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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー MY-248

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー MY-248

作品紹介

公開年月  2014/08/01
ジャンル  SF/アクション
原作  ダン・アブネット(原作)、アンディ・ランニング(作画) 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
監督  ジェームズ・ガン
脚本  ジェームズ・ガン、ニール・パールマン
製作  ケヴィン・ファイギ
製作国  アメリカ
鑑賞方法  購入ブルーレイ

あらすじ

幼くして地球から誘拐されたピーターは、今や宇宙をまたにかけるプレイボーイのトレジャーハンターとなっていた。
自らを“スター・ロード”と名乗り、どんなピンチも持ち前の悪知恵と度胸で乗り切ってきた。
そんな彼の心の支えは、70年代の地球でヒットした曲の入った母親の形見のウォークマン。
ある日、ピーターは強大な力を秘めたパワー・ストーン“オーブ”を手に入れるが、そのせいで銀河の支配を目論む恐るべき闇の存在と、銀河の秩序を司るザンダー星の壮大な戦いに巻き込まれてしまう。
そこでピーターは宇宙一凶暴なアライグマのロケットをはじめ、刑務所で出会った4人のワケありすぎるお尋ね者たちと手を組み“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”を結成し、銀河の存亡を懸けたあまりにも無謀な戦いに立ち向かうのであった。

登場人物&出演者

ピーター・クイル/スター・ロード(演:クリス・プラット)
ガモーラ(演:ゾーイ・サルダナ)
ドラックス(演:デヴィッド・バウティスタ)
グルート(演:ヴィン・ディーゼル)
ロケット(演:ブラッドレイ・クーパー)
ロナン・ジ・アキューザー(演:リー・ペイス)
ネビュラ(演:カレン・ギラン)
ヨンドゥ・ウドンタ(演:マイケル・ルーカー)
タニリーア・ティヴァン/コレクター(演:ベニチオ・デル・トロ)

感想

個人的な評価

本作において宇宙人に誘拐されたプレイボーイのスター・ロード、ピーター・クイルを演じるのはクリス・プラットです。
クリス・プラットは多くの映画やテレビドラマシリーズに出演しています。
映画の方では『ウォンテッド』、『マネーボール』、『LEGOムービー』などがあります。
テレビドラマシリーズでは『エバーウッド/遙かなるコロラド』、『Parks and Recreation』では現在もレギュラー出演しています。
オイラはクリス・プラットを知っていましたが、それは『ウォンテッド』にて脇役で終わる俳優というイメージしかないです。
なので、まさかアメコミ原作映画の主人公を演じるとは思っておらず、大丈夫なのかと心配したぐらいです。
しかしながら、アウトローばかりが集まったチームを最後にまとめる主人公として充分に存在感を出していました。
本作においてヒロイン的な立場となるサノスの養女で暗殺者のガモーラを演じるのはゾーイ・サルダナです。
ゾーイ・サルダナは『アバター』にて一躍有名になり、サターン賞主演女優賞を受賞していますね。
他の代表作には『ドラムライン』、『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』、『ターミナル』、『バンテージ・ポイント』、『スター・トレック』などがあります。
今回はバリバリのアクションキャラクターであり、CGが全盛の今では特殊メイクを施しながら演じています。
ただ、オイラの中で描いていた強い暗殺者ではなく、本作では“女”の暗殺者という扱いに多少の不満を残しました。
チームの中で別格の存在とも言える戦士であるドラックス・ザ・デストロイヤーを演じるのはデビッド・バウティスタです。
デビッド・バウティスタはバティスタのリングネームで活躍していたWWEのプロレスラーである。
WWEのプロレスラーが俳優になるケースが多く、特にザ・ロックとして知られていたドウェイン・ジョンソン、ストーン・コールド・スティーブ・オースチンなどが有名でしょう。
さすがに肉体派の俳優と言えるだけにアクション一辺倒の役目だと思えば、意外にもキャラクター設定が面白かったです。
宇宙一凶暴なアライグマのロケットにはブラッドレイ・クーパー、その相棒である木のヒューマノイドであるグルートにはヴィン・ディーゼルがそれぞれ声とモーションキャプチャを務めています。
ロケットは賞金稼ぎ兼傭兵として活躍する為に遺伝子改造されており、武器や戦闘術に精通しています。
一方のグルートは種族最後の生き残りであり、見た目に反して高水準の教育を受けているが、発する言葉は「I am Groot」だけである。
どちらも主役級の俳優でありながらもイロモノのキャラクターを演じていますが、だからこそこの二人が選ばれたのかもしれない。
愛くるしい見た目に反した粗暴なロケット、マイペースな性格に反した暴力的なグルートはナイスなキャラクターと言えるだろうな。
そんなガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと敵対する悪役であるロナン・ザ・アキューザーを演じるのはリー・ペイスです。
リー・ペイスは元々ピーター役のオーディションをうけていたようだが、監督の意向で悪役に抜擢されています。
ザ・アキューザーの意味は『告発者』であり、ロナンはクリー帝国の元皇帝で貴族の出身で、彼の行動はすべてクリー帝国なので利害の一致によってはヒーローとも協力を惜しまないようです。
本作では思っていたほど出番がなく、活躍の場がほとんどなかったのはかなり残念である。
最後にガモーラと姉妹同然に育ったサノスの養女であるネビュラを演じるのはカレン・ギランです。
カレン・ギランはこの役の為に古代スパルタンを研究し、髪を剃り、訓練を2ヶ月もこなすほど気合いが入っていました。
だけど、こちらもガモーラ同様に“女”という中途半端な扱いになってしまい、個人的にはもう少しなんとか工夫して欲しかった。
ピーターを誘拐したラヴェジャーズのリーダーで盗賊のヨンドゥを演じたマイケル・ルーカー。
脇役として様々な作品に出演するマイケル・ルーカーだが、本作ではそれなりの見せ場があったけど、もう少し彼の活躍が見たかったです。
特にヨンドゥが何度も威嚇として見せた口笛で操る矢の攻撃力に、本作の中で一番欲しい武器だと思わせてくれました。
最後にちょい役として登場したタニリーア・ティバン/コレクターを演じたベニチオ・デル・トロ。
ベニチオ・デル・トロは言わずと知れた名優の一人であり、こういうクセの強いキャラクターを演じるのは得意であり、本作でも短いながらもしっかりと存在感を出していた。
全体的にゴキゲンな洋楽に乗せて物語が王道を突き進む構成で、こういうアメリカンな軽いノリは嫌いじゃない。
こういう映画は芸術性を求める映画人には面白くないだろうけど、娯楽人である自分にとっては素晴らしい作品だと思います。
マーベル・シネマティックス・ユニバースに属する作品の一つとして、今後、どのように他の作品と関わってくるか非常に楽しみである。

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