作品紹介
公開年月 | 2010/06/04 |
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ジャンル | アクション/コメディ/スパイ |
原作 | なし |
監督 | ロバート・ルケティック |
脚本 | ボブ・デローザ、テッド・グリフィン |
製作 | アシュトン・カッチャー、マイク・カーツ、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
過保護な両親に育てられた世間知らずなお嬢様のジェン。
ある日、両親と共に南フランス旅行にやって来た彼女はそこでハンサムなエリート青年スペンサーと運命の出会いを果たす。
お互いに惹かれ合った二人は間もなく結婚し、それから3年に渡って幸せな結婚生活を送っていた。
だが、そんな平穏な日常はジェンが帰宅した時、スペンサーが男と激しい格闘を繰り広げているところから一変する。
実はスペンサーは元CIAの凄腕スパイで、2000万ドルもの懸賞金がかけられていた。
命を狙われる身となったスペンサーは、状況が呑み込めないジェンと一緒に追っ手から逃走するのだった。
登場人物&出演者
・スペンサー・エイムス(演:アシュトン・カッチャー)
・ジェン・コーンフェルド(演:キャサリン・ハイグル)
・ミスター・コーンフェルド(演:トム・セレック)
・ミセス・コーンフェルド(演:キャサリン・オハラ)
・ヴィヴィアン(演:キャサリン・ウィニック)
感想
個人的な評価
第31回ゴールデンラズベリー賞にて最低主演男優賞を受賞しています。
ロバート・ルケティック監督はオーストラリア出身で『キューティ・ブロンド』がヒットしています。
他に『ラスベガスをぶっつぶせ』や『男と女の不都合な真実』など、主にラブロマンスをベースにした作品を得意としています。
残念ながらオイラはロバート・ルケティック監督の作品は鑑賞していません。
いずれ鑑賞すると思いますが、本作はどうやらアメリカでは評価が低かったようです。
これは興行収入にも影響してしまい、北米興行収入で製作費を回収できないほどでした。
本作において主人公となる元CIAの凄腕スパイであったスペンサーにはアシュトン・カッチャーが演じています。
やはり、アシュトン・カッチャと言えば、大ヒットした『バタフライ・エフェクト』の主人公でしょう。
最初から正体が明かされているので、いつ本領発揮となるのかがポイントとなっている。
ただ、あまりにも前半のラブロマンスが退屈すぎるせいか、中盤から始まる逃亡劇は今ひとつという感じでした。
そんな懸賞首として追われるようになるスペンサーの相手でヒロインのジェンにはキャサリン・ハイグルが演じています。
キャサリン・ハイグルの代表作には『幸せになるための27のドレス』やテレビドラマの『ロズウェル/星の恋人たち』が有名です。
オイラが唯一観た『幸せになるための27のドレス』ではそれなりの印象が残っています。
本作では普通の女性として登場し、次第にありえない状況に巻き込まれていく中で平凡な日常から脱していく感じです。
他にジェンの母親にはキャサリン・オハラ、父親にはトム・セレックも出演していますね。
キャサリン・オハラは『ホーム・アローン』シリーズでお馴染みだったが、随分と年を取った印象がありました。
トム・セレックはどうにも高倉健と共演した『ミスター・ベースボール』の印象が強いけど、久しぶりに見られて良かったかと。
物語は冒頭から普通のノンビリとしたラブロマンスとして展開していくが、次第に慌ただしい逃亡劇に変わっていきますね。
このギャップが本作最大の魅力となっているが、どうにもどこかで見たような展開で新鮮味がなかったです。
冒頭のラブロマンスは退屈なのは仕方ないが、もう少し観客を飽きさせない演出が欲しかったところです。
それに誰が狙ってくるのか、もうルールがないような感じで、なんでもアリになってしまっているのはちょっと微妙でした。