作品紹介
公開年月 | 2019/11/15 |
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ジャンル | アクション |
原作 | アイヴァン・ゴッフ、ベン・ロバーツ 『チャーリズ・エンジェル』(リメイク) |
監督 | エリザベス・バンクス |
脚本 | エリザベス・バンクス |
製作 | エリザベス・バンクス、ダグ・ベルグラッド、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
国際機密企業チャーリー・タウンゼント社で“チャーリズ・エンジェル”と呼ばれる特殊訓練を受けたエリート女性エージェントが所属する。
ある日、天才プログラマーのエレーナは、自身が開発した新エネルギー源“カリスト”が兵器に悪用されるのを気付き、エンジェルたちに調査を依頼する。
変装を得意とするサビーナと元MI6のジェーンが命を狙われているエレーナを守りながら調査を進めていくのだった。
登場人物&出演者
・サビーナ・ウィルソン(演:クリステン・スチュワート)
チャーリズ・エンジェルのエージェント。元はお嬢様だが育児放棄される生活を送った。
クリステン・スチュワートは近年の出演作に『ふたりのJ・T・リロイ/ベストセラー作家の裏の裏』、『ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション』などがあります。
家庭での問題で不良のような生活をするが、エンジェルになってからチャーリーに感謝する。
思った事をすぐ口にしてジェーンと連携できなかったが、アジトを爆破されて和解していく。
ジョンが裏切り者だと分かり、チームで彼の計画を止めるべく協力して侵入を成功させる。
最後はジェーンとの連携でホダックを倒し、エレーナを助け、ジョンの野望を打ち破った。
・エレーナ・ハフリン(演:ナオミ・スコット)
エンジニア。カリストのプロジェクトで主任を務めるが、大きな欠陥を不安視している。
ナオミ・スコットは代表作に『チリ33人/希望の軌跡』、『パワーレンジャー』があります。
危険なカリストの発売を止めるべく、内部告発に踏み切るも何者かに命を狙われる事に。
エンジェルたちとカリストを奪還しようとするも失敗し、フレミングの後を追跡する事に。
エンジェルと協力するもジョンに捕まり、人質のせいでカリストの設定を変える事になる。
最後はジョンの野望を打ち破り、ボスレーからスカウトを受けてエンジェルの訓練を受ける。
・ジェーン・カノ(演:エラ・バリンスカ)
チャーリズ・エンジェルのエージェント。元最年少のMI6で失敗してチャーリーが助けた。
エラ・バリンスカは代表作に『Junction 9』、『A Modern Tale』などがあります。
エドガーからトレーニングを受け、エレーナの告発時に刺客の襲撃で死ぬと復讐心を持つ。
仲間を頼らず個人プレーに徹するが、倒れたを心配してサビーナと和解をする事になった。
エレーナを助けるべくブロックのパーティに潜入し、ホダックを見つけて倒そうとする。
最後はサビーナとの連携で応戦し、ホダックの動きを見切ってジョンの野望を打ち破った。
・レベッカ・ボスレー(演:エリザベス・バンクス)
元エンジェルで初のボスレーとなった。引退したジョンサビーナとジェーンに指示を出す。
エリザベス・バンクスは近年の出演作に『ブライトバーン/恐怖の拡散者』、『パペット大騒査線/追憶の紫影』などがあります。
カリストを持つフレミングを追っていくが、途中で連絡を絶って事で裏切り者と言われる。
実際はジョンが裏切り者だとマークするが、対応が間に合わず危うく殺される事になった。
サビーナやジェーンと誤解を解くと、ジョンの野望を止めるべくエンジェルたちを召集する。
最後はジョンに倒されるが、彼の部下をエンジェルたちが眠らせ、カリストを取り戻した。
・エドガー・ボスレー(演:ジャイモン・フンスー)
フランスを拠点にするボスレー。MI6を辞めたジェーンのトレーニングを手伝っていた。
ジャイモン・フンスーは近年の出演作に『シャザム!』、『キャプテン・マーベル』がある。
カリストの危険性を内部告発しようとするエレーナから話を聞くが、刺客の襲撃を受ける。
最後はホダックから逃走するが、運悪く流れ弾が首に当たって車が水に沈んで死亡した。
・アレクサンダー・ブロック(演;サム・クラフリン)
巨大テクノロジー起業の社長。何より金が大好きで、カリストに莫大な費用をかけている。
サム・クラフリンは代表作に『パイレーツ・オブ・カビリアン/生命の泉』、『ハンガー・ゲームFINAL』シリーズなどがあります。
カリストを完成させたフレミングのプレゼンをしっかりと聞いて、大儲けできると期待する。
エレーナが何かを訴えようとしても無視して、積極的に市場へ売り出そうと考えていた。
ホダックを雇った黒幕であり、カリストを盗んだフレミングの勝手な行動を許さない。
最後はアクセス権をジョンに取られ、パーティも台無しになり、悪事がバレて逮捕された。
・ピーター・フレミング(演:ナット・ファクソン)
巨大テクノロジー企業の幹部。エレーナの上司でカリスト開発の責任者として管理する。
ナット・ファクソンは代表作に『バッド・ティーチャー』、『レディ・オア・ノット』などがあります。
あくまでカリストの完成がすべてであり、エレーナの訴える不具合について完全に無視する。
カリストを勝手に持ち出し、投資家に売ろうとする中、エンジェルたちの追撃に気付かない。
最後はカリストの使い方が分からず、用無しとなって護衛役のホダックに殺害された。
・ホダック(演:ジョナサン・タッカー)
タトゥーをした殺し屋。エドガーに内部告発の相談した際、冷徹な視線で殺そうとした。
ジョナサン・タッカーは代表作に『テキサス・チェーンソー』、『スリーデイズ』がある。
逃走するジェーンやエレーナたちを武装した車で追撃し、その結果、エドガーを殺害した。
実はジョンの部下で裏切って勝手にカリストを持ち去ったフレミングの監視役を務めていた。
フレミングを殺害し、カリストを手に入れ、ジェーンに追われるがなんとか振り切った。
最後はブロックのパーティでジェーンと再戦し、動きをすべて見切られて倒されてしまう。
・ジョン・ボスレー(演:パトリック・スチュワート)
チャーリーズ・エンジェルを40年近くスカウトと訓練してきた。円満に退職する事になる。
パトリック・スチュワートは近年の出演作に『クエスト・オブ・キング/魔法使いと4人の騎士』、『LOGAN/ローガン』などがあります。
イギリスに帰って引退生活をノンビリ過ごしていたが、付けられた追跡装置に気付いた。
実は裏で独自の人脈を築き、金持ちや犯罪者を相手にしたビジネスを展開する危険人物。
当初はブロックの警備主任を務めるが、カリストの兵器利用を知って売り捌こうと考える。
最後はカリストのアクセス権を手にするが、レベッカやエンジェルたちにより阻止された。
感想
個人的な評価
本作は『チャーリズ・エンジェル』シリーズの3作目となります。
前作からキャストとスタッフを一新したが、あくまで続編という立ち位置になります。
今回はリブートではなく、同じ世界観持つ続編のような立ち位置なので、前作のメンバーも多少は絡んできます。
エリザベス・バンクスが出演しながら監督や脚本も務めているせいか、全面的にフェミニンさを出している感じでした。
昨今のハリウッドはポリコレ配慮が横行している中、まさに打ってつけの作品と言えます。
それ以前にハリウッドでセクハラ問題もあって、女優たちの訴えも記憶に新しい。
とにかく、本作は女性の強さと男性の低俗さを対比した描写が強く、これは全シリーズでもやり過ぎたぐらいの誇張てした。
しかし、なぜか近年は現実的な地味な設定が多く、本作もぶっ飛んだ印象が薄かったです。
本作では女性が正しい行動をして、男性は悪事かマヌケしかいないフェミニン映画です。
これを受け入れるか受け入れないかで本作が楽しめるか分かれると思われます。
前二作はそこら辺を強調してコメディ色を強くしていたので、万人受けしました。
しかし、本作は大真面目にやってしまったので、ちょっとばかり鼻についてしまう。
アクションに関して、エラ・バリンスカの長い手足がスタイリッシュに魅せてくれた。
逆にクリステン・スチュワートの方はキレがなく、とても強そうに見えないのは残念。
ナオミ・スコットはエンジェルじゃないが、護衛役の屈強な男を倒してしまうのはやり過ぎのような気がしました。
そして、本作がフェミニン映画という前提があると、裏切り者のミスリード効果も薄い。
やはり、本作がフェミニン映画という部分をどれだけ上手く利用するかについて、前二作と本作の違いがハッキリと出ていました。
ただ、純粋に今回のエンジェルたちは悪くなかったので、続編はあってもいいと思います。