作品紹介
公開年月 | 2014/12/04 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | クリス・サン |
脚本 | クリス・サン |
製作 | クリス・サン、ドミニク・クリッシー、ほか |
製作国 | オーストラリア |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
ジェイソンとミックは女友達のナターシャとメラニーを誘い、幽霊屋敷と噂されるチャーリー農場へ行く事を密かに計画していた。
その農場は1980年代にウィルソン一家が住んでいたが、旅人たちを殺して食べていたという衝撃的な噂が出回っていた。
それを面白がったジェイソンとミックたちは目的地に到着すると、未だに旅人失踪のニュースが後を絶たない農場へ到着するのだった。
登場人物&出演者
・ナターシャ(演:タラ・リード)
主人公。ジェイソンたちがキャンプに行くと計画し、ミックの為に友人のメラニーを誘った。
タラ・リードは近年の出演作に『シャークネード』シリーズ、『シャーク・ショック』などがあります。
バーでチャーリーの農場について地元民の忠告を聞いて、行くべきじゃないと一人だけ主張。
結局はジェイソンたちに従って農場に泊まるが、チャーリーの存在を知ってパニックになる。
トニーやジェイソンが殺され、逃げるも捕まってチャーリーが死体を置く地下室に捕われる。
最後はブルーの銃でチャーリーを倒すが、死んでおらず脱出寸前で腹を刺されて死亡した。
・ジェイソン(演:ディーン・カークライト)
ナターシャの恋人。刺激が欲しくてミックからチャーリーの農場を聞いて密かに計画に乗る。
ディーン・カークライトは代表作に『パッセージ/牙剥く森』、『The Legend of Ben Hall』などがあります。
なぜかナターシャに尻を敷かれているが、なんだかんだで彼女を説き伏せている。
ホラー映画好きでゴードンと話が盛り上がり、ジェイソンのホッケーマスクの所持を自慢。
納屋を見つけ一人で探検するが、チャーリーの姿を見てナターシャに黙るように指示した。
最後は迎えに来たトニーを助けようとしたが、失敗してチャーリーに喉を切り裂かれて死亡。
・ミック(演:サム・コワード)
ジェイソンの友人。いい年をした大人なのに頭の中は中学生みたいな下ネタしかない。
サム・コワードは代表作に『ボア』、『Thicker Than Water』などがあります。
子供の頃にチャーリーの農場を聞かされ、興味本位でジェイソンたちを連れて行く事に。
地元民から忠告されるが、なぜか急にブチ切れて挑発した結果、農場までの道のりを知る。
目をつけていたメラニーといい感じになるが、邪魔したチャーリーにイキがって挑発をした。
最後はチャーリーと裸で対峙するが、チンコを切断され、口に突っ込まれてそのまま死んだ。
・メラニー(演:アリア・ジャックス)
ナターシャの友人でSNSでファンがいると公言。ナターシャたちに誘われ何も知らず参加。
アリア・ジャックスは代表作に『Come and Get Me』、『Daddy’s Little Girl』があります。
元々ジェイソンの計らいでミックとくっ付ける為に呼ばれたが、下品な彼に一切見向きせず。
チャーリーの農場に行くと言われ当初は困惑するも何も考えていないので結局は賛同した。
なぜかミックといい感じになるが、チャーリー彼が殺されると、一目散に逃げ出していた。
最後は結局チャーリーに追いつかれると、抵抗をせず馬乗りにされて顎を引き抜かれて死亡。
・ゴードン(演:デイヴ・ビーミッシュ)
アリッサと一緒に国内旅行を楽しむバックパッカーカップルの男性。赤毛のウルヴァリン。
デイヴ・ビーミッシュは代表作に『The Sultan and the King』、『Shards』があります。
仲間にチャーリーの農場を教えられると、アリッサをなんとか説得してやって来た。
ジェイソンと同じくホラー映画好きで、フレディの爪を所持していると自慢していた。
農場を探検していると、納屋を見つけてアリッサが引く中で一人ではしゃいでいた。
最後は外に出た瞬間、チャーリーの斧を胸に食らって何も言わないまま死亡した。
・アリッサ(演:ゲンナ・シャネル・ヘイズ)
ゴードンと一緒に国内旅行を楽しむバックパッカーカップルの女性。ムチムチな体型。
ゲンナ・シャネル・ヘイズは代表作に『Pop-Up』、『Infección』などがあります。
ゴードンに説得されてチャーリーの農場に来て、ナターシャたちと合流して一緒に探検する。
ナターシャたちと分かれてゴードンと納屋を発見し、さっきまで誰か使った形跡を知る。
最後はチャーリーに見つかり、気絶させられてトラクターのタイヤに頭を潰されて死亡。
・トニー(演:ケイン・ホッダー)
ボクシングヘビー級チャンピオン。ジェイソンと友人でチャーリーの農場を知っている。
ケイン・ホッダーは近年の出演作に『ヴィクター・グロウリー/史上最凶の怪人』、『ザ・プリズン・ブレイク/大脱獄』などがあります。
ナターシャから電話を受けるが、当初は行くべきしゃないとしっかりと彼らに警告していた。
結局はジェイソンに説得され、素直にチャーリーの農場までの道を教えるも警告は忘れない。
ジェイソンたちから連絡がないと心配になり、妻の忠告を無視してチャーリーの農場に行く。
最後はチャーリーと鉢合わせし、拳を振るうも効かず、喉を腕力だけで引き裂かれ死亡した。
・ブルー(演:ロバート・J・マセット)
年老いた地元民。過去にチャーリーの両親と対峙した経験を持っている。
ロバート・J・マセットは代表作に『In Place of Grace』などがあります。
バーで飲んでいたところで、ミックにチャーリーの農場について質問されるも答えなかった。
なぜかブチ切れたミックに罵倒されても、落ち着いた態度で黙ってビールを飲んでいた。
過去に地元民とチャーリーの両親が人殺しだと迫り、有無言わさず父親を射殺した。
最後はナターシャたちを助けるが、背後からチャーリーが投げた斧が背中に刺さって死亡。
・チャーリー・ウィルソン(演:ネイサン・ジョーンズ)
農場の殺人鬼。背骨が曲がっていてマトモに会話ができないが、超人的な怪力と体力を持つ。
ネイサン・ジョーンズは近年の出演作に『スコーピオン・キング5』、『ボア』があります。
過去に両親がバックパッカーを誘拐し、遊んだ挙句に一家で食べていた。
マトモな会話はできないが、言葉の意味はちゃんと理解できる。
両親たちが住民たちに殺されるが、50年間も生きて迷い込んだバックパッカーを殺していた。
最後は因縁のあったブルーも殺し、ナターシャに撃たれるも平然と起きて彼女を惨殺した。
感想
個人的な評価
本作は『ボア』や『拷問男』で知られるクリス・サンが監督、脚本、共同制作をしています。
最近はオーストラリア産の映画が増えているような印象で、ハリウッドとまた違った独特なテイストがあります。
いわゆる田舎に来たバカたちが、地元民に殺殺されるという王道的なパターンの展開となります。
ただ、通常は若いバカたちがメインで殺されていくが、なぜか本作は年齢層が高い。
主演にタラ・リードという時点で殺人鬼映画の醍醐味である若気の至りとは言えなくなる。
どう見てもいい年をした大人たちが、中学生みたいな下ネタを話しながら自ら殺されに行く流れが頭が悪すぎてギャグに見える。
ワザワザ自分から殺されに行く主人公たちが、当然のように主人公だけが特別扱いで一人だけイヤな予感がするという前置きをしてくれます。
ですが、結局は付いていくので他のバカと同程度の頭しかないと分かります。
バーで農場までの行き方を聞くワケだが、親切にみんなから忠告されるが、なぜか逆ギレする展開が意味不明です。
地元民が正論を吐いているのに、主人公側のバカぎなぜあそこまでイキがるのか分からない。
そんなバカたちの行動はどうでもいいが、肝心の殺人鬼であるチャーリーが殺すまで長いです。
90分ほどの作品であるが、劇中でチャーリーが初めて殺すのは1時間を過ぎた辺りで、とてもテンポが悪いです。
しかも、最初に殺されるのは主人公たちが途中で出会ったバックパッカーのカップルという尺稼ぎにも程がある。
ずっと微妙な感じの中で唯一、楽しみにしていたのは、ボクシングのヘビー級チャンピオンという設定のケイン・ホッダーです。
チャーリーを演じているのはネイサン・ジョーンズなので、この2人が対決するところだけは個人的に盛り上がりました。
もちろん、殺人鬼役のネイサン・ジョーンズが圧倒的有利だったが、ケイン・ホッダーに主人公の恋人ジェイソンの名前を呼ばせた演出は嫌いじゃない。
クライマックスではチャーリーか一人ずつ惨殺するが、画面が暗くて何をやっているのか見辛くてどうでも良くなってしまった。
そして、最も問題なのは惨殺されたグロテスクなシーンにモザイクをかけている点です。
まったく意味が分からないし、そもそもモザイクをかけている状況は初めてで、逆に言えば新鮮だが論外です。
そこが最大の見せ場になるのに、モザイクをかける必要性がまったくないと思う。
殺人鬼を扱ったオーストリア映画なら、『ミック・テイラー』が一番だろうな。