【レビュー】織田信長が映画を斬る!【ちはやふる/下の句】

 ちはやふる/下の句とは?

全国大会に出場した主人公だが、幼馴染みを競技かるたに引き戻すそうと暴走する物語。

信長さまの総評

萌えキャラは肉まん。

今回はなぜかサルがはしゃいでおった。ただ、明智のヤツがまた暗い顔をしておるわ。

前作では創部や東京都大会での初勝利と、まさしく「青春スポ根ドラマ」じゃった。

主人公や幼馴染みよりも脇役たちの活躍が光っておった。

そのおかげで、いつもつらぬ顔をしていた明智のヤツが泣いておったわ。

今回は明智のヤツが元通りになり、今度はサルがはしゃいでおった。

じゃが、明智のヤツが密かに用意したカステラにワシを含め、持っていきよった。

そのおかげでサルは部屋の隅で小さくなっておったわ。

しかし、ワシの目はごまかされぬ。

なぜなら、明智のヤツ……

一瞬、笑いおった。

あの笑みには楽しげなモノはなかったのう。

一瞬じゃったが、あの笑みにはサルを蹴落とした勝利の笑みじゃった。

やはり、明智のヤツは有能じゃが、何か腹に一物を抱えておる。うむ。

サルもようやく立ち直ったが、あのはしゃぎようは「肉まん」に似ておる。

 

前作からのムードメーカーじゃが、今回はかなり重要なポジションじゃった。

チームがバラバラになりそうなところで、一度止めて、部長に意見を申した。

一見何も考えていなさそうに見えるが、実は一番チームの危機を感じておった男じゃ。

間違った方向へ進むとした時、落ち着いて話す態度はサルに似ておる。

いつも軽薄な言動が目立つが、きちんと状況を見極める確かな先見の明はサルと似て随一と言ってもいいじゃろうな。

無論、彼とて実力者であり、個人戦でも活躍するのじゃが、毎度対戦相手に恵まれぬ。

それでも、この者は身を削ってでも後で対戦する仲間の為に引き下がらず粘るのじゃ。

 

その結果……

ミンチにされて玉砕。

ちなみに隣は大津市のゆるキャラ「おおつ光ルくん」じゃ。

仲間の為に砕け散った彼の熱戦は評価に値する。サルも熱心にワシの為に働いてくれる頼もしいヤツじゃ。

うむ。空元気のサルに茶でも淹れてやろう。

以上、ワシの『ちはやふる/下の句』についてのレビューじゃ。

もっと詳しいレビューは「脳内ミニシアター改」にある。

では、次回まで首を洗って待っておれ。さらばじゃ!

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