作品紹介
公開年月 | 2007/08/26 |
---|---|
ジャンル | パニック/アクション |
原作 | なし |
監督 | テリー・ウィンザー |
脚本 | ゲイリー・ドーベルマン |
製作 | チャールズ・サーモン |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
冒険旅行でインドを訪れたジーナたち6人はジャングルでのキャンプ中、ジーナの仲間が毒グモに噛まれてしまう。
ジーナたちは急いで近くの村にやって来ると、そこにいたアメリカ人医師のレコルパスと知り合って治療をする。
しかし、村には世界各地のクモが生息し、神の使いとして崇められ、ジーナの仲間は次々と姿を消していく中である寺院に隠された秘密を知るのだった。
登場人物&出演者
・ジーナ(演:エマ・キャサウッド)
主人公。冒険旅行に行ってきた一行の一人。旅行では文句ばっかりで一人浮いていた。
エマ・キャサウッドは代表作に『Grace Unplugged』、『斬撃/ZANGEKI』などがあります。
一緒に旅行していたジョンに色目を使って、ステイシーの正直な指摘に反論していた。
村人からお守りを一人だけもらい、ジョンたちと町に行ってチャドリに捜索を申し出る。
ステイシーが戻らないとしてジョンを説得して、一緒に戻ってステイシーを助け出す。
最後は主人公補正でレコルパスを突き落とし、チャドリやフィルの活躍で生還を果たした。
・ジョン(演:キアン・バリー)
冒険旅行に行ってきた一行の一人。この旅行でみんなと知り合ってジーナといい感じになる。
キアン・バリーは代表作に『RPG/リアル・プレイング・ゲーム』、『死の恋人ニーナ』などがあります。
色目を使ってくるジーナといい感じなっていたが、ジェラルディーンの件でお預けになる。
助けを求めるべくジーナとフィルたちと町を求めてジャングルを抜け出して脱出した。
ジーナと警察に寄っていくが、ステイシーたちが戻らないとして再び村へ行く事になる。
最後は一人だけ置いていかれてしまい、大量のクモに囲まれ、繭にされてしまう。
・ステイシー(演:リサ・リヴィングストーン)
冒険旅行に行ってきた一行の一人。ジーナの友人でカメラを持ってジャングルを撮影する。
リサ・リヴィングストーンは代表作に『鬼畜の森/ゴアマスク・ファーマー』、『Ghosts of Darkness』などがあります。
勝手にジーナがカメラを取ってしまい、何かと注意して彼女の言動について警告していた。
ジェラルディーンが毒グモに噛まれて村に来ると、ジーナに呆れてブライアンと残った。
村の近くにある有名な寺院を訪れるが、ブライアンが消えると、クモの糸に捕まった。
最後は捕まっていたところをジーナに助けられ、チャドリの先導で無事に生還を果たした。
・フィル(演:マイケル・スマイリー)
冒険旅行に行ってきた一行の一人。今回の旅でみんなと知り合えた事を感謝していた。
マイケル・スマイリーは代表作に『ブーリン家の姉妹』、『マダムのおかしな晩餐会』などがあります。
ジャングルの村に到着すると、村人から様々なモノを買わされようとしてずっと断った。
ジーナたちと近くの町へやって来ると、二人が警察に行く間にホテルを探しに行った。
一人だけ行動して別の町の警察を訪れると、レコルパスが指名手配されている記事を知った。
最後は別の町の警察を村に引き連れて追われていたジーナたちを助ける大役を果たした。
・ブライアン(演:マイク・ロジャーズ)
冒険旅行に行ってきた一行のガイド役。ただし、ジャングルをすべて把握していない。
マイク・ロジャーズは代表作に『The Mandrake Root』などがあります。
あまり空気を読めるタイプではなく、冗談を言っていたジョンの言葉を理解していなかった。
ジェラルディンが毒グモに噛まれると、なんとか助けようとジャングルの中の村へ急ぐ。
村の近くにある有名な寺院を訪れるが、レコルパスの弟が現れて行方不明となってしまう。
最後はクモの糸に包まれた状態でジーナたちに発見され、タイミング良く死亡した。
・ジェラルディン(演:ジェーン・ペリー)
冒険旅行に行ってきた一行の一人。今回の旅について感想を述べていたフィルをからかう。
ジェーン・ペリーは代表作に『ジェーン・ドウの解剖』、『ファースト・コンタクト』などがあります。
ジーナとステーシーが口喧嘩している様子を見て、関わらない方が得策だと話していた。
寝ていたところで毒グモに噛まれてしまい、すぐに症状が出て村に運ばれる事になる。
なんとかレコルパスの治療を受けるが、なぜかクモの糸に包まれた状態で腹を切られた。
最後はレコルパスの研究をする為の実験体となって、内臓をすべて抜き取られて死亡した。
・チャドリ巡査部長(演:ソーラブ・アルデシール)
ジャングルの近くにある町の警察官。なぜか英語が話せる。多くの行方不明者を抱える。
ソーラブ・アルデシールは代表作に『Little ZiZou』、『Fanaa』などがあります。
着任してまだ二週間となっているが、あまりにも多い行方不明者に追われている状態。
助けを求めてきたジーナとジョンを出迎え、彼らに言われてジャングルに行くも追われる。
最後はジーナたちと合流してレコルパスに立ち向かい、なんとか彼らを脱出させる事に。
・レコルパス医師(演:ランス・ヘンリクセン)
ジャングルの奥地にある村で暮らすアメリカ人医師。ジェラルディーンの治療を始める。
ランス・ヘンリクセンは近年の出演作に『ゲヘナ』、『マッド・ダディ』などがあります。
左手の爪だけが異様に伸びていて、クモのタトゥーもあって、多くのクモを飼っている。
クモの糸を被った弟を神として祭り上げて、それを利用して内臓を取り出していた。
実は指名手配されている内臓窃盗の元医師であり、クモの毒を使って生きたまま取り出す。
最後はジーナを穴に落とそうとして逆に落ちて、大量のクモが体内に入って死亡した。
感想
個人的な評価
本作はいわゆるクモ映画の一つで、ジャンルとしてモンスター映画となります。
ランス・ヘンリクセンが出演しているという宣伝文句しかないテレビ映画となっています。
テレビ映画なので全体的に予算がなくてクモのCGは今一つだが、さすがにランス・ヘンリクセンの存在感だけは圧倒していた。
まず登場人物たちに一切の魅力がなく、特に主人公となるジーナは文句ばっかりな上に男へ色目を使うビッチでした。
その第一印象があるので、急に友達を助けようと行動しても説得力がまったくありません。
やはり、最初の印象がキャラクターのすべてを決定づける事を分かりやすく示唆しています。
主人公なので特別扱いになるのは当然だが、後半はあまりにも有利すぎる展開に当初のイメージが強すぎて余計にイヤな感じとなった。
本作はタイトルが示すようにクモの王国とも言えるほど大量のクモが登場してくれています。
さすがにバケモノみたいなクモは出てこないが、本物からCGを使ったクモの迫ってくる描写それなりに頑張っていました。
主人公補正はしょうがいないとして、意外にもすぐに死ぬと思っていた警察官のオッサンが頑張っていたところに評価をしたいとです。
あのまま主人公だけがおいしいとこ取りをしていたら、間違えなく本作はクソ以下の程度になっていただろう。
そこで脇役がまさかの活躍するのはとてもいいが、主人公に色目を使われた男が置いてけぼりを食らったのは可哀想だった。