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コード211 VD-402

コード211 VD-402

作品紹介

公開年月  2018/11/08
ジャンル  アクション
原作  なし
監督  ヨーク・アレック・シャクルトン
脚本  ジョン・リーバス
製作  ジェフリー・グリーンスタイン、ジョナサン・ヤンガー、ほか
製作国  アメリカ
鑑賞方法  動画配信サービス

あらすじ

引退間近の警察官マイクは、高校生ケニーを同乗させてのパトロール中に銀行強盗に遭遇。
すぐさま進行中の強盗を表す警察コード「#211」を発動させるが、完全武装した強盗団によって前線に取り残されてしまう。
マイクは怯えてチアケニーを強盗団から守りながら単独で人質救出を試みるのだった。

登場人物&出演者

マイク・チャンドラー(演:ニコラス・ケイジ)
主人公。警察官。妻を病気で亡くしたばかりで、警察官を退職して年金生活を考えている。
ニコラス・ケイジは近年の出演作に『カラー・アウト・オブ・スペース/遭遇』、『ラスト・パニッシャー』などがあります。
スティーヴから子供ができたと知って、おじいちゃんになるとして同僚たちと喜んでいた。
銀行の前に不審な車を発見し、それがキッカケでトレたちの計画が崩れて銃撃を受ける。
スティーヴが撃たれて死にそうになるが、なんとか助け出すもケニーを見失ってしまう。
最後は同僚を犠牲にしてケニーを助け、逃げてきたトレを足止めし、娘のリサとも和解した。

・ケニー・ラルストン(演:マイケル・レイニー・Jr)
黒人の高校生。学校では友達がおらず、イジメを受けるが反撃して相手を気絶させてしまう。
マイケル・レイニー・Jrは代表作に『大統領の執事の涙』、『アマチュア』があります。
停学にはならなかったが、学校からはんせいをさせる為にパトカーで一日乗車する事に。
納得できないままパトカーに乗るが、事情をマイクに話すと同情されて気持ちが落ち着く。
銀行強盗が発生すると、何度もスティーヴに頭を下げるように言われてパトカーで待機する。
最後は一人取り残されるが、マイクに助けられ、彼の誕生日をなぜかみんなと祝っていた。

リサ(演:ソフィー・スケルトン)
マイクの一人娘でスティーヴの妻。母親が病気で苦しむ間、素っ気ない父親にブチ切れ。
ソフィー・スケルトンは代表作に『アナザー・マザーズ・サン』、『死霊のえじき/ブラッドライン』などがあります。
スティーヴと子供を授けるが、名前を父親にする夫の言葉にブチ切れて雰囲気が悪くなる。
生まれてくる子供の遊び道具を整理していると、事件をテレビで知って夫の心配をする。
仕方なくマイクに電話をすると、夫がケガしたのを知って、すぐに病院まで駆けつけた。
最後は夫が助かり、娘が生まれると、すでにマイクと和解してみんなと誕生日を祝った。

スティーヴ(演:ドウェイン・キャメロン)
リサの夫で警察官。義父のマイクと相棒で、リサよりも親しくなんでも話せる間柄である。
ドウェイン・キャメロンは代表作に『The Locals』、『McLaren』などがあります。
リサの妊娠を聞いて喜ぶと、男の子だと確信してマイクの名前を提案するとブチ切れられる。
銀行強盗が発生すると、パトカーのシートベルトが壊れ、なかなか出られずに苦戦していた。
ケニーを避難させようとして流れ弾が脚に当たり、なぜかそれだけで死にそうなっていく。
最後はなんとか病院に運び出され、輸血が間に合い、マイクの誕生日をみんなと祝った。

ロッシ(演:アレクサンドラ・ディヌ)
インターポールの捜査官。国際的に犯罪を行なっていたトレとその仲間をずっと追っていた。
アレクサンドラ・ディヌは代表作に『キラー・ドッグ』、『ファイナル・スコア』がある。
アメリカに帰国すると、すぐにトレたちが手に入れた武器を売った男から居場所を聞き出す。
コーヒーショップが爆破され、現場にいたウェイトレスからトレたちの銀行強盗を知った。
突入するSWATに危険な傭兵たちだと忠告するが、特に対策もなくてそのまま見送った。
最後はマイクとケニーに足止めされたトレを銃撃し、なぜか事件を解決したと感謝される。

ハイド(演:マイケル・ベリサリオ)
元特殊部隊の傭兵四人組の一人。立派なヒゲをしている。トレたちと前線に出ている。
マイケル・ベリサリオは代表作に『Kush』、『The Picture of Dorian Gray』があります。
銀行強盗の準備では逃走する際に警察を撹乱する為にコーヒーショップに爆弾を仕掛ける。
無事に爆弾を仕掛けて仲間と合流し、3人が銀行強盗する間は車で待機して逃走を準備する。
近くに来たマイクたちに目をつけられると、痺れを切らし、計画を無視して銃撃を始める。
最後は一人で逃げようとしたが、マイクの乱射を受けると偶然頭部に当たって呆気なく死亡。

ルーク(演:ウェストン・ケイジ)
元特殊部隊の傭兵四人組の一人。一番体格がいいが、主に後方で狙撃する役目を担っている。
ウェストン・ケイジは代表作に『ブラッディ・ボディ』、『トカレフ』などがあります。
裏切った雇い主の部隊を狙撃し、制圧するとトレたちと合流して勝利を喜んでいた。
銀行強盗ではロブとともに装備のチェックをして、バッグに金を詰める役目を担う。
警察に銀行が包囲されると、トレから脱出が難しくなったとして応戦する事を察知した。
最後はSWATの突入を止めると、正面から出たところを銃撃され、反撃できずに死んだ。

ロブ(演:ショーン・ジェームズ)
元特殊部隊の傭兵四人組の一人。一番若いが、過去の脱出作戦で30人以上を殺している。
ショーン・ジェームズは本作が長編映画デビュー作となります。
トレやハイドとともに前線へ出て、敵を抹殺する役目で容赦なく相手を殺していく。
銀行強盗ではルークと装備をチェックし、人質たちを脅しながら集める役目を担った。
マイクたちが銀行に近寄ると、ハイドから連絡を受けて外の状況をトレたちに伝えていた。
最後はSWATが突入して迎撃し、金が入ったバッグを担いで逃走するも銃弾を食らって死亡。

トレ(演:オリ・フェッファー)
元特殊部隊の傭兵四人組のリーダー格。先陣を切って敵を容赦なくぶっ殺していく。
オリ・フェッファーは代表作に『リビング・ブラッド』、『キラー・ドッグ』があります。
裏切った雇い主の部隊を全滅させ、金の在り方を聞きますと、銀行強盗をすぐに計画する。
銀行強盗では計画を立てて、仲間たちの役割分担を確認し、すべて5分で終わらせると宣言。
マイクたちの介入で計画が崩れると、抵抗する人質を容赦なく殺し、本気だと改めて話した。
最後は正面から逃げ出すが、マイクとケニーに足止めされ、ロッシに撃ち殺された。

感想

個人的な評価

本作は『のむコレ2018』にて上映された作品となります。
この作品はアメリカ犯罪史上最悪と言われる実在の銃撃事件「ノースハリウッド銀行強盗事件」をモチーフにしています。
まだニコラス・ケイジにマトモな演技をさせていた頃なので、ずっとシリアスな感じでした。
実際にあった事件を基にしているので、物語としては淡々とした感じで展開しています。
大抵の場合、こういう作品は事実に沿って構成しているから映画的な演出は控え目となる。
冒頭は外国で元特殊部隊の傭兵たちが裏切った雇い主の部隊を全滅させるが、あらすじと違った展開で少し戸惑いました。
これで傭兵たちの強さと容赦なさを描いているようで、かなり期待を持たせました。
しかし、実際に彼らが行う銀行強盗が綿密な印象だが、主人公たちのせいで崩れると一気にお粗末な感じになってしまう。
あれだけ傭兵たちはスゴイと演出していたのに、あのような死に方はギャグとしか思えない。
正面から逃げるのはムリだと言っているのに、当たり前のように正面から出てきた時はコントかなと思ってしまった。
まさか策もなく正面突破するとは思わなかったし、何か作戦があると思っていました。
主人公たちもたまたま巻き込まれただけで、相棒が足を撃たれただけで死にそうになるところも説得力がなくて微妙すぎた。
とにかく、本作は本番の銀行強盗まで余計なドラマが多すぎたのに、実際始まったらショボい展開でガッカリ感しかなかった。
パトカーに乗っていた少年もそこまで意味合いもなく、全体的に登場人物たちの設定が薄っぺらすぎたのも良くなかったです。
銃撃戦も期待したほどじゃなく、あれだけ傭兵たちがスゴイという前振りも台無しでした。
素直に主人公の視点から始めるべきで、そっちの方にドラマを持たせるべきでした。