作品情報
公開年月 | 2014/04/02 |
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ジャンル | SF/アクション |
原作 | なし |
監督 | W・D・ホーガン |
脚本 | ルディ・ソーバーガー |
製作 | ジョン・プリンス |
製作国 | カナダ |
鑑賞方法 | テレビ(午後のロードショー) |
あらすじ
世界各地で巨大戦闘マシンが地下から出現し、宇宙からは膨大な数の宇宙船が襲来する。
侵略者は地球環境を変える有毒ガスを放出させ人類の滅亡は目前に迫っていた。
ガセット大統領と弟のピートは、地球外生命体の専門家セリアは、エイリアンのマシンが音波に弱い事を知る。
大気圏外から兵器をコントロールする母船にその音波を浴びせ、混乱に乗じて核ミサイル攻撃を撃ち込む作戦に乗り出すのだった。
登場人物&出演者
・ピート・ガセット(演:ライアン・メリマン)
主人公。消防士。兄は大統領。侵略者を目の当たりにし、人々を救い出そうとする。
ライアン・メリマンは代表作に『ザ・リング2』や『ファイナル・デッドコースター』などがあります。
主人公らしく人々を助けるとともに侵略者へ立ち向かっていく典型的なキャラクター。
主人公だから補正があるのは当然だが、それでも目立たないのは残念としか言えなかった。
・サム・ガセット(演:トム・エヴェレット・スコット)
大統領。ピートの兄。当初は侵略者の正体、目的、対処法を待ち続ける慎重である。
トム・エヴェレット・スコットは代表作に『ウィッチマウンテン/地図から消された山』や『マネー・ゲーム』があります。
侵略者によりヘリを撃墜されるも辛うじて脱出するが、どう考えてもムリがある。
そもそも脱出するようなシーンがなく、彼は無傷で他はみんな死んでいます。
・セリア(演:エミリー・ホームズ)
ヒロイン。地球外生命体の探査をするセティの研究員。ピートとともに行動し、侵略者に興味を持つ。
エミリー・ホームズは64作に出演し、テレビドラマやテレビ映画で活躍する。
ピートが道中で出会う専門家っぽい感じに立ち回るが、主人公並みに存在感が薄い。
・アンドリュー・ガセット(演:キーナン・トレイシー)
大統領の息子。父親が大統領だから、その息子と言われたくない七光りです。
キーナン・トレイシーは27作に出演し、テレビドラマやテレビ映画で活躍する。
家族の感動ドラマを担って登場しているが、そもそもいらなかったです。
・イライザ(演:アンドレア・ブルックス)
大統領に会える抽選で当たった一人。アンドリューとは旧知の仲で親しい。
アンドレア・ブルックスは40作に出演し、主にテレビドラマやテレビ映画で活躍。
アンドリューにとってヒロインだが、これも登場した必要性がない。
・トッド(演:イアン・ベルチャー)
オタクのハッカー。大統領がたまたま会う都合の良すぎる人物でした。
イアン・ベルチャーは20作ほどに出演し、テレビドラマやテレビ映画で活躍する。
途中でガールフレンド的なハッカーを呼んで、彼の役目はただの案内だった。
・ブルーベイカー(演:ガーウィン・サンフォード)
副大統領。侵略者に対して慎重な大統領と違って攻撃を積極的に行おうとする。
ガーウィン・サンフォードは代表作に『追跡者』や『トールマン』などがあります。
分かりやすい強行派として登場して、無能な副大統領として活躍してくれた。
感想
個人的な評価
アルバトロス・フィルムが配給している作品だから、どんな内容か予想ができる。
もうタイトルから分かるように、あの『インデペンデンス・デイ』を彷彿とさせる。
その続編が公開されるという事で、本作が午後のロードショーで放映されたのだろう。
ただ、これでは多くの人が本家だと思って鑑賞したら、全然違うというガッカリ感を味わった事だろう。
これこそがアルバトロス・フィルムのマジックで、これこそがアルバトロス・フィルム最大の特徴と言えます。
全体的に安っぽいのは当然だが、そのせいでストーリーも緊迫感が一切ありません。
SF映画は低予算ではやっちゃいけないという教科書とも言える作品です。
まず侵略者は当たり前のようにCGであるが、すべてが安っぽいからショボイです。
アメリカ空軍が立ち向かうけど、やっぱり、CGがショボイから迫力がない。
『インデペンデンス・デイ』を連想させるような構造だが、製作費の違いでこれほど天と地の差が生まれるのは逆に面白い。
ゼイタクな製作費で迫力ある映像が作れるからこそ、SF映画というのは映えます。
それがよく分かる作品であり、終始に渡ってショボイ感じを貫いているのは逆にスゴイ。
何一つ惹かれるような要素がなく、新鮮味もないので、観るだけ時間のムダの作品。