作品紹介
公開年月 | 2016/01/27 |
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ジャンル | SF/アクション/コメディ |
原作 | なし |
監督 | マット・ハラム |
脚本 | バーニー・バーンズ、クリス・デマレイズ、ほか |
製作 | バーニー・バーンズ、ドリーン・コープランド、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
1977年に地球外知的生命体から地球の危険を知らせるメッセージ信号を受け取ったアメリカ政府。
それから38年後、おバカな四人組がUFOの墜落現場に遭遇し、その中身は対エイリアンの侵攻に備えて開発された超ハイテク・バトルスーツ。
四つ合わせて力を発揮するバトルスーツを四人がそれぞれ別々に装着し脱げなくなり、彼らはチームとして最強のエイリアンと戦う事になるのだった。
登場人物&出演者
・ヘーガン(演:バーニー・バーンズ)
主人公。冴えない保安官補。ザックを連行していた。。左腕にエネルギーシールドを装着。
バーニー・バーンズは本作で主演だけじゃなく、脚本や製作としても参加しています。
みんなから“半端野郎のヘーガン”と言われ、真面目だが冴えない日々を過ごしている。
過去に試合中のミスでヘルマンの左足と将来を奪い仲違いをしていた。
バトルスーツを強引に奪って装着した事に責任を持ち、主人公らしく行動に移ろうとする。
・ウッディ(演:ギャヴィン・フリー)
ヘルマンの友達で頭が少し弱い。頭部には知能と危険予知が可能なヘルメットを装着。
ギャヴィン・フリーは俳優の他に照明やカメラのスタッフとしても活躍している。
ヘルマンとは常に一緒に行動するが、何かと責任や不運を押しつけられる役になる。
ヘルメットの効果で知能が発達した事でしゃべる言葉がイギリス訛りに変化する。
何かと分析をして口にするようになり、チームの勝利を導くきっかけを作る。
・ザック(演:マイケル・ジョーンズ)
パーティーで暴れるバカな高校生でへーマンに連行される。右腕にレーザービームを装着。
マイケル・ジョーンズは17作に出演し、『RWBY』では声優として参加している。
アメフトではクォーターバックでビッグプレイを好むが、頭の中はまるで空っぽである。
何かと暴走しようとする度にテーザー銃で痺れさせるという醜態を何度もさらす。
子供の素直な願いを聞き入れて地球を救う事を決意する純真なバカに成長する。
・ヘルマン(演:コルトン・ダン)
元有名なアメフト選手でヘーガンとは元チームメイト。両足に超人的な加速のブーツを装着。
コルトン・ダンは俳優の他に脚本家、映画プロデューサーとしても活躍しています。
かつて“テキサスの竜巻”と呼ばれていたが、足のケガによりアメフトを辞めている。
自堕落な生活を送っていて、元チームメイトのへーマンとは仲違いをしていた。
将来を潰された事で自暴自棄になっているが、バトルスーツのおかげで改心する。
・アダム(演:アラン・リッチソン)
バトルスーツを着用する為に幼少から訓練を受けていたチャンピオン。
アラン・リッチソンは代表作に『ハンガー・ゲーム2』、『ミュータント・タートルズ』などがあります。
重要な使命を帯びたはずなのに、マヌケな四人組に任務を奪われてコーチに就任する。
人生を捧げたプロジェクトを奪われた事で自棄になるも地球を救う為に立ち上がる。
最後は主人公のような英雄的な自己犠牲をするも、すぐに忘れられる悲しい存在。
・ミンディ(演:アレクサンドリア・チベリー)
ヒロイン。へーマンの娘でザックと付き合っている。ザック同様に頭が弱い。
アレクサンドリア・チベリーは28作に出演し、テレビや映画で活躍しています。
自分の父親を「強くもない、勇敢でもない、賢くもない」とハッキリ言ってしまう。
途中で宇宙人に操られてバトルスーツを奪おうとするも正気に戻される。
感想
個人的な評価
本作はクラウドファンディングサイトから製作費を出資して作られています。
当初の希望額の300%以上が集まり、当時ではハリウッド映画製作の最高額となっていた。
本作はネット配信で人気を博した3DCGアニメ『RWBY』の製作会社が初の実写長編として製作された作品です。
何かとハリウッドが持っていた従来の映画製作を打ち破った作品だと言えます。
その為、有名な俳優は出演していない分、かなり自由な感じで製作をしていると言える。
宇宙人による侵略だと思えば、実は悪趣味なスポーツのトーナメントというオチ。
軽いノリで展開する本作は気楽に鑑賞ができるのが大きな魅力となっている。
何より四人に与えられたバトルスーツの装備が魅力的であるのは言うまでもない。
本来なら一人だけが身につけるバトルスーツをバラバラに装着するアイディアも面白い。
それによって個人戦がチーム戦になって、ドラマを生みやすくしていると思います。
当初はこのプロジェクトの為に訓練を受けた弱点なしのアダムが務めるはずが、まさか通りがかりのバカ四人組が引き受ける事になる。
四人は基本的に未知の装備に驚いているが、アダムや軍関係者がガッカリするのは当然。
あらゆるテストを強いられる四人は、当たり前だが誰一人として満足な結果を得られない。
仕舞いには地球を救うという大役を放棄して、逃げ出すという愚行をしてしまう。
しかし、最後にはチーム一丸となってやって来た敵を蹴散らす王道的な展開を繰り広げる。
全体的に軽い内容だが、このような作品にシリアスさを求めるのはお門違いだろう。
その分、深みがない作品でその時だけ楽しむだけのポップコーン映画と言えます。
その時だけ楽しければいい作品で、何も残らないのは仕様となっています。
続編を意識させる終わり方となっているが、製作費が集まれば期待ができると思います。