作品紹介
公開年月 | 2008/07/11 |
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ジャンル | コメディ/ファンタジー |
原作 | ヒュー・ロフティング 『ドリトル先生』 |
監督 | クレイグ・シャピロ |
脚本 | マット・リーバーマン、キャスリーン・ラクシノール |
製作 | ジョン・デイヴィス、ブライアン・マニス |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
ドリトル先生の娘マヤは獣医学校へ通い始め、忙しい日々を過ごしていたが、突然アメリカ大統領からペット“ファースト・ドッグ”の行儀の悪さを直して欲しいという依頼が来る。
そんなホワイトハウスには熱帯雨林保護の条約締結の為、カルンプール国の皇太子が訪問を予定していた。
マヤは動物と話せるという特殊な能力を活かし、ファースト・ドッグのデイジーの相談相手となり、条約締結前に問題を解決しようと奔走するのだった。
登場人物&出演者
・マヤ・ドリトル(演:カイラ・プラット)
・コール・フレッチャー(演:ニオール・マッター)
・ドリアン(演:マルコム・スチュワート)
・コートニー・スターリング(演:エリス・ゲイティエン)
・スターリング大統領(演:ピーター・コヨーテ)
・酔っぱらいサル(声:フィル・プロクター)
感想
個人的な評価
本作は2008年に公開されたコメディ映画です。
この作品はクレイグ・シャピロが監督を務めています。
クレイグ・シャピロは元々脚本家として活躍しているようです。
とは言っても、映画ではなくテレビドラマシリーズの脚本家として参加している事が多い。
映画監督としてはテレビとビデオしかなく、劇場版は残念ながら手がけていないらしい。
代表作らしい代表作に関してはあまり知名度がなく、一応はオルセン姉妹主演の作品を手がけています。
シリーズとして四作目となっていますが、ハッキリ言って製作している意味が分からない。
コメディ映画というのは惰性でシリーズ化される事が多く、大体の場合、三作目以降はおかしな方向へ行ってしまう。
本作は二作目まで劇場公開できるレベルで、前作から一気にスケールダウンしまいます。
一応はシリーズの一作目から出演している娘が主人公に格上げだが、キャラクターが別人になっていてガッカリしました。
今回もその娘が進学してからの物語となるが、なんだか傷口に塩を塗るような行為だとしか思えないような内容です。
本作の主人公は前作に引き続きドクター・ドリトルの娘マヤを演じるのはカイル・プラット。
個人的に前作のキャラクターがあまりにも違和感があったので、本作に関しては不満しかなかったです。
オイラの中では勉強ができる父親譲りの才女というキャラクターをイメージしているので、どうしても本作の設定が気に入らない。
要するにマヤは父親と違って獣医としての知識は皆無で、動物と会話ができるだけのキャラクターに成り下げっている。
もちろん、エディ・マーフィは出演しないし、前作で母親役のクリスティン・ウィルソンすらも降板しています。
それになんだか前作と同じように、なぜかマヤに嫌味を言う女性が登場して、もの凄く既視感がありました。
本作に登場する大物であるアメリカの大統領を演じるのはピーター・コヨーテです。
ピーター・コヨーテはなんと言っても『E.T.』、他に『スフィア』や『バタリアン』の4と5にも出演しています。
さすがは安定したベテランの演技だったが、どうにも大統領よりも大富豪の実業家にしか見えなかったです。
前作もそうだったが、父親はいつも家を留守にしていて、姉のシャリースは存在そのものがなかったような感じになっている。
そもそも『ドクター・ドリトル』のタイトルに意味はなく、個人的には『ドクター・ドリトルの娘マヤ』の方がずっと説得力がある。