作品紹介
公開年月 | 2016/10/22 |
---|---|
ジャンル | ホラー/ミステリー |
原作 | なし |
監督 | ウーリー・エデル |
脚本 | ダン・ケイ |
製作 | ニコラス・シャルティエ、クレイグ・J・フローレス、ほか |
製作国 | カナダ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
ニューヨークの大学教授であるマイクは、7歳の息子チャーリーにせがまれてハロウィンの祭りへ連れて行く。
ところがチャーリーは謎の言葉を残して姿を消してしまい、それ以来、マイクは息子を捜す事に人生のすべてをかける。
必死に手がかりを追うマイクの周辺で次々と不可解な現象が起きる中で、妻クリステンとの関係も悪化してしまう。
それでも息子を捜すマイクは、毎年ハロウィンに子供たちの失踪事件が起きている事実を突き止めるのだった。
登場人物&出演者
・マイク・ローフォード(演:ニコラス・ケイジ)
主人公。大学の教授。終身雇用の為に日夜論文を書いていて妻と息子の時間が疎かになる。
ニコラス・ケイジは近年の出演作に『スノーデン』、『パシフィック・ウォー』があります。
ハロウィンの日に息子と家近くの祭りで行くが、そこで消えてしまうのです。
一年に渡って息子の行方を探しているせいで妻のクリステンと仲違いしてしまう。
その後、必死に独自の捜査で人為的なモノじゃなく、幽霊の仕業だと突き止めるのです。
さすがにニコラス・ケイジはこういう演技は上手いけど、相変わらず作品に恵まれないです。
・クリステン(演:サラ・ウェイン・キャリーズ)
ヒロイン。デザイナー。マイクの終身雇用を応援するが、疎かにされている事に不満を持つ。
サラ・ウェイン・キャリーズは代表作に『イントゥ・ザ・ストーム』、『アザー・サイド/死者の扉』などがあります。
ようやくマイクが大学教授になるが、それと同時にチャーリーを失ってしまう。
もの凄いヒステリックを起こし、すべてマイクのせいにする女の悪い部分が出ます。
サラ・ウェイン・キャリーズはテレビドラマ『ウォーキング・デッド』でビッチを演じていたが、本作でもそのようなイメージを持ってしまいます。
・チャーリー(演:ジャック・フルトン)
マイクの息子。7歳。以前から何か見えているが、マイクたちは気のせいだという。
ジャック・フルトンは代表作に『ピクセル』、『ルーム』などがあります。
ハロウィンを楽しみにしていて、マイクとようやく出かけるが行方不明となる。
その後、助けるを求めるメッセージを送り続け、無事に救出されるが一年間の記憶はない。
・ハンナ(演:ヴェロニカ・フェレ)
マイクの同僚。マイクを終身雇用に推薦している信頼できる人物。歴史学を研究する。
ヴェロニカ・フェレは代表作に『クリムト』、『しあわせはどこにある』などがあります。
チャーリーを探す手がかりとして協力するが、幽霊によって突き落とされて死ぬ。
しかし、エピローグでは鳥たちが彼女の遺体に集まると、目を見開くという終わり方をする。
・ジョーダン(演:リリク・ベント)
行方不明事件の捜査をする刑事。必死に独自の捜査をするマイクに辟易する。
リリク・ベントは代表作に『ソウ』シリーズ、『マザーズデイ』などがあります。
マイクに怠慢だと言われるが、しっかりと捜査を続けて黙らせる。
半信半疑でマイクの幽霊説を聞くが、念の為に調査する真面目な刑事でした。
・盲目の男(演:スティーヴン・マクハティ)
ホームレス。目は見えないが音は良く聞こえている。マイクの謎にヒントを与える。
スティーヴン・マクハティは代表作に『ウォッチメン』、『2012』などがあります。
チャーリーを助ける為、マイクの腕時計と引き換えに幽霊の世界への道を案内する。
感想
個人的な評価
ニコラス・ケイジの最新作がついに登場しました。
まだまだ劇場版として映画館で上映されるが、正直言って近年は低迷しています。
特に2011年に出演した作品では軒並みラジー賞にノミネートされている。
これはアクションスターが独占していたが、一時はニコラス・ケイジが席巻していました。
ニコラス・ケイジは1995年に公開された『リービング・ラスベガス』でアカデミー主演男優賞を受賞した実力派です。
しかし、彼の性格上、芸術性や社会派の作品よりも大衆向けの作品に多く出演している。
ただ、ニコラス・ケイジが出演している作品はすべて微妙なモノばかりです。
そのせいで近年の評価が右肩下がりになっていて、いくら真面目に演じても評価されない。
個人的にはこのままニコラス・ケイジに微妙な作品に出続けて欲しいところです。
そうすれば、「ニコラス・ケイジだから」という許されるような風潮が生まれてくる。
本作は中盤まで人為的な誘拐という感じで進むが、後半になると幽霊が明確に登場する。
せっかく前半は現実世界で丁寧に描いたのに、後半の雑なホラーは残念でしかない。
結局、誘拐の犯人は400年前に子供たちとともに殺されたアイルランド人の女性でした。
その女性が呪いをかけるけど、これはどう考えても貞子系の話しになっています。
そうなると、本来なら彼女をクローズアップして物語を進めた方が面白くなります。
でも、本作はそのような展開にならず、微妙な感じでずっと続けていく感じです。
終盤にはまさかのファンタジックな演出になって、思わずに笑ってしまうような展開に。
やはり、ニコラス・ケイジは演技がしっかりしている分、本作のダメさ加減が目立ちました。