作品紹介
公開年月 | 2012/11/15 |
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ジャンル | コメディ |
原作 | なし |
監督 | ピーター・ヒューイット |
脚本 | アーロン・ギンズバーグ、ウェイド・マッキンタイア |
製作 | リサ・デンバーグ |
製作国 | アメリカ、カナダ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
都会から田舎へと引っ越してきたゲーム大好き少年フィンとその家族。
ある日、一家は母親の上司が主催するクリスマス・パーティーに招待されるも、姉の反抗期に巻き込まれて留守番をする事に。
ところが、引っ越した家の地下にある金庫に保管されている絵画を盗み出そうとする泥棒がやって来る。
そこでフィンは我が家を守るべく自作のトラップを仕掛けて迎え撃つのだった。
登場人物&出演者
【バクスター家】
・フィン(演:クリスチャン・マーティン)
主人公。現実の友達がおらず、ゲーム大好きな少年。引っ越した家で幽霊を見たと言い張る。
クリスチャン・マーティンは代表作に『ブレンダン・フレイザー/追撃者』があります。
何かと幽霊に怯えていて、捕まえようと自作のトラップを作るほどの才能を持つ。
最初は幽霊だと思っていたヤツらが泥棒と知って、彼らを退治しようとするお決まりの流れ。
自作トラップが作れる伏線を活かして対処するけど、如何せんスケールダウンしている。
オンライン対戦していたサイモンと仲良くなるも微妙なエピソードだった。
・アレクシス(演:ジョデル・フェルランド)
ヒロイン。フィンの姉。典型的なティーンエイジャーの反抗期中である。
ジョデル・フェルランドは代表作に『サイレントヒル』、『ゴースト・ハウス』があります。
引っ越した事に苛立っていて、それで母親とケンカをして留守番をする事になる。
地下室にある金庫の中にある部屋に閉じ込められるが、それ以外の役回りがなかった。
・キャサリン(演:エリー・ハーヴィー)
フィンの母親。新しい会社で部長となって田舎町へ引っ越す事になる。
エリー・ハーヴィーは代表作に『妖精ファイター』などがあります。
ゲーム好きの息子、反抗期の娘に頭を悩まし、パーティーに行く前に大喧嘩する。
ケンカしたけどやっぱり母親で、仕事をクビになっても子供たちに会いたいと主張する。
・カーティス(演:ダグ・マーレイ)
フィンの父親。妻が新しい会社で部長になって一緒に引っ越す事となった。
ダグ・マーリーは代表作に『ロビン・ウィリアムズのもしも私が大統領だったら』、『ハリエットはティーン・スパイ』があります。
終始に渡って妻に尻を敷かれるタイプで、バクスター家の大黒柱とは言えない。
ゲームばかりするフィンを外に連れ出そうとするも、自分自身もアウトドアが苦手。
【絵画泥棒の一味】
・シンクレア(演:マルコム・マクダウェル)
バクスター家が購入した家の地下に隠されている絵画を狙う泥棒のリーダー。
マルコム・マクダウェルは近年の出演作に『エグザム:ファイナルアンサー』、『サイレントヒル:リベレーション3D』があります。
数々の作品に出演し、『時計じかけのオレンジ』では強烈なインパクトを与えた。
そんなベテラン俳優がこのような作品に出演している事が貴重だと言える。
さすがにトラップで痛い目に遭うのが代役だが、ボロボロになる展開は面白い。
・ジェシカ(演:デビ・メイザー)
シンクレアと組む。主に見張り番をする。以前組んだ金庫破りとの失恋で傷心気味。
デビ・メイザーは代表作に『ベートーベン2』、『タキシード』などがあります。
何かと前の金庫破りとの恋を思い出して悲しむが、仕事は真面目にやるタイプ。
フィンのトラップにより髪の毛が角、鼻先が赤くなって、トナカイのようになる。
・ヒューズ(演:エディ・スティープルズ)
シンクレアが新たに雇った金庫破り。腕は確かだが頭は少しばかり弱い。
エディ・スティープルズは代表作に『トルク』、『リストカッターズ』があります。
ジンジャークッキーを食べる順番にこだわりを持ち、スマートな強盗は苦手。
フィンのトラップによりまずいクッキーで口を洗おうとして綿を顔に浴びてサンタになる。
【その他】
・サイモン(演:ビル・ターンブル)
フィンと同じオンラインゲームをやっている。独りぼっちのクリスマスを過ごそうとする。
ビル・ターンブルは代表作に『君への誓い』があります。
最初は信じなかったが、フィンの危機になんとか助けようとするも誘拐犯と間違えられる。
・メイソン(演:ピーター・ダクーニャ)
フィンたちが引っ越した隣家に住んでいる男の子。一人で雪遊びをずっとしている。
ピーター・ダクーニャは代表作に『デビルズ・フォレスト/悪魔の棲む森』、『ハウンター』などがあります。
夜遅くまで一人で雪遊びをしていて、フィンの危機にジェシカを倒す活躍をする。
感想
個人的な評価
『ホーム・アローン』はマコーレ・カルキンの主演で大ヒットしました。
クリスマスシーズンには鑑賞したい作品の一つで、何年経っても笑える作品です。
特に1作目と2作目は完璧であり、マコーレ・カルキンの演技力が光っている。
その成功にあやかってシリーズ化され、本作がついに5作目となります。
とは言っても、続編ではなく、3作目以降は似たシチュエーションで展開されている。
本作は両親がパーティーでいなくなり、姉は地下室に閉じ込められ、主人公が泥棒たちを自作のトラップでやっつけていく。
残念ながら本作は劇場版ではなく、テレビ映画にスケールダウンしています。
シリーズを重ねるごとにスケールダウンしているが、本作は一番地味な作品となっている。
しかし、過去の遺産があるので、それを踏まえた展開を見せています。
1作目になかったネットゲームを通じた主人公の友情も取り入れている新要素がある。
ただ、主人公が相手をしたニートみたいなヤツのエピソードが少し弱い。
彼を更生させるような展開になりそうだが、オマケ程度なので意味があまりなかった。
相変わらず泥棒たちはヒドイ目に遭うが、クリスマスを意識したトナカイ、サンタ、プレゼントの演出は面白いと思いました。
何よりマルコム・マクダウェルがこのような作品に出ているだけでも充分でしょう。
シリーズとして地味な作品となったが、過去の遺産をきちんと活かしている。
どうやら本作が完結となるけど、そもそもシリーズは2作目で完結していると思う。