世界侵略:ワシントン決戦 RE-2989

作品紹介

公開年月  2019/03/02
ジャンル  SF/アクション
原作  なし
監督  ロブ・パラティーナ
脚本  マーク・アトキンス、クリスチャン・ブッチャー
製作  デヴィッド・マイケル・ラット
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

20XX年のアメリカ独立記念日、エイリアンの侵略が開始され、米軍の攻撃は歯が立たず大統領専用ヘリが撃墜されてしまう。
パトリックとルークの父子は墜落したヘリから大統領を救出し、共に戦う事になる。
実は政府は地球に亡命してきた異星人の存在を機密にして、彼らが持ってきたUFO母船の装置が起動して地球を壊滅させようとするのだった。

登場人物&出演者

パトリック・ベネット(演:マシュー・ポールカンプ)
ベネット家の大黒柱。海兵隊の衛生兵として22年間務めた。常に冷静な行動力を持っている。
マシュー・ポールカンプは代表作に『Recession Proof』、『ジオディザスター』がある。
上空に宇宙船を発見すると、すぐに危険だと判断して安全な小屋への避難を妻に言い渡す。
ルークと合流する為に教会へ向かうが、道中でエイリアンに遭遇するもなんとか回避をした。
一般人なのに大量の武器を所持していて、家に来たエイリアンたちを無傷で撃退していく。
最後はルークとともに宇宙船へ乗り込んで、装置を仕掛けて破壊して無事に生還をした。

・レイチェル・ベネット(演:クリスティーナ・リッチャルディ)
ベネット家の母親。独立記念日という事で料理を作った。パトリックに劣らずタフな性格。
クリスティーナ・リッチャルディは代表作に『アリス vs モンスター・スクワッド』、『グリム・アベンジャーズ/タイム・ウォーズ』などがあります。
上空に宇宙船を発見すると、パトリックの言葉に従って避難する為の準備をすぐに行う。
ルークと合流する教会の道中でエイリアンに遭遇し、足を負傷して異常に痛がっていた。
足を負傷したせいで足手まといになるが、その度にパトリックが戦力外通告されるも聞かず。
最後は宇宙船を破壊するパトリックとルークが生還し、足を引きずりながら二人を迎えた。

・ルーク・ベネット(演:ブランドン・ジョンストン)
ベネット家の一人息子。ペイジは恋人未満友達以上の関係。プログラミングの知識がある。
ブランドン・ジョンストンは代表作に『Walk to Vegas』などがあります。
ワシントン郊外の湖でペイジたちと楽しんでいた時にエイリアンの侵略を知って逃げる。
簡単に軍のネットワークに侵入できるハッキング能力を持ち、後に大統領たちと合流する。
ペイジとともに装置を起動させ、責任を感じてなんとか止めようとするも徒労に終わる。
最後は宇宙船に乗り込んで装置を仕掛け、脱出してから見事に破壊して人類を救った。

ペイジ(演:ベッツィ・マッキンリー)
ルークの友人。恋人未満友達以上の関係にある。両親はフランスに一ヶ月ほど旅行している。
ベッツィ・マッキンリーは本作が長編映画デビュー作となります。
両親の事はあまり好きじゃないが、ルークの両親にはなぜか気に入られているという。
ルークと同じく見た目のワリにプログラミングの知識を持ち、装置を調べる彼を手伝った。
装置の解明をしているとルークとともに起動させてしまい、スミスに怒られてしまう。
最後は棒立ち要員となってエイリアンを花火で倒す程度のサポート役として活躍していた。

スミス大佐(演:アリエル・ヘイダー)
アメリカ軍の技術兵。6年前に亡命してきたエイリアンの装置や言語の翻訳を任されている。
アリエル・ヘイダーは代表作に『Love’s a Bitch, and Then You Die』、『Recovery』などがあります。
あくまで装置を守る事を第一にしており、民間人に対して機密事項として多くを語らない。
大統領と逃げている道中でルークたちに合流し、ネットワークが使えるので一緒に向かった。
何かとベネット家を信じておらず、亡命したエイリアンの警告も無視していたという。
最後は失態を挽回するべく宇宙船の爆破を試みるが、突然登場したイカの怪物と心中した。

ドレイパー大統領(演:テリー・ウッドベリー)
黒人の大統領。大統領に就任する前からエイリアンとの接触があった事を就任後に知る。
テリー・ウッドベリーは代表作に『Hell on the Battleground』、『アトランティック・リム』などがあります。
装置を奪い返しにやって来たエイリアンにミサイルを撃ち込むも失敗して逃げるハメになる。
ヘリを撃墜されるもかすり傷程度で済み、逃げていたルークたちと合流して彼の家に行く。
大統領という身分であっても、ベネット家には正直に何が起きている話して協力を求めた。
最後は大統領らしく演説をして、主にサポートをして宇宙船の破壊をベネット親子に任せた。

感想

個人的な評価

本作はみんな大好きアルバトロスとアサイラムがタッグを組んだ作品となります。
当然のように本作は『世界侵略:ロサンゼルス決戦』とは一切関係ないです。
タイトルはもの凄く大袈裟であるけど、実際には庭先で起きているようなレベルの物語。
登場人物も片手で数えられる程度で、これが世界侵略に繋がるとは到底思えない。
今回はCGが特にヒドイ部類になっていて、宇宙船はまだ許せても、エイリアンはボカシを入れた状態で登場している。
あまりにも適当すぎる演出に本作のレベルが分かって、一瞬だけエイリアンの顔も出るけど安っぽい造形でした。
とにかく、本作は雑すぎる設定と演出、それに金のかかっていないCGなどやる気がまったく感じられない。
多分、監督も半分は投げやりな気持ちで作っていて、しっかりと作品に反映されています。
アメリカ軍のミサイルには無敵の宇宙船だが、なぜか地上に降りて侵略を開始するが、一般人に倒されるレベルの弱さです。
それに人間の銃で倒せるのはもちろん、花火程度で倒させるようなエイリアンが侵略できるはずもないと思います。
どう考えてもバランスが悪すぎてエイリアンがマヌケにしか見えず、その程度で地球侵略を考えるエイリアンは頭がお花畑としか思えない。
地上に降りたエイリアンは単なる量産型の兵士なら分かるが、どうやら侵略してきた当人たちなのでマヌケさは倍増するしかない。
しかも、宇宙船を破壊するのは『インデペンデンス・デイ』みたいな強引なハッキングによって彼ら自身の爆弾というオチもギャグレベルでした。
本作はツッコミどころ満載のアサイラム製作だけど、ネタにするにも厳しいぐらい見所のない作品でした。