作品紹介
公開年月 | 1989/10/13 |
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ジャンル | ホラー/スプラッター |
原作 | なし |
監督 | ドミニク・オセニン・ジラード |
脚本 | マイケル・ジェイコブス、ドミニク・オセニン・ジラード |
製作 | ラムジー・トーマス |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
レイチェルの運転する車に撥ね飛ばされ、一斉射撃を受けたマイケルは川に流されたどり着いた小屋で浮浪者風の男に助けられる。
1年後のハロウィン前夜、ハドン・フィールド小児病院には幼き頃のマイケルのようになっていたローリーの息子ジェイミーが入院していた。
その頃、マイケルが突然復活して浮浪者の男を殺すと、それに反応するかのようにジェイミーは発作を起こすのだった。
登場人物&出演者
・サム・ルーミス医師(演:ドナルド・プレザンス)
・ジェイミー・ロイド(演:ダニエル・ハリス)
・レイチェル・カラザース(演:エリー・コーネル)
・ティナ(演:ウェンディ・カプラン)
・ビリー・ヒル(演:ジェフリー・ランドマン)
・ベン・ミーカー保安官(演:ボー・スター)
・マイケル・マイヤーズ/ブギーマン(演:トム・シャンクス)
感想
個人的な評価
本作は1989年に公開されたホラー映画です。
この作品はドミニク・オセニン=ジラールが監督を務めています。
ドミニク・オセニン=ジラール監督はテレビ映画を中心に活躍しています。
唯一劇場公開されたのが『オーメン4』で、他は劇場未公開となっています。
本シリーズはハリウッド三大ホラー映画の一つで、数多くの続編が作られています。
『13日の金曜日』や『エルム街の悪夢』はムダに続編が作れているが、本作も同様の道を進んでいます。
しかし、上記の二作品に比べて知名度が低く、その要因としては殺人鬼のインパクトが少し弱いからでしょう。
ジェイソン・ボーヒーズは不死身で怪力、フレディ・クルーガーは夢では無敵など、このような特殊能力はない。
しいて言えば、本シリーズの殺人鬼マイケル・マイヤーズは不死身で怪力を持っているが、ジェイソンほどのインパクトがない。
だけど、『13日の金曜日』や『エルム街の悪夢』は当初のコンセプトから離れ、もはやホラー映画というジャンルで収まらない妙な作品になりましたが。
それはそうと、本作の配給を務めているのはオイラ的にあまり好ましく思っていないJVDのディープレッドです。
観ている者をバカにした作品を自社製作しているし、ゾンビ映画ではふざけたエロに目覚めた中学生のようなアドリブの吹き替えのイメージがある。
本シリーズでは欠かせない人物であるルーミス医師を演じているのはもちろん、ドナルド・プレザンスですね。
前作で一斉射撃にダイナマイトで爆破され、ようやくバトン・フィールドの殺人鬼が死んだとみんなが思っている中でただ一人疑問を持っていますね。
これはルーミス医師の役割であるけど、なんだか今回はマイケルと何かの繋がりを持ったジェイミーに怖いぐらい迫っている危ないオッサンにしか見えなかったです。
もう医者とは思えないルーミス医師はどう見ても、殺人鬼を追う手負いの元警官にしか見えないところまで来ました。
それと前作から登場するローリーの娘ジェイミーにはダニエル・ハリス、姉のレイチェルにはエリー・コーネルがそれぞれ演じています。
さすがに前作だけで充分だったレイチェルは冒頭で早々に死んで、正式にジェイミーがヒロインの座を射止めた事になります。
ただ、ジェイミーは9歳でヒロインの役割としてムリがあり、なんとか穴を埋めようとレイチェルの友人ティナを演じるウェンディ・カプランが代わりとなっています。
ですが、単なるレイチェルの友人ではマイケルとの繋がりが弱く、最初から殺される要員にしか見えなかったのでヒロインとしては物足りない。
展開としても前作と何も変わらず、同じようなパターンで進んでいくので、ルーミス医師とジェイミー以外はただの殺される役にしかならなかった。
何よりどうでもいい登場人物を殺すまでがムダに冗長で、肝心の物語という点ではほとんど中身がなかったです。
結局、前作と本作を足して2で割れば良かったと思わせるような薄っぺらい内容でした。