ボーンシックネス/最怖ゾンビ軍団 RE-2890

作品紹介

公開年月  2004/04/13
ジャンル  ホラー
原作  なし
監督  ブライアン・ポーリン
脚本  ブライアン・ポーリン
製作  ブライアン・ポーリン、リッチ・ジョージ
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

謎の奇病に冒され、骨髄を損傷したアレックスは自宅療養を続け、妻のクリスティンは友人のトーマスから特効薬をもらう。
この特効薬は死んだ人間の骨髄から採取したモノで、飲み続けたアレックスは次第に体中から蛔虫が湧いてゾンビ化する。
その後、街で謎の殺人事件が相次ぐと人々はゾンビと化し、政府は特殊部隊を投入して治安回復を図るのだった。

登場人物&出演者

クリスティン・マクネティ(演:ダリア・ザピンスキー)
在宅ワークをしながらアレックスを看病する。金髪巨乳。トーマスから薬をもらっている。
ダリア・ザピンスキーは代表作に『ブライダル・ウォーズ』、『Anything for Love』などがあります。
トーマスからの薬は遺体から調合していると知るが、夫の為に黙って受け取っていた。
一向に良くならないアレックスにストレスを溜めていたが、オナニーをして解消していた。
トーマスが新鮮な死体を切り刻む現場を見て驚くが、アレックスが治る為ならガマンをした。
最後は腐食人間と化したアレックスに襲われ、家に侵入してきたゾンビに食い殺された。

アレックス・マクネティ(演:リッチ・ジョージ)
クリスティンの夫。骨髄を損傷して自宅療養している。治療できないとして諦めている。
リッチ・ジョージは代表作に『Dead Girl on Film 』、『ブラッド/血肉のいけにえ』などがあります。
クリスティンから与えられる薬を信頼して服用するが、副作用で吐血と蛔虫を吐いてしまう。
容態が段々と悪化していくと、蛔虫やウジ虫を吐き出してしまい、なぜか首を固定される。
人間の骨だけを食べる体になってしまい、クリスティンを殺し、トーマスまで殺した。
最後は墓場の食人鬼に見つかると、ゾンビたちを操った彼らに殺されて食われてしまう。

トーマス・グレンジャー(演:ブライアン・ポーリン)
アレックスとクリスティンの友人。死体安置所で雑務をしている。死体の骨を盗んでいた。
ブライアン・ポーリンは代表作に『Dead Girl on Film』、『ハードスプラッシャー』などがあります。
アレックスの為に骨髄液を無断で盗んでいて、妻のアンドレアには内緒にしていた。
墓地の死体ではアレックスは良くならないと理解し、安置所から新鮮な死体を盗み出した。
タンスの底からクリスティンの下着姿の写真が出てくると、アンドレアに問い詰められた。
最後はゾンビと化したアレックスに襲われ、骨だけになって動くも砕かれて死亡した。

アンドレア・グレンジャー(演:ルビー・ラロッカ)
トーマスの妻。客室乗務員をしている。別の人と担当を変わったので予定より早く帰宅した。
ルビー・ラロッカは代表作に『シャドウ』、『ザ・ロスト/失われた黒い夏』などがあります。
トーマスが秘密の薬をクリスティンのあげているのを知らず、単なる友人だとして認知する。
タンスの底からクリスティンの下着姿の写真を見つけると、トーマスに問い詰めていた。
最後は襲ってきた墓場のゾンビに囲まれてしまい、抵抗もせずにただ食い殺された。

シークレスト(演:ケヴィン・バーバラ)
刑事。墓場で仲間が殺された事件を追っていた。更に近所で起きた殺人事件も捜査する。
ケヴィン・バーバラは代表作に『Fetus』、『Milwood』などがあります。
その過程でトーマスを尋問するが、明らかに怪しい言動に容疑者として疑っていた。
最後はアレックスから話しを聞こうとするが、襲われて彼の食事にされてしまう。

感想

個人的な評価

本作はあのJVDディープレットから出ている作品となります。
このレーベルは吹き替えを用意しているが、中学生が好きそうな下ネタのアドリブを交えたモノが非常に多いです。
そんな本作は当然のようにアドリブが連発しているが、下ネタはあまり使っていなかった。
そもそも、本作は終盤ではほとんどセリフがなく、ゾンビによる人体破壊がメインとなってしまっていたせいだろう。
本作はあくまでエログロな描写が中心となっていて、その真骨頂が終盤に詰められている。
前半は主人公という立ち位置のクリスティンが夫を介抱するシーンが続き、そこに禁断の薬を用意する友人のトーマスが出てくる。
まず、このクリスティンとトーマスが友人であるが、それ以上の関係じゃないけど、ハッキリさせていません。
それにトーマスの目的はアレックスの回復だろうけど、なぜそこまで必死になっているのか明確な理由がありません。
このように主要人物の関係性が不透明なので、終盤では適当な展開になってしまったと思う。
どっちにしても、深くまで考えているワケじゃないから、ラストがセリフがほとんどない展開になるのは必然だったのかもしれない。
何より製作側であるトーマスを演じたブライアン・ポーリンと、アレックスを演じたリッチ・ジョージがみせたいモノがハッキリと分かります。
前半ではクリスティンやアンドレアと言った主要キャストにはおっぱいを出させて、一気に興味を引かせる戦略が見えました。
その調子で期待していくと、今度は本当に魅せたい人体破壊を永遠と繰り返していきます。
とにかく、ゾンビによる人体破壊は何分も続く上に同じような場面が繰り返されるので、驚くほどに飽きてしまいます。
そこまで魅せたかったのは伝わったけど、どう考えても尺のムダ使いにしか感じられない。
それで主要人物たちが一通り死んでも作品は終わらず、なぜかクライマックスでは激しいアクションが用意されていました。
多分、本作で一番金がかかったシーンだろうけど、そこに金をかけるなら、もっと別のところで使うべきだというツッコミは入れるしかなかった。
カークラッシュとか、スタントをキッチリやっているが、それよりもストーリーをもっと練ってくれと思わせてくれました。
本作は序盤のおっぱいサービス、終盤の人体破壊、クライマックスのアクションと意外にも魅せてくれる作品でした。
ただし、あくまでJVDディープレッドのクォリティーと考えた上なので、決してオススメできるほどの作品ではなかったです。