作品紹介
公開年月 | 1986/08/01 |
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ジャンル | SF/アクション |
原作 | スティーヴ・ガーバー(原作)、ヴァル・メイエリック(作画) 『Adventure into Fear #19』 |
監督 | ウィラード・ハイク |
脚本 | ウィラード・ハイク、グロリア・カッツ |
製作 | グロリア・カッツ |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
遠くの天体を観測する為に開発された高エネルギー砲。
ところが思わぬアクシデントにより、遙か彼方の惑星から知的なアヒル、ハワードを呼び寄せてしまう。
彼と出会ったベヴァリーはジェニング博士の協力を得て、ハワードを元の惑星に送り返そうとする。
だが、ハワードと同時に宇宙の深淵に封じ込められていた暗黒魔王も地球に呼び寄せていた。
地球を支配しようとする暗黒魔王をハワードは止めようとするのだった。
登場人物&出演者
・ハワード(演:エド・ゲイル、声:チップ・ジーン)
・ベヴァリー(演:リー・トンプソン)
・ジェニング博士(演:ジェフリー・ジョーンズ)
・フィル(演:ティム・ロビンス)
・ウェルカー(演:ポール・ギルフォイル)
感想
個人的な評価
元々はマーベル・コミックの漫画ですが、実写化にあたって相当脚色されています。
アメコミ好きなオイラだが、この『ハワード・ザ・ダック』のコミックは見た事ないです。
何より本作は脚色のおかげで、あのIMDbでワースト100作品の中に入ってしまいました。
そんな大失敗となった作品に『スター・ウォーズ』で知られるジョージ・ルーカスが『インディ・ジョーンズ』の関係で製作総指揮しています。
間違えなくジョージ・ルーカスにとって本作は黒歴史としか言えない作品となっていました。
さて、物語は遠くの天体を観測する為に開発された高エネルギー砲の思わぬアクシデントで知的なアヒル・ハワードを呼び寄せてしまう。
そんなハワードと出会った少女ビバリーは研究室の助手フィルの協力を得て、彼を元の惑星に送り返そうとする。
だが、ハワードは同時に宇宙の深遠に封じ込められた暗黒魔王も地球に降り立っているのを知る。
地球に訪れた危機の為にハワードは暗黒魔王を倒そうと奮闘するのであった。
タイトルにもなっていて主人公であるハワードだが、着ぐるみなので顔が出ない俳優のエド・ゲイルが演じ、声にはチップ・ジーンという人物が務めています。
現代ではフルCGで再現されるかもしれないけど、当時は着ぐるみだが、完成度としては悪くないと思います。
ただ、吹き替えで鑑賞してしまい、担当していたのは所ジョージで、最初から最後まで所ジョージの顔がずっと思い浮かんでしまいました。
そんなハワードを手助けするビバリーを演じるのはリー・トンプソンです。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で一躍有名となっているが、本作では本当に可愛らしい女性と言えます。
で、二人を手助けする研究室の助手フィルを演じるのはティム・ロビンスです。
『ショーシャンクの空に』などの名作で知られるティム・ロビンスも、本作によって見事に最低助演男優賞にノミネートしてしまいました。
何よりティム・ロビンスは作品の出来の悪さを自覚していたようで、試写の最中では「嫌な汗が出た」とまで言ったぐらいです。
オリジナルの作品としては中の下ぐらいだと思いますが、コミックのイメージやジョージ・ルーカスの名前によって評価を大きく下げた作品だと言えます。
多くの人が期待していただけに、その出来上がりがあまりにもヒドイので、世間では酷評された作品だと思います。
子供向けの作品とは言え、ちょっとばかり下品なネタがあって、子供が観るにもあまりオススメはできないかと。