作品紹介
公開年月 | 2013/01/12 |
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ジャンル | アクション/サスペンス |
原作 | なし |
監督 | キオニ・ワックスマン |
脚本 | リチャード・ビーティ |
製作 | スティーヴン・セガール、スティーヴ・オースティン、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
元特殊部隊の隊員だったクロスは相棒のマニングとともに古くなった刑務所の閉鎖と管理の任務に就いていた。
その最中、連邦保安官を装ったクリス・ブレイク率いる精鋭傭兵部隊が刑務所を襲撃して占領されてしまう。
彼らの狙いは収容されたばかりの国家機密情報を持つ女囚の二人で、施設を離れたクロスと残っていたマニングは連絡を取りながら敵の殲滅を計るのだった。
登場人物&出演者
・クロス(演:スティーヴン・セガール)
主人公。刑務所を閉鎖するべく軍事契約をしている。責任者として囚人たちの力で制する。
スティーヴン・セガールは近年の出演作に『沈黙の終焉』、『沈黙の達人』などがあります。
相棒のマニングを呼び出して刑務所の閉鎖を手伝い、数日後に別の場所へ行く予定がある。
落ちていたメモを手渡され、外で仲間に解読させ、脱獄の恐れがあるとして急いで帰る。
刑務所に到着して見張りを片付け、マニングと連絡を取りながらサマンサたちを助け出す。
最後は同じ境遇のクリスに取引を持ちかけられるも倒し、金を奪ってマニングと分けた。
・マニング(演:スティーヴ・オースティン)
クロスの相棒。刑務所の閉鎖をする為にクロスから呼び出され、呆れながらも仕事をこなす。
スティーヴ・オースティンは近年の出演作に『スモッシュ』、『マキシマム・コマンドー/S.W.A.T. vs デルタフォース』などがあります。
次の仕事が控えている為、急いで引き払おうとするが、マヌケな収集車のせいで遅れる事に。
収集車の中から精鋭部隊部隊が出ると、なんとか急場を凌ぎ、到着したクロスと連絡する。
訓練していた部隊と合流するが、途中でシャーロットに倒されるもクロスと再会を果たす。
最後は部隊の一人を助け、クロスから大金を受け取り、借金返済と軍事会社を立ち上げる。
・サマンサ・メンデス(演:ステフ・ソング)
刑務所に収容された女囚の一人。政治犯として収容され、運び屋を自称するアジア系の女性。
ステフ・ソングは代表作に『ローグアサシン』、『シャオ夫人のお葬式大作戦!』があります。
当然のように犯罪者などに耳を貸さないクロスだが、それでもなんとか食い下がっていた。
実はCIAが紛争地域に渡していた賄賂のデータが入ったチップが体内に埋め込まれていた。
シャーロットに捕まってクリスによりデータを奪われ、殺される寸前にクロスたちが介入。
最後はシャーロットを銃殺して、逃げ回るとクロスに助けられ、そのまま刑務所を後にした。
・シャーロット・ウォーカー(演:アリーヤ・オブライエン)
刑務所に収容された女囚の一人。サマンサと同じく政治犯として収容されている。
アリーヤ・オブライエンは代表作に『イフ・アイ・ステイ/愛が還る場所』、『モンスタートラック』などがあります。
クリスによって刑務所が簡単に占領され、サマンサとともに助けに来たクロスと行動する。
実はクリスの仲間でCIAだが、大金の話しを聞かされて、売国奴になっても金持ちを選ぶ。
途中でサマンサに逃げられ、やって来たマニングを倒し、ケンカをふっかけた囚人も殺した。
最後は銃撃戦の中でサマンサとキャットファイトし、油断したところで彼女に銃殺された。
・サミュエルソン(演:イアン・ロビソン)
閉鎖される刑務所の刑務所長。軍人であるクロスとマニングに対して高圧的な態度を取る。
イアン・ロビソンは代表作に『レプリカント』、『サベイランス/監視』などがあります。
すぐに閉鎖されるのにクロスが勝手に連れて来た二人の女囚について責任を取らないと宣言。
簡単に刑務所が閉鎖できないと文句を言っていて、後始末をクロスたちに押しつけた。
クリスたちが刑務所を占領し、指紋認証の為に指を切られるが、命乞いをして道案内する。
最後は目的のデータを手に入れたクリスから用済みとなり、あっさりと処刑された。
・コリンズ(演:マイケル・アダムスウェイト)
クリスの忠実な部下。ずっと破砕機の中で精鋭傭兵部隊といて、襲撃するまで待機していた。
マイケル・アダムスウェイトは代表作に『ワイルド・タウン/英雄伝説』、『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』などがあります。
時間通りに破砕機を爆破すると、すぐに出て場所を確保して作戦通りに動き出していく。
生きていたマニングに早速と部下を数人殺され、その後もクリスの指示で生存者を狩る事に。
マニングと鉢合わせして対決するが、お湯を顔に浴びせられてしまい、すぐに退散をした。
最後はマニングと対決するも圧倒されてしまい、バーベルの台から出た棒に刺されて死んだ。
・クリス・ブレイク(演:マイケル・パレ)
精鋭傭兵部隊を率いるリーダー格。連邦保安官として女囚の二人を移送する偽装をしていた。
マイケル・パレは近年の出演作に『2バッドガイズ』、『バトル・ドローン』があります。
結果的にクロスのサインがないと連れ出せないと分かると、所長を脅して場所を聞き出す。
クロスやマニングによって部隊が次々と倒されていくが、サマンサを確保するまで留まった。
ようやくサマンサからデータを抽出するが、クロスたちの襲撃に遭って一人だけ逃走する。
最後はクロスに取引を持ちかけるが、拒まれて実力行使を行うも勝てずに爆発四散した。
感想
個人的な評価
本作はスティーヴン・セガールとキオニ・ワックスマンは組んだ6作目となります。
更に本作ではアクション俳優として地位を築いたスティーヴ・オースティンも参加します。
本作の見所はスティーヴン・セガールとスティーヴ・オースティンがタッグを組んでいるところでしょう。
この二人が揃ってしまえば、どんな悪党でも完璧な計画があって、万全の装備があっても勝てないと思います。
それぐらい二人が揃った時の心強さは何倍もあって、二人が会話するシーンでの自然さは意外にも良かったです。
「セガール拳」を体得しているスティーヴン・セガールは、当然のように本作では血どころか汗すら掻いていません。
息も一切乱れる事なく、刑務所が敵に制圧されてもゆっくりと動いて、標的を見つけるとあっさりと片付けます。
対してスティーヴ・オースティンも絶体絶命の状況でも、大きな体を完璧に隠して敵の包囲網から無傷で脱出します。
ただし、「セガール拳」を体得していないので、油断していたところで、CIAとは言え女に倒されてしまいます。
ここら辺は格の違いを見せつけられるが、敵を倒す時に楽しそうな笑顔を浮かべているところは良かったです。
それとマイケル・パレが悪役として登場するが、バケモノを二人同時に相手するのはあまりにも酷だったと思う。
部下があっさりと殺される上に、二人が訓練していた特殊部隊のチームが来て、明らかな劣勢でも余裕の態度は素晴らしかった。
ラストはスティーヴン・セガールとタイマン勝負を挑むが、傷すらつれられずに、仲間が仕込んだ地雷で爆発四散する最期は派手で良かったです。
本作はスティーヴン・セガールとスティーヴ・オースティンが共演しているだけでも価値のある作品だったと思います。
相変わらずの近年の『沈黙』シリーズでしたが、期待通りの展開で安心して鑑賞ができる作品でした。