウト(演;マーク・ジャスティス)
ドイツ代表。熟練の殺し屋。超感覚とレーダー。レベル8。目が見えず目隠しをしている。
マーク・ジャスティスは代表作に『Sorcerers』、『Infidelity』などがあります。
一回戦では互角の勝負だと思わせるが、能力を蓄積して相手をボコボコに殴り倒した。
準決勝に進んだが、なぜか主催側に連れ出されて、洗脳をされて飛び入りで決勝戦に乱入。
トリカリプスとディケイを殴り合いで互角に繰り広げるが、結局は劣勢になってしまう。
最後はトリカリプスに殺してくれと頼むが、その前にディケイが暗黒パワーで殺してくれた。
・アイオロス(演:ジェイソン・コンラン)
ウクライナ代表。超高速で動ける。オリンピックにも出場しているらしい。レベル7。
ジェイソン・コンランは代表作に『Genesis: Fall of the Crime Empire』、『Atelophobia: Throes of a Monarch』などがあります。
序盤はその他大勢として登場するが、一回戦のタンクとカーリーを倒して目立つ存在になる。
殺し合いをしたくないと話し、トリカリプスが自分より強いと明言するも戦うと決意する。
準決勝で戦いたくないと駄々をごねるトリカリプスを手玉に取り、調子に乗ってしまう。
最後はブチ切れたトリカリプスにスピードで負け、ドミニオンを倒せと口にして殺された。
・ディケイ(演:リンジー・クルーズ)
インド代表。手と口から緑色の煙みたいな暗黒パワーを出す。熟練の殺し屋。レベル9。
リンジー・クルーズは代表作に『Used』、『Meathook Massacre 4』などがあります。
自分ののうりょくに絶対的な自信を持っていて、挑発してくる相手に乗って倒すと宣言する。
意外にも苦戦して準決勝に勝ち進み、アイオロスに対しても挑発して全員を敵に回した。
準決勝でアイロをギリギリで倒し、トリカリプスに対しても当たり前のように挑発していた。
最後は決勝戦ではブラックアウトを殺し、トリカリプスの本気パワーにあっさり倒された。
・ドミニオン・ハービー(演:エリック・ロバーツ)
「イモータル・ウォー」の主催者。番組の演出も一人で手がけるなど、裏方として大忙し。
エリック・ロバーツは近年の出演作に『アルマゲドン2020』、『ロード・オブ・モンスターズ』などがあります。
各国の代表者を迎え入れると、簡単な説明と出場者を紹介して金を賭けるように促していた。
あくまで視聴率と逸脱者が悪者だと強調した演出をするが、トリカリプスのせいで逆転する。
ブラックアウトを洗脳し決勝戦に乱入させるも意味がなく、主人公パワーの前で小物と化す。
最後はトリカリプスとニクスか戦うと、全力で面白く演出しようと裏方として頑張っていた。
感想
個人的な評価
低予算で能力バトルをやりたくてやったら、思いの外金が足りなくなって苦肉の策をいっぱい使った感じです。
本格的にバトルが始まるのは40分すぎで、それまで「逸脱者」や戦いの場となる「イモータル・ウォー」の説明となります。
主人公の向かい合う独房にやたらと詳しい逸脱者がいて、ほとんど彼女が説明してくれた。
特に捻り要素がなく、単純に逸脱者同士を戦わせて全世界に配信するという使い古された説明を聞いてもワクワクしません。
ようやく予選みたいなバトルが始まると、能力はほぼ使わず殴り合いしていたのは笑った。
あれだけレベルごとに振り分けているのに、結局は戦闘スキルと身体能力が優っている方が強いというバトルが笑いを取りに来ている。
思い出したかように能力を使うが、ほとんど効果がなくて結局また殴り合いに戻るのは観ている側として相当の苦痛です。
尺稼ぎなのか、どうでもいいシーンをスローにしたり、大してキャラを掘り下げていないのに殺し合いへの葛藤をスローに見せたりと面白くないので早回ししました。
主人公は最強レベルのパワーを持っているが、殺し合いはしたくないという駄々をごねてイライラさせてくれます。
もちろん、本気になったら主人公パワーもあって相手をあっさりと片付ける。
ストーリーなんてないてすが、この作品は予算切れなのか「オレたちの戦いはこれからだ!」みたいな終わり方に唖然としました。
まず予算がないのに逸脱者を10人出すし、主催者をエリック・ロバーツにするし、冒頭で不満を漏らすトム・サイズモアを使うから金がなくなると思いました。