ダスト・ウォーカー RE-3220

作品紹介

公開年月  2019/11/22
ジャンル  SF/サスペンス
原作  なし
監督  サンドラ・シベラス
脚本  サンドラ・シベラス
製作  トム・ハーバート、グレイス・ルミナト、ほか
製作国  オーストラリア
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

2040年、オーストラリアの人里離れた町近くの砂漠に宇宙からの飛来物が墜落し、謎のウイルスが拡散されてしまう。
ウイルスは人間の脳組織に侵入して意識を乗っ取り、ゾンビ化させる恐ろしいモノで、警官のジョアンナは同僚のルークと事態解決の為に奔走する。
しかし、そこへ今度は正体不明のエイリアンが地球の侵略を開始し、ジョアンナとルークは更なる戦いを強いられるのだった。

登場人物&出演者

ジョアン(演:ジョリーン・アンダーソン)
主人公。地元で保安官として働く。シングルマザーの妹の為に都会から故郷に戻っている。
ジョリーン・アンダーソンは代表作に『ハウス・オブ・インフェルノ』、『パラサイト/禁断の島』などがあります。
妹やその息子の為に何もない田舎よりも、自分が暮らしていた都会の方がいいと主張する。
電波塔の調子が悪く調査していたが、犬の無惨な死体やおかしな住民たちの様子に気付いた。
妹から助けを受けて駆けつけると、娘を殺した男を逮捕するが、状況は掴めないまま迷走。
最後は寄生された住民を処理する怪物に遭遇し、正常な人を助けるように頼み町に残る事に。

サマンサ(演:ステフ・ドーソン)
ジョアンの妹。シングルマザー。地元で教師として働く。何もない田舎をなぜか好んでいる。
ステフ・ドーソンは代表作に『キリング・ゾーン』、『ガーディアンズ/呪われた地下宮殿』などがあります。
何もない田舎より都会の方がいいとジョアンに勧められるが、どうしても行くにならない。
住民の様子に気付いて子供たちと避難するが、無惨に一人が殺されても懸命に守ろうとした。
襲って来るワケじゃないが、寄生された住民に終始ビビっていて、子供たちに励まされる。
最後は子供たちと警察署に待機し、寄生された住民たちを処理する怪物を呆然と見ていた。

ルーク(演:リチャード・デイヴィス)
ジョアンと地元で保安官として働く。町を出るジョアンの代わりとして期待されている。
リチャード・デイヴィスは代表作に『あまくない砂糖の話』、『Oddball』などがあります。
電波塔に問題があってジョアンと調査するも分からず、そのまま警察署で待機していた。
町の住民がおかしくなって様子を探り、隠れていた若者たちを助け出して警察署に戻った。
暴走する寄生された住民たちを正当防衛で倒すが、なるべく発砲しないようにしていた。
最後は寄生された住民を処理する怪物に遭遇し、正体を解明するべく証言するつもりでいる。

ミシェル(演:タリーナ・ナビード)
田舎町にいる数少ない若者の一人。望遠鏡で夜空を見ていたら、飛来する物体を目撃する。
タリーナ・ナビードは本作が長編映画デビュー作となります。
当初は見間違えだと思い誰にも言わず、そのまま仲間たちとバルコニーで過ごしていた。
町の住民たちがおかしくなると、仲間たちと見つからないように気持ち程度に隠れていた。
ルークが助けにやって来るが、みんなが家族を探す為になぜか危険な町を徘徊していた。
最後は寄生された母親に捕まり、怪物に食われるところでジョアンの助命でなぜか助かった。

ビル(演:ベン・モートリー)
町で電波塔の整備をしている。電波塔にあったネズミの死体を触ったせいで寄生される。
ベン・モートリーは代表作に『ランタナ』、『ドリフト』などがあります。
寄生された状態で町に戻ってくると、声をかける人たちを次々と感染させて仲間を増やす。
小学校にやって来ると、そこにいた自分の娘を素手で殺害するも意識が乗っ取られていた。
ジョアンに監禁されていたが、意識を取り戻し、寄生された事を必死に説明していた。
最後は寄生された人間を処理する怪物に捕縛され、吐き出された炎によって焼却処分された。

感想

個人的な評価

本作は『のむコレ3』にて上映された作品となります。
監督、脚本、共同製作を務めるサンドラ・シベラスにとって4本目の作品となります。
『のむコレ』や『未体験ゾーンの映画たち』などに上映される作品は、低予算でマイナーなモノが多く面白さは保障されていません。
そんな本作も低予算の作品となっているが、なぜかレンタル屋では大々的に宣伝されている。
ジャケットのデザインやあらすじでは面白そうな雰囲気ですが、残念ながら本作はゴミ映画に近い退屈でつまらない内容です。
尖ったバカな内容ならばネタにできて別の方向で楽しめたりできますが、本作はマジメに作った故に一番やっちゃいけない展開を見せてくれました。
まさにゴミ映画の典型的とも言えるような内容で、ストーリー、設定、登場人物と基本の部分は何一つ面白くありません。
練ったストーリーがあるワケじゃなく、興味深い設定があるワケじゃなく、魅力的な登場人物がいるワケじゃないです。
すべてにおいて面白さのカケラがないし、何より『SF/ボディ・スナッチャー』をパクっているようにしか思えなかった。
あまりにも『SF/ボディ・スナッチャー』に酷似しているが、演出は圧倒的に本作の方がつまらないのは言うまでもないです。
得体の知れない何かに住民が寄生され、ワケが分からないまま正常な人たちを襲って来る展開に工夫も何もありません。
結局、それだけじゃ間が持たないのでクリーチャーを登場させますが、こちらに関してもハッキリした説明がなく、強引に問題を片付けてくれる為だけに出てきました。
果たして本作はちゃんと考えて作っているのか疑わしくなるほど雑であり、どう考えても『SF/ボディ・スナッチャー』を観ながら作ったようにしか思えません。
本作は一番ネタに困ってしまうようなゴミ映画であり、すぐに記憶から消え去ってもおかしくないぐらいつまらないです。