レプティリア VD-417

作品紹介

公開年月  2000/11/13
ジャンル  パニック/アクション
原作  なし
監督  トビー・フーパー
脚本  アダム・ギーラッシュ、ジェイス・アンダーソン、ほか
製作  フランク・デマルティーニ、ボアズ・デヴィッドソン、ほか
製作国  アメリカ、メキシコ
鑑賞方法  動画配信サービス

あらすじ

春休みにとある湖へキャンプにやって来た男女8人の大学生たち。
リーダー格のブレイディは高校時代からの恋人で今は別の大学に通うクレアが自分の知らない間に参加していた事に動揺する。
ブレイディが同じ大学の女性と浮気している事がクレアにバレて気まずい空気が流れる中、湖に住むという伝説の巨大ワニが出現するのだった。

登場人物&出演者

ブレイディ(演:マーク・マクラクリン)
主人公。大学生グループの一人。違う大学に通う恋人のクレアが合流して一緒に楽しむ。
マーク・マクラクランは代表作に『ブラッド・フィースト/血の祝祭日2』、『Freshman Orientation』などがあります。
同じ大学のビッチであるサニーと一度寝てしまい、それをバラされてクレアと不仲になる。
巨大ワニに襲われると、急にリーダーみたいな態度でパニックとなるみんなを落ち着かせる。
足をケガするもほとんど影響がなく、保安官たちと合流するも殺されて振り出しになる。
最後はテレビ番組の知識で巨大ワニに対抗し、クレアが孵化した卵を返して生還を果たす。

クレア(演:ケイトリン・マーティン)
ヒロイン。恋人のブレイディとは違う大学に通う。ダンカンの誘いでキャンプに来ていた。
ケイトリン・マーティンは代表作に『When Billie Beat Bobby 』などがあります。
久しぶりにブレイディと会って、知らない人がいても平然とイチャイチャする恥知らず。
ブレイディがサニーと浮気したと知って、一気に冷めて帰ると言ってリュックを大事にする。
巨大ワニに追いかけられてもリュックだけは死守し、浮気相手が食われるのを見ていただけ。
最後は一人だけ無傷で孵化した卵を巨大ワニに返して、軽く小突かれた程度で生還を果たす。

ダンカン(演:クリス・ソラリ)
ブレイディの親友で同じ大学に通う。黙って違う大学に通っていたクレアを誘っていた。
クリス・ソラリは代表作に『Quitters』などがあります。
高校時代にテストのカンニングして退学処分となり、その時にブレイディを道連れにする。
クレアをずっと狙っていたがクズ男呼ばわりされて相手にされず、めげる事なく誘っている。
巨大ワニに追われても虫除けスプレーだけは手放さず、足を噛まれてもずっと吹きかける。
最後は一度飲み込まれるが、虫除けスプレーのおかげで吐き出され、そのまま生還を果たす。

キット(演:ダグ・ライザー)
ブレイディの大学の友達。キャンプする湖に一族がずっと住んでいて、船を借りている。
ダグ・ライザーは代表作に『Three Below Zero』、『The Human Virus』などがあります。
アナベルとは恋人同士で、ブレイディたちが来るまで船でこっそりイチャイチャしていた。
地元に伝わる巨大ワニ伝説をみんなに話すが、誰も真剣に聞いてもらえなくも語っていた。
巨大ワニに襲われると、単なる伝説と信じていなかった事を話すも当然誰も聞いていない。
最後はトラックで逃げようとするもエンジンがかからず、ワニのせいで爆発炎上して死亡。

アナベル(演:ジュリー・ミンツ)
ブレイディの大学の知り合い。キットの恋人でキャンプに飼い犬のプリンセスを連れて来た。
ジュリー・ミンツは代表作に『The Seat Filler』、『It Happened in L.A.』があります。
何があっても飼い犬が最優先でありながら、ちゃんと面倒を見ておらず放置している状態。
クレアとは初めて会うが、飼い犬で頭がいっぱいだけでマトモに会話ができるレベルてある。
巨大ワニに襲われると、飼い犬を抱えて逃げるが、余計な事をしてみんながピンチになる。
最後は避難した雑貨店のトイレで襲われ、逃げ出すも先回りされて食い殺されてしまう。

サニー(演:サマー・ナイト)
ブレイディの大学の友達。頭が空っぽなビッチ。ブレイディを好きになって一度寝ている。
サマー・ナイトは代表作に『Wednesday’s Child』、『Love Comes Softly』があります。
ブレイディに呼ばれたと喜んでキャンプに来るが、クレアも来た事でイチャイチャできず。
隙があればブレイディを狙おうとするが、堂々とイチャイチャするクレアを見て諦める。
巨大ワニに襲われると、足をケガして逃げていて、みんなと合流すると文句を言っていた。
最後はみんなバラバラになって逃げ、枝に足が引っかかりクレアの目の前で食われて死亡。

ハブス(演:グレッグ・ウェイン)
ブレイディの大学の友達。一番調子に乗っていてイタズラをする。サニーが気になっている。
グレッグ・ウェインは代表作に『Malachance』、『Under the Silver Lake』があります。
みんなとバカ騒ぎをして、隙があるならばサニーとイチャイチャしようとするも失敗した、
巨大ワニの卵を見つけて遊んでいて、イタズラでなぜかクレアのリュックに入れていた。
キットの地元に伝わる巨大ワニの伝説を茶化し、誰よりもマトモに話しを聞いていなかった。
最後はキャンプで目を覚まして船に行くが、ブチ切れた巨大ワニに全身を食われて死んだ。

シャーキン(演:テレンス・エヴァンス)
地元でアリゲーターの牧場をやっている。祖父の代からやっていて、誰よりもワニに詳しい。
テレンス・エヴァンスは代表作に『ターミネーター2』、『テキサス・チェーンソー』シリーズなどがあります。
ボーマン保安官に巨大な卵を見せられ、地元に伝わる巨大ワニたと断言して説明していた。
祖父や父親が巨大ワニに殺されたとして、念願の復讐ができるとして意気揚々と狩りに行く。
ボーマン保安官とボートで湖を探し回るが、襲われた人間の痕跡しか発見できずにいた。
最後はブレイディたちを助けて、巨大ワニに復讐しようとするがあっさりと食われて死亡。

ボーマン保安官(演:ハリソン・ヤング)
地元で外から来る人たちに目をつけて面倒ごとを起こさないように注意して回っている。
ハリソン・ヤングは代表作に『プライベート・ライアン』、『プレスリー vs ミイラ男』などがあります。
地元の人間が帰ってこないという通報が入って、ヘリを使って探していて見つからない。
釣り人から人の生首が見つかったと通報によって、ようやく巨大ワニの仕業だと分かった。
ワニの専門家であるシャーキンに状況を伝えて、相手がバケモノだと聞かされても分からず。
シャーキンとボートで巨大を探すが、痕跡だけしか見つからず、ブレイディたちを助ける。
最後は帰ろうとするもボートが動かず、エンジンをかけようとしてあっさりと食われた。

感想

個人的な評価

本作は『悪魔のいけにえ』シリーズや『スペースバンパイア』で知られるトビー・フーパーの監督作品となります。
邦題になっている「レプティリア」とは「爬虫類」を意味していて、本作に登場する巨大ワニの事を指しているのだろう。
トビー・フーパー監督の作品という事で多少は期待しました。
ですが、この人は殺人鬼を描くのは上手いけど、ワニに関してはかなり微妙でした。
低予算映画なのでワニに関して動きに制限があって、CGも少し使っているが効果的な演出になっていなかったです。
この作品の大きな問題として、バカ者(若者)たちに余計なドラマをやったせいで肝心のワニがあまり目立たない。
主人公を含めたバカたちは知能が下半身に集まっているので、マトモな言動すらできずに文句を言いながら逃げ回すだけです。
序盤はバカたちのバカ騒ぎに付き合わないといけないし、それがまったく面白くないから非常にタチが悪いです。
主人公は浮気したクセに被害者ヅラしているところなんか本作を象徴しています。
巨大ワニは安っぽいアニマトロニクスを使っているのか、一つ一つの動きに迫力がなくて鬼気迫る場面でもノンビリ泳いでいるようにしか見えなかったです。
途中で予算を食うCGを使っても微妙な感じになったのはトビー・フーパー監督の限界か見えてしまったと思う。
そして、ほぼ全員が一撃で食われるか、噛まれてもケガするか、逃げてケガする中、ヒロインだけが無傷という状況は見逃しません。
何もしていないし、悲劇のヒロインを気取っているが、浮気が発覚するまで初めて会った人たちの前で平然とイチャイチャする羞恥心のなさに驚かされました。
ちょっとばかりヒロインを厚遇しすぎて、ラストがあまりにも不自然な状況になっている事をトビー・フーパー監督は気付かなかったのだろうかと思ってしまうほどでした。
様々なワニ映画がありますけど、本作に関しては特に印象に残る場面はなかったです。