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アザーズ/捕食者 VD-277

アザーズ/捕食者 VD-277

作品紹介

公開年月  2016/09/06
ジャンル  SF/アクション
原作  なし
監督  ニコラス・メッツァナット
脚本  ニコラス・メッツァナット、ジョシュア・リングル
製作  ブレット・ドノフー、ジョシュア・リングル
製作国  アメリカ
鑑賞方法  動画配信サービス

あらすじ

カザフスタンの国境付近の地下にクロムウェル社が秘密裏に管理された巨大な研究施設で、通信がシャットダウンしてしまう。
クロムウェル社はロック率いる傭兵部隊“ブラックジャック”に研究員の救出を依頼し、謎の女兵士リサが同行する。
幾度の危機を乗り越えながら施設に潜入した部隊だったが、そこには研究員たちの無惨な死体が散らばる光景が広がるのだった。

登場人物&出演者

ジョナサン・ゲイツ(演:リッチ・マクドナルド)
主人公。傭兵部隊“ブラックジャックス”の新人。厳しいテストで全員の予想を上回る活躍。
リッチ・マクドナルドは代表作に『ゴッド・ブレス・アメリカ』、『ビッグフット・ハンター』などがあります。
意地悪な仕掛けに対しても即座な判断で敵を倒し、隊長すら躊躇する行動を褒められていた。
初の任務でクロムウェル社から来たリサに好意的となり、なぜか彼女と親密になっていく。
地下施設で謎の怪物に襲われると、取り乱す隊長と違って冷静な判断でみんなを導いていく。
最後はVが道を切り開き、リサを抱えて地下施設から脱出してクロムウェルを始末した。

リサ・ウエストブロック(演:クリスティーナ・アナパウ)
ヒロイン。クロムウェル社から派遣された女兵士。霊能力を持ち、人間の波動が感じられる。
クリスティーナ・アナパウは代表作に『ブラック・スワン』、『スピーク』などがあります。
当然のようにブラックジャックスから邪魔者扱いされるが、自信満々な態度で納得させる。
部隊の新人であるゲイツとなぜか意気投合して、念力で物体を動かせる特技を見せていた。
地下施設では謎の怪物を察知する事ができず、ロック隊長に責められるも逆ギレで黙らせる。
最後は謎の怪物からゲイツに助けられ、お姫様だっこされながら地下施設から生還した。

(演:ブレット・ドノフー)
傭兵部隊“ブラックジャックス”の隊員。無駄話をしない。ハッカーのヘンリーとは仲良し。
ブレット・ドノフーは代表作に『Widow’s Kiss』、『Salvation』などがあります。
狙撃の技術が非常に高く、ロック隊長から絶大な信頼を寄せられていてチームの援護をする。
地下施設に侵入すると謎の怪物から襲撃を受けても、冷静に対処してチームと合流した。
クロムウェルによって友人のヘンリーが射殺されると、感情を抑えられず爆発させられた。
最後は発電機を単独で動かすなど、無能な他の隊員と違って活躍して生還を果たした。

エド(演:ジョシュ・ダーカティ)
傭兵部隊“ブラックジャック”の隊員。チームにおいてムードメーカーで常に冗談を言う。
ジョシュ・ダーカティは代表作に『ワンス・アンド・フォーエバー』、『ジョン・カーター』などがあります。
新人のテストで意地悪な仕掛けをしたヘンリーから聞き出し、対処の仕方を笑顔で見守る。
クロムウェルから雇われると、他の隊員と違ってなぜか真面目にノートに情報を書いていた。
地下施設に入ると、すぐにホイットモア博士を見つけると、プレストンと監視室へ行く。
最後はモニターを見ていたプレストンの横で謎の怪物によって無惨にも殺されてしまう。

プレストン(演:ダニエル・オメーラ)
傭兵部隊“ブラックジャックス”の隊員。ロック隊長と同世代と思えるぐらいベテラン隊員。
ダニエル・オメーラは代表作に『アイアンラッド』、『ジョン・カーター』などがあります。
新人テスト中にバーベキューを焼いていて、試験場から走ってきたゲイツにビールを渡す。
地下施設の入口にいたチェチェンのテロリスト相手に、エドとともに応戦をしていた。
ようやく地下施設に入ると監視室にいたが、エドが襲われて助けようとして負傷してしまう。
最後は脱出するトンネルのシャッターを人力で開け、逃げる寸前で謎の怪物に殺された。

ヘンリー(演:ジョシュア・セント・ジェームズ)
傭兵部隊“ブラックジャックス”の隊員。兵士ではなくハッカーとしてチームをサポート。
ジョシュア・セント・ジェームズは代表作に『殺人者はライフルを持っている!』、『エンドレス・フィアー』などがあります。
現場にいるロック隊長をハッキングでサポートして、必要な情報などを即座に引き出す。
クロムウェルからの依頼を受けて、本社に出向いてブラックジャックスとの通信を繋げる。
チームが地下施設に侵入してホイットモア博士を見つけるが、謎の怪物について聞かされる。
最後は秘書に銃で狙われるも反撃するが、クロムウェルによってあっさりと射殺された。

ロック隊長(演:ジェームズ・C・バーンズ)
傭兵部隊“ブラックジャックス”の隊長。期待の大型新人としてゲイツの能力を高く評価。
ジェームズ・C・バーンズは代表作に『トランスフォーマー』、『マスタレス』があります。
ヘンリーの意地悪な仕掛けに上手く対応したゲイツに褒める一方で同じ事をしたと自慢する。
クロムウェルからホイットモア博士の救出を依頼されると、派遣されたリサを部隊に加えた。
地下施設に侵入すると、エドが殺されてプレストンが負傷すると、途端に無能さを露呈する。
最後は脱出する寸前に謎の怪物に捕まり、ゲイツたちを逃がす為に囮となって施設と爆死。

ホワイトモア博士(演:ローク・クリッチロウ)
クロムウェル社の地下施設で未知なるエネルギーの研究をする。エネルギーの第一人者。
ローク・クリッチロウは代表作に『凶悪海域/シャーク・スウォーム』、『超時空戦記/レヴェレーター』などがあります。
9ヶ月に渡って行方不明となっていたが、実際はクロムウェル社でずっと研究をしていた。
次第に未知なるエネルギーが危険だと判明し、脅されている事もあって施設の装置を破壊。
ブラックジャックスが救出の為に来てすぐに見つかるが、出現した謎の怪物に怯えていた。
最後は娘のアリソンと合流するが、背後から謎の怪物に襲われてそのまま死亡した。

サラ(演:ティナ・カスチアーニ)
クロムウェル社に勤める秘書。クロムウェル社長を公私ともにサポートしている。
ティナ・カスチアーニは代表作に『スピーク』、『ビニー/信じる男』などがあります。
シャワーを浴びていた時に地下施設との連絡が途絶えたと知り、すぐに社長へ伝えた。
危険だとクロムウェル社長に進言するも拒まれ、ホイットモア博士の救出の手配をする。
最後はヘンリーを始末しようと銃口を向けるも逆に撃たれて、あっさりと死亡した。

クロムウェル社長(演:エリック・ロバーツ)
クロムウェル社の社長。新たなエネルギーを発掘しようと世界各地で地下施設を作っている。
エリック・ロバーツは近年の出演作に『ロード・オブ・モンスターズ』、『マキシマム・インパクト』などがあります。
エネルギー研究の第一人者ホイットモア博士を雇い、未知なるエネルギーを発掘させる。
秘書から地下施設との連絡が途絶えたと知り、多額を注ぎ込んでブラックジャックスを雇う。
ホイットモア博士によって謎の怪物が呼び出され、危険を感じて地下施設の爆破を決意。
最後は未知なるエネルギーの研究を続けると宣言するが、生還したゲイツに射殺された。

感想

個人的な評価

本作はみんなが大好きなアルバトロスフィルムから配給された作品となります。
傭兵部隊が地下施設の研究員を救出するという既視感たっぷりの内容となっています。
冒頭から新人のテストから始まっていくが、これによってブラックジャックスという傭兵部隊の立ち位置を見せていきます。
しかしながら、メンバーの紹介がないのでよく分からない状態で進んでいくが、一応はそれなりの名声があるらしい。
そこにクロムウェル社の社長を演じる毎度胡散臭いエリック・ロバーツは、やはり、こういう役が非常に似合っています。
地下施設にいた博士を救出する作戦は映画版『バイオハザード』みたいですが、肝心のモンスターは終盤にしか出てきません。
つまり、本作は何かに襲われる構図が続いて、傭兵部隊は壁や天井に向かって発砲するシーンがずっと続きます。
こうなると、優秀なはずの傭兵部隊がマヌケに見えてしまい、それを象徴するかのように隊長が更なる醜態をさらしていきます。
傭兵部隊の隊長は主人公じゃないので仕方ないでしょうが、初任務の新人に注意されるような耄碌してしまっている。
最初は自分の判断は絶対正しいと新人を注意するが、ラストでは立場が逆転して単なる無能に成り下がってしまう。
他のメンバーもほとんど活躍の場がないけど、なぜかVというキャラクターだけが地味に有能だが、実は製作に参加しているから特別扱いされたのだろう。
あとヒロインが霊能力を持っている意味がなく、途中で披露した念力も謎の怪物にも使わない本当に無意味な設定でした。
低予算なのはしょうがないにしても、シーンが切り替わる前の白黒演出がクドし、アクションの魅せ方もあまり上手くなかった。
満を持して登場した謎の怪物も既視感たっぷりで、設定も曖昧すぎて、全身が判明するとガッカリ感が何倍にも増していた。
中盤で展開されるテロリストとの戦闘は良かっただけに、謎の怪物との戦闘が幼稚すぎて非常に残念な作品でした。