【レビュー】織田信長が映画を斬る!【ラ・ラ・ランド】

 ラ・ラ・ランドとは?

自分の店を持ちたいジャズピアニストと女優を目指す女が出会って互いに夢を追う物語。

信長さまの総評

惨めじゃ。お前は惨めなんじゃ。

ワシを含め、サルは無論じゃが、明智のヤツまでも首を傾げておったわ。

祭りじゃ!祭りじゃ!はっは!

ワシはそのような始まりをみて、さぞ、楽しいミュージカル映画だと期待しておった。

じゃが、次第に暗雲がジャズの曲に乗せられたやって来たのじゃ。

みんなが己の存在感を示そうと曲を乗っ取るのじゃが、所詮、貴様らは手のひらに載せられているだけじゃと気づかされたわ。

その犯人は……

コイツじゃ!

 

女優を目指すヒロインのミア・ドーランという女じゃ。

彼女自身はオーディションに落ちまくるほど才能がなく、それでも六年も頑張っておる。

そこは問題ではないのじゃ。頑張るのは良い事じゃ。夢を追うのも素晴らしい限りじゃ。

ただ、男を作っているほどの余裕がある。けしらん!実にけしらん!

その男を一途に想うならば、ワシはここまで問い詰めないが、突然現れた主人公に恋をしてしまい、付き合っていた男をゴミのように捨てるような女じゃ。

その主人公もまた己の店を持ちたい夢があるのじゃが、この女と出会った事で根本が揺らぐ。

つまり、この女は相当の「サゲマン」ではないかとワシは睨む。

 

ワシの考えに明智のヤツは珍しく頷いておった。うむ。これに関して明智のヤツに褒美として信玄殿の領地をやろう。ただし、明智のヤツが信玄殿から手に入れる事ができればの話しじゃが。はっは!

サルはサルで女がいっぱい出ていて鼻の下の伸ばしておった。サルがワシの意見に賛同しているよりも、結婚したヒロインの夫が冴えない事に納得しておらんかっただけじゃな。

結果的に主人公を含めた男どもは雁首を揃えて「惨め」に見えるような作品じゃった。

 

戦国の世を生きるワシを含めた多くの男どもは命を張っておる。この作品に登場する男どもは腑抜けばかりじゃ。

だからみんな夢を語るような歌や踊りを楽しそうにしておる。実に幸せそうじゃ。

それにしても、女というのは実に恐ろしい者よ……さて、愛しき我が妻の濃の機嫌を直す為にカステラを持っていくとしよう。良き良き。

以上、ワシの『ラ・ラ・ランド』についてのレビューじゃ。

もっと詳しいレビューは「脳内ミニシアター改」にある。

では、次回まで首を洗って待っておれ。さらばじゃ!

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