作品紹介
公開年月 | 2008/01/17 |
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ジャンル | ホラー/サスペンス |
原作 | なし |
監督 | ジェイミー・ブランクス |
脚本 | エヴェレット・デ・ロッシュ |
製作 | ピート・フォード、ゲイリー・ハミルトン |
製作国 | オーストラリア |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
週末にボート旅行へ出かけたピアとロブの夫婦は、嵐に見舞われた二人は森に囲まれた湿地帯に遭難してしまう。
助けを求めてさまようピアとロブは一軒家を見つけるが誰もいなかったが、納屋に大量のマリファナが栽培されるなど人が住んでいた。
そこに家主のジミー、ブレット、ポピーが戻ってくると、ピアたちを快く出迎えるが、ロブの何気ない行動によって二人は監禁されて奴隷にされるのだった。
登場人物&出演者
・ピア(演:ナディア・ファレス)
主人公。芸術家。フランス人。夫とバカンスの為にやって来たが、彼の仕事に不満を持つ。
ナディア・ファレスは代表作に『クリムゾン・リバー』、『スズメバチ』などがあります。
ボートで釣りを楽しんでいたが、釣り上げた魚を殺したロブに対して嫌悪感を示した。
嵐で遭難してジミーたちの家に侵入するが、彼らが戻って捕まると奴隷のような扱いになる。
自分の身を守るべく納屋にあったモノで罠を作り、ブレットとポピーを倒す事に成功する。
最後はホバークラフトで追いかけようとしたジミーと対決し、プロペラで彼を微塵にした。
・ロブ(演:ロバート・テイラー)
ピアの夫。弁護士。ピアとバカンスの為にボートで釣りをしようと計画していた。
ロバート・テイラーは代表作に『マトリックス』、『バーティカル・リミット』があります。
嵐で遭難してしまうと、近くの農場を訪れて電話を貸してもらおうという安易な行動に出る。
ジミーたちの家へ勝手に入ると、納屋で大麻を栽培していると知り、逃げ出すも間に合わず。
結局、ジミーにまた捕まると、ピアのレイプを止めようとする足を折られて行動不能に。
最後はピアが三人を倒すほどの活躍している中、ただそれを見守るだけの役立たずでした。
・ブレット(演:マシュー・ウィルキンソン)
フレンチ島にある農場の次男。いつも興奮気味で兄のジミーには言いなりになっている。
マシュー・ウィルキンソンは代表作に『ゴーストライダー』などがあります。
勝手に家へ入ってきたピアとロブに銃を突き付け、ずっと興奮状態になっていた。
ピアが料理している時に彼女のフランス語を強引に聞き出し、それでまた興奮する。
納屋にいたピアをレイプしようとするが、ポピーがやって来た事で容赦なく殴り倒される。
最後はロブを殺そうと納屋に来るが、ピアの仕掛けた罠にかかり、ハンマーで殴り殺された。
・ジミー(演:デヴィッド・ライオンズ)
フレンチ島にある農場の長男。勝手に家へ侵入したピアとロブを不気味な雰囲気で歓迎する。
デヴィッド・ライオンズは代表作に『セイフ・ヘイヴン』、『ニュースの真相』がある。
ロブの態度に対して苛立つと、すぐに本性を見せて二人を奴隷のように扱い始める。
ピアをフランスの娼婦に見立てる一方、弁護士で金持ちのロブに対して暴力で圧倒する。
ポピーがようやくピアのレイプをしたいと言って、納屋から彼女を連れ出して口紅をつけた。
最後は怒り狂ってホバークラフトを出すも上手く動かず、ピアにプロペラで微塵にされた。
・ポピー(演:ジョン・ブランプトン)
フレンチ島にある農場の主。ピアとロブが勝手に家へ来た時は酔い潰れた状態で寝ていた。
ジョン・ブランプトンは代表作に『ラブド・ワンズ』、『レッド・ヒル』などがあります。
納屋でブレットがピアを犯そうとした時にやって来ると、中断させて息子たちを罵倒する。
家に入ってからブレットだけじゃなく、ジミーにも容赦ない鉄拳制裁を加えていた。
一段落つくと、ピアをレイプしようとジミーに連れて来させて妻を殺したと告白していた。
最後はピアの罠で男性器が傷つけられ、飼っていた人喰い犬によって股間と内臓を食われた。
感想
個人的な評価
本作は『ルール』などで知られるジェイミー・ブランクスが監督を務めています。
オーストラリア製のホラーサスペンス映画となるが、本作は過激なシーンが多い為に映画祭では修正版で上映されています。
しかし、今回は幸運にも無修正版として鑑賞できるという利点がありました。
本作は確かにグロテスクなシーンがあるけど、それに慣れている人なら物足りないです。
あくまで、グロテスクなシーンをあまり観ない人なら厳しいけど、普段から観ている人なら軽い方に分類される。
どうせなら、もっとハッキリと描写するべきだったが、低予算なのでムリかもしれません。
物語はかなり単純で、迷った夫婦が危ない一家の農場に入って殺されそうになるが、妻が覚醒して全員を倒すという流れ。
一人目は釣り糸と竿の罠を作り、そこに引っかかると、ハンマーで頭を叩き割って殺す。
二人目は自分の女性器に空き缶で作った罠を仕掛け、そこに入れた男性器を傷つけ、最終的に人喰い犬に始末させた。
三人目はホバークラフトを動かすも一人目の死体が引っかかって動けず、突き飛ばされてプロペラで上半身が吹き飛んだ。
という具合で魚が目の前で殺される事すら嫌がっていた妻が、鬼の形相で危険な一家を始末するところが本作の醍醐味となります。
ただ、あまりにも復讐劇が短かったので、もう少しスリルがあっても良かったと思う。
終始に渡って「動」ばかりであり、そこに「静」の演出を入れると、もっと引き立つだけに惜しいと感じました。
それでも、ヒドイ目に遭わされたヤツらに復讐する点ではスッキリする作品でした。