キングスパイダー vs メガデストラクター RE-2896

作品紹介

公開年月  2005/01/07
ジャンル  パニック/アクション
原作  なし
監督  ジェフ・リロイ
脚本  ジェフ・リロイ
製作  デヴィッド・スターリン
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

遺伝子組み換え実験で生み出された生物兵器クモ「クリーピーズ」は、ハリウッドを襲撃するとアメリカ軍は原爆攻撃によりロサンゼルスは解決した。
しかし、クモの全滅はできず生き残っており、人間の手によりラスベガスに持ち込まれるも逃げ出してしまう。
そこでアメリカ軍は世界最強の巨大ロボ「メガデストラクター」などを出動させ、一般人を無視してラスベガスを破壊するのだった。

登場人物&出演者

ラッド(演:ウォーレン・マックロー)
エリア51に属している若い軍人。廃墟と化したハリウッドで生き残った子グモを殲滅する。
ウォーレン・マックローは代表作に『Loaner』、『I’m OK』などがあります。
子グモが持ち出されラスベガスで逃げ出されると、アスティンとメガデストラクターで出動。
その際に将軍から止められた外部への情報漏洩を平然とやって、アスティンから警告される。
アスティンが倒れると一人でメガデストラクターを操縦し、クリスティンを助けようとする。
最後は見事にキングスパイダーを倒し、元カノのクリスティンを助け出して街を脱出した。

アスティン(演:コービン・ティムブルック)
エリア51に属しているベテラン軍人。過去に二度もクモ退治に失敗している経験を持つ。
コービン・ティムブルックは代表作に『マン・イーター/秘められた罠』、『宇宙生物X』などがあります。
小型の原爆が爆発したハリウッドで防護服も着けずに平然と子グモたちの殲滅をしていた。
ベガスを心の底から憎んでいて、妻がギャンブル漬けとなって軍の方針で自ら始末している。
街を破壊しまくっていたが、巨大グモの放った酸的なモノを食らって右顔面が焼け爛れる。
最後はパニック状態になってラッドに殴られ、そのまま目を開ける事なく死亡していた。

クリスティン(演:スター・ハンセン)
ラッドの元カノ。ラスベガスにあるカジノホテルでウェイトレスとして働いている。
スター・ハンセンは本作が長編映画デビューとなります。
守秘義務を当たり前のように放棄したラッドから連絡を受けるが、まったく信じてもらえず。
巨大クモを退治しようとした戦闘機がホテルに墜落し、他の生存者とともに脱出を図る。
ラッドと電話が繋がって生きている事を報告して、なんとか助けに来てもらおうとした。
最後は金庫に入って子グモから避難し、助けに来たラッドによって街を脱出した。

ブルーク(演:ジーナ・バロナ)
カジノホテルで行われていたポーカー選手権の司会を担当。ラスベガスのPRもしていた。
ジーナ・バロナは代表作に『The Witch’s Sabbath』、『Gameface』などがあります。
エルヴィスに扮したチャックが早々に負けると、彼を小バカにした言葉で試合を実況する。
戦闘機がカジノに突っ込み子グモに囲まれた状態になり、瓦礫の中からようやく出てくる。
ホテルから脱出するべきだと訴えたジェフに賛同し、金庫に続く道を彼らに教えていた。
最後は金庫までクリスティンと逃げ、助けに来たラッドによって街から無事に脱出した。

ジェフ(演:グレゴール・コリンズ)
ラスベガスで一山当てようとグレッグとやって来た。ポーカー選手権の中継でカメラに映る。
グレゴール・コリンズは代表作に『The Witch’s Sabbath』、『Goodbye Promise』などがあります。
圧倒されるカジノの雰囲気に戸惑っていると、グレッグに仕方なく100ドルを貸していた。
戦闘機がカジノに突っ込み子グモに囲まれた状態になると、リーダーとなって脱出を提案。
安全な金庫に向かうも金を掻き集めるグレッグと彼を引っ張るエルヴィスが食われて諦める。
最後は子グモに噛まれて感染するが、クリスティンの判断で一緒に金庫に避難して助かる。

グレッグ(演:エリック・コフィン)
ラスベガスで一山当てようとジェフとやって来た。カジノを破産させるつもりでいる。
エリック・コフィンは代表作に『The Witch’s Sabbath』、『Blood Legend』があります。
ジェフから100ドルを借りて3倍にすると意気込むが、間違えてチップで渡して無一文になる。
戦闘機がカジノに突っ込み子グモに囲まれた状態なっても、お金に目がなく金品を漁った。
最後は金庫へ逃げる時も金品を掻き集めるが、出遅れてしまいエルヴィスとともに食われた。

エルヴィス/チャック(演:ランダル・マローン)
カジノホテルでエルヴィスに扮して働いている。ポーカー選手権の試合に出場していた。
ランダル・マローンは代表作に『エイリアンアタック!』、『ブラックナイト/リターンズ』などがあります。
一攫千金を夢見て試合にかけていたが、早々にチップを全部使い果たして敗退してしまう。
その際にブルークから皮肉を言われると、怒りながらも彼女をさり気なく触っていた。
戦闘機がカジノに突っ込み子グモに囲まれた状態になり、何もできずに棒立ち要員となる。
最後は金庫に向かうところでグレッグが止まり、彼を連れ出そうとするも一緒に食われた。

セバー(演:ローレン・ポール)
エリア51から派遣された捜査員。子グモが施設から持ち出されて犯人を相棒と追っていた。
ローレン・ポールは代表作に『Hunger Point』、『Confessions of a Womanizer』がある。
カジノホテルに子グモが逃げ込むと、支配人に事情を話して異変が起こるまで待機する。
相棒が子グモに噛まれると、迷う事なくロケット砲をぶっ放してホテルの一室を破壊する。
結局子グモに噛まれて感染するが、クリスティンたちのいるカジノにたどり着いて警告した。
最後は子グモの侵入を阻止するべくガスボンベを撃つが、結局は大量の子グモを生み出した。

マクギンティー将軍(演:ロバート・アンブローズ)
エリア51に属している老練の軍人。ハリウッドではメガデストラクターを一人で操縦した。
ロバート・アンブローズは代表作に『悪いことしましョ!』、『A Winter Rose』がある。
子グモがラスベガスに持ち出された情報を受け取り、アスティンとラッドを任命した。
自身はメーサー砲車に乗って、メガデストラクターの援護という形でラスベガスに向かう。
部下が無茶をしてメーサー砲車の光線が反射して自爆するが、なぜか同じ事をして退治した。
最後は燃料切れになってしまい、残り一匹に突っ込んで自爆して世界を救う事になる。

感想

個人的な評価

本作はジェフ・リロイ監督の『キングスパイダー』の続編となります。
もちろん、今回もみんな大好きアルバトロスフィルムが配給しています。
誰も待っていなかった続編の登場となりますが、前作よりは製作費が増えているようです。
本作でもオモチャが多用されているが、なんだか日本の特撮みたいな感じになっている。
しかしながら、日本の特撮とは比べ物にならない艇クォリティなのは否めません。
やはり、前作と同じように本作はジェフ・リロイ監督が持っている私怨で、破壊と虐殺をもたらしています。
実際に登場する軍人もラスベガスを破壊する事に喜びを感じるようなセリフもあります。
当然のように前作とまったく同じパターンでクモよりも軍人たちの方が被害を出しています。
いくら危険なクモの退治という大義名分があったにしても、あそこまで破壊の限りを尽くすのは恐ろしすぎます。
しかも、まったく気負いする事なく、逆に楽しんで破壊しているところがなかなかでした。
それで本作で登場する人型ロボットのメガデストラクターは、明らかにメカゴジラを意識したデザインになっています。
ただ、歩く時のぎこちないところは、なんとかならなかったのかと思わせるほどバランスが非常に悪いです。
戦闘のシーンも子供がロボットや人形をぶつけ合うような遊びみたいで、真面目に鑑賞しているバカバカしくなるレベルです。
前作はヒドイ内容でしたが、本作も負けず劣らずヒドイ内容であり、普通に鑑賞するのはオススメしない作品でした。