ザ・パラサイト/寄生する獣 RE-3302

作品紹介

公開年月  2018/08/07
ジャンル  パニック/アクション
原作  なし
監督  ジェレミア・キップ
脚本  ジェレミア・キップ、カルロス・キース
製作  カルロス・キース
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

アメリカ東海岸で頭が内部から破裂したような遺体が発見される謎の変死事件が続発する。
調査に乗り出した女性科学者のルイザは、未知の「寄生生物」の存在を確認し、寄生された人間はゾンビのように狂暴化し、最後は脳を食い荒らされて死に至るという。
CIAも事態の隠蔽に奔走するが、すでに手遅れとなってしまい、人類に破滅をもたらす侵略は開始されるのだった。

登場人物&出演者

ルイザ・モレイラ博士(演:ナナ・ゴウベア)
主人公。心理学と文化人類学を専攻する。南アフリカでの研究でチームの一人となった。
ナナ・ゴウベアは代表作に『Blood Circus』、『Linea De Sangre』などがあります。
他の同僚と違った視点で変死事件を研究していて、ホームレスが残した資料を読み漁る。
激しい頭痛を起こしながら真実にたどり着くが、寄生された人間たちが世界を破壊していく。
ホームレスだったトミーの連れ去られた母親だと判明し、ようやく自分の正体を知る事に。
最後は海にいた寄生生物の親玉と意思疎通して、カメラに向けて勝利を宣言していた。

トミー(演:ジョニー・ボーチャンプ)
海岸に住んでいる若いホームレス。周りからキチガイ扱いされ、自分を預言者だと自称する。
ジョニー・ボーチャンプは代表作に『ストーンウォール』、『NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム』などがあります。
課題の一環で映画を撮っていた学生に話しかけられ、喜々として手製の資料を見せていた。
学生に寄生生物を与えて殺すと、何者かと会話をしながら、どこかへ姿を消してしまう。
実は数十年前に父親が何者かに殺され、母親を連れ去られたと証言して病院を転々とした。
最後はルイザが母親だと判明して、自分を捨てたとして怒るが、和解して仲間を引き連れた。

マイケルズ刑事(演:トム・サイズモア)
学生が変死した事件について捜査をしていた。仲間の学生を捕まえて必死に尋問していた。
トム・サイズモアは近年の出演作に『クロス/悪党どもの逆襲!』、『オーバーロードZ』などがあります。
尋問していた学生がマトモに会話ができず、銃を奪われて目の前で自殺を遂げてしまう。
ルイザの研究室に軍がやって来て、彼女がピンチを迎えるとなぜか登場して助けてくれた。
最後はルイザの資料を要求するも拒否され、すぐに理解してそのままどこかへ立ち去る。

フランク博士(演:エリック・ロバーツ)
変死事件について調査するチームを監督する責任者。チームが議論を交わす時はいません。
エリック・ロバーツは近年の出演作に『アルマゲドン2020』、『ロード・オブ・モンスターズ』などがあります。
一人だけ違った視点で調査するルイザと話して、寄生生物について彼女の見解を聞いていた。
顔色の悪いルイザの研究を止めるべく、責任者として彼女に休暇を与えて離れれる事を提案。
最後はサンプルとして監禁していた女が脱出して、抵抗する事もできずにあっさり殺された。

感想

個人的な評価

本作はみんな大好きアルバトロスが配給している作品となります。
多分、同じ時期に全世界で話題となった『パラサイト/半地下の家族』に合わせて発売とレンタルをしていると思われます。
言うまでもなく低予算映画となりますが、これはなかなかのゴミ映画という具合でした。
予算がないのでクリーチャーのCGは仕方ないにしても、脚本や演出に関しては努力次第では面白いモノは作れます。
しかし、本作は完全なる製作側の自己満足だけで終わっていて、第三者が鑑賞して楽しむという事を想定して作られていません。
物語のほとんどが主人公となる年増のババアがカメラに状況を説明して、段々とおかしくなっていく拷問を提供してくれます。
ハッキリ言って、年増のババアが美人なら耐えられますが、残念ながら数分見ているだけでイライラしてくるぐらいしつこいです。
映画というのは状況をセリフやナレーションで説明するのではなく、映像や登場人物たちの動きで説明するべきである。
ですが、本作はそんな基本的な手法を放棄して、最も安易なやり方に落ち着いてしまい、そこにも面白くしようとする工夫がまったくありません。
CIAエージェントが別の視点で主人公を監視していますが、年増のババアの水着姿などマニア以外は誰も求めていません。
一応、こんな低予算でも裸の女性が出てきますが、寝ているのにオッパイの形が崩れないという豊胸丸出しすぎて微妙でした。
ラストに向けて主人公の正体が分かっていく展開だが、ハッキリ言って、そんな事はどうでも良くなるぐらい拷問レベルでつまらないです。
寄生された人間をゾンビっぽくしているが、そこら辺の設定もちゃんと練っていないから何がしたいのか分からないです。
あと、こういう作品の常連となっているエリック・ロバーツとトム・サイズモアが出ていますが、相変わらずの小銭稼ぎで目立ったところはなかったです。