作品紹介
公開年月 | 2019/04/05 |
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ジャンル | アクション/SF |
原作 | なし |
監督 | ジェレミア・ジョーンズ |
脚本 | ベン・ベイリー、デイヴ・ベイカー |
製作 | ビン・ダング、デヴィッド・ゲレ、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
研究所でわずかな時間で100名の科学者たちが姿を消す不可解な事件が発生する。
科学者たちの捜索と「あるもの」の回収をするべく、特殊部隊の“ネイビーシールズ”が極秘の調査を開始する。
研究所へ入ったネイビーシールズの隊員たちは、唯一の生き残りだった女性研究者のイザベラと合流して謎の物体を発見するのだった。
登場人物&出演者
・マイク(演:クレイトン・スナイダー)
ネイビーシールズでは副隊長を務める。前回の作戦で短気を起こして人質を死なせてしまう。
クレイトン・スナイダーは代表作に『リジー・マグワイア・ムービー』、『The Reunion』などがあります。
人質を死なせた後悔から引退し、妻とも距離を取って射撃場でつまらない日々を送っている。
大統領から直々に招集命令を下され、仕方なく参加するもずっとクリスと口論していた。
途中で隊長のような振る舞いをしてしまい、そのせいでクリスの反感を買ってしまう。
最後は「あるもの」を人質となったクリスと交換し、結果的にエイリアンと和解する事に。
・クリス(演:デヴィッド・メドーズ)
ネイビーシールズでは今回の任務で隊長を務める。前回の作戦で失敗した兄に失望している。
デヴィッド・メドーズは代表作に『キャプテン・フィリップス』、『アンダーカバー』などがあります。
兄が今回の作戦に招集された事に納得ができず、別の人間を入れるべきだと何度も話した。
作戦が始まってもマイクと口論していたが、研究所に入っても指示した彼に嫉妬した。
無事にエイリアンを電化製品の放電で撃退するも、瞬間移動で捕まって人質になってしまう。
最後は「あるもの」の正体を暴いたマイクたちが取引を持ちかけ、エイリアンと和解した。
・ジョンジー(演:ダニエル・ワシントン)
ネイビーシールズでは衛生兵を担当。何回か命令違反しているが、医療技術は一流という。
ダニエル・ワシントンは代表作に『ゴーストバスターズ/2015年版』、『デトロイト』などがあります。
集合場所では一人だけトレーニングをして、ソープが永遠と話すトリビアに付き合っていた。
いつでもプロテインを欠かさず、緊迫した場面でも一人だけギャグをして滑りまくった。
女性型のエイリアンと殴り合いをして、瞬間移動を何回も経験した結果吐いてしまう。
最後は「あるもの」の正体を暴くヒントを出して、エイリアンたちと和解に導く事になる。
・ソープ(演:スコット・C・ロー)
ネイビーシールズでは知識を担当する。何かとトリビアを話し、ジョンジーが呆れている。
スコット・C・ローは代表作に『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』、『MEG/ザ・モンスター』などがあります。
今回の作戦前に集合した場所でトレーニングするジョンジーと話し、細かい事を言っていた。
作戦が実行されるとジョンジーと行動し、陰謀ブログについて政府の企みを話していた。
「あるもの」は宇宙から来たエイリアンの兵器だと推測し、隊員たちに強く主張していた。
最後は「あるもの」の正体を明かす手がかりをイザベラと発見して、エイリアンと和解した。
・イザベラ・フェレイラ(演:ラリッサ・アンドラデ)
研究所で唯一生き残っていた女性研究者。クリーンルームにいたおかげで助かっていた。
ラリッサ・アンドラデは本作が長編映画デビュー作となります。
冷蔵庫を漁っていたところでネイビーシールズに見つかり、状況の説明を強いられた。
当初は極秘の研究を話さなかったが、救出する為の説明を求められて仕方なく話していた。
何か考え事していると故郷であるブラジルのポルトガル語で話し、隊員たちを困らせる。
最後は「あるもの」がエイリアンの仲間だと知り、クリスとの引き渡しを実現させた。
感想
個人的な評価
本作はネットフリックスのオリジナル作品となります。
この作品は『ネイビーシールズ』シリーズのように思えるが、残念ながら原題からしてまったく関係ありません。
予算が限られているようで、基本的に舞台は閉鎖された研究所内で展開し、ネイビーシールズもたった4人しかいないです。
弟と兄が特殊部隊にいるけど、どっちが兄でどっちが弟か見た目じゃ分からず、逆に見えても仕方ないと思ってしまう。
お調子者の黒人隊員は医療の心得があるけど、初登場からトレーニングして、とてもそのように見えなかった。
ハッキングやトリビアなどの知識を披露するもう一人は、極秘に研究している物体について危険だとすぐに理解する。
それと紅一点となる研究所唯一の生存者の女性研究者だが、意味もなく白衣の下はタンクトップでポルトガル語を話していた。
残念ながら登場人物はどれも今一つパッとせず、揉めている兄弟、お調子者の黒人、オタクなヤツなど話しを膨らませる要素にならなかった。
特にお調子者の黒人は一番ヒドイ演出で、せっかくの緊張感を一人でぶち壊していました。
そして、本作を彩るエイリアンたちは明らかに人が入った安っぽい戦闘服で、デザインについてはセンスがまったくない。
しかしながら、プレデターも驚いてしまうほど高い戦闘力を持ち、弾丸を防ぐバリア、瞬間移動、高い威力の銃を持っていました。
地球人よりも高度な技術を持っているのに、たった4人のネイビーシールズに弄ばれるような立ち回りはもはやギャグの領域でしょう。
ラストでのオチがまさかの和解に繋がるとは思わなかったが、だからと言って面白味が増すワケでもなかったです。
結局、あれだけ激しい銃撃戦があったのに双方ともに重傷者がおらず、なぜかお互いに敬礼して何事もなかったように終わります。
そうなると、一瞬にして灰と化した100名の研究員たちは無駄死となってしまい、報われないラストになってしまった。
それを感じさせないネイビーシールズの軽さ、唯一の生き残りなのに一切の悲しみがない女性科学者に違和感しかなかったです。