エルム街の悪夢/ザ・ファイナルナイトメア RE-590

作品紹介

公開年月  1991/09/13
ジャンル  ホラー/スプラッター
原作  なし
監督  レイチェル・タラレイ
脚本  マイケル・デ・ルカ
製作  ロバート・シェイ、アロン・ワーナー
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

フレディが消えてしばらく経ったある日、エルム街の近くのの更生施設でマギーはホームレスの若者のカウンセラーをしていた。
マギーはかつてエルム街でフレディを目撃したという少年ションと出会い、彼の話しを聞くと自分が見た悪夢と酷似していたと気付く。
そこでマギーはフレディが作った悪夢の街・スプリングウッドへ出発し、戦いを挑もうとするのであった。

登場人物&出演者

マギー・バローズ(演:リサ・ゼイン)
主人公。未成年者矯正施設でドックの助手をする。新たなに来たジョンの診察をした。
リサ・ゼインは代表作に『思い出のハートブレイク・ホテル』、『モンキーボーン』がある。
ジョンが見ていた悪夢と同じような光景を見た事で、不審に思いドックに相談していた。
スプリングウッドでフレディの真相を知っていき、その過程で自分が彼の娘だと知る。
そのせいで知らず知らずのうちにフレディをスプリングウッドの外に出してしまう。
最後はドックの協力を得てフレディを現実世界に連れ出し、見事に倒して生還を果たした。

ジョン・ドゥ(演:ション・グリーンブラット)
記憶喪失の青年。フレディに悪夢を見せられ、気付いたらスプリングウッドにやって来た。
ション・グリーンブラットは代表作に『ニュージーズ』、『ラスト・パラダイス/熱い砂浜の戦士たち』などがあります。
町をフラフラしていると警察官に保護され、未成年者矯正施設に送り込まれてしまう。
マギーの質問を受けると記憶喪失だと診断され、眠らない事だけが身を守れると覚えていた。
当初は自分こそがフレディの子供だと信じて、なんとかやっつけようと協力的になる。
最後は実はフレディの子供じゃないと教えられると、悪夢で剣山の上に落下して死亡した。

ドック(演:ヤフェット・コトー)
未成年者矯正施設で働く医者。安い給料のせいで治療が見込めないが、悪夢の研究を続ける。
ヤフェット・コトーは代表作に『エイリアン』、『ミッドナイト・ラン』などがあります。
ジョンとマギーが同じような悪夢を見る事実を興味を抱き、彼女の反対があっても続ける。
古代の夢魔が描いた絵を部屋に飾っていて、実際に夢を自在にコントロールができるという。
一度は悪夢に囚われるが、研究の成果によりフレディにされる寸前で現実世界に戻った。
最後はフレディを現実世界に連れ出す方法を提案し、マギーが倒して生還を果たした。

トレイシー(演:レズリー・ディーン)
未成年者矯正施設に入院している。幼少期に父親から性的虐待を受けていた過去を持つ。
レズリー・ディーンは代表作に『Midnight Ride』、『パルプ・フィクション』があります。
虐待の後遺症として幼児退行してしまい、その治療にマギーやドックが頭を悩ませる。
カルロスとスペンサーとスプリングウッドに来て、フレディと出会いなんとか逃げ出した。
マギーがフレディの娘だと知って、一緒に戦おうとするも結局は彼女を見守る事になる。
最後はフレディと対峙するマギーに武器を次々と渡し、見事に倒して生還を果たした。

スペンサー(演:ブレッキン・メイヤー)
未成年者矯正施設に入院している。家は金持ちだが、父親に反抗する為にイタズラをする。
ブレッキン・メイヤーは代表作に『エスケープ・フロム・LA』、『ニューヨークの恋人』などがあります。
パイプ爆弾のイタズラを仕掛ける職員をビックリさせが、マギーは彼を理解しようとする。
何度も家出をしていて、カルロスとトレイシーを誘って施設を脱出しようと計画した。
マギーとジョンの乗っていた車に同乗して、スプリングウッドの町から抜け出せなくなる。
最後はクスリでハイになろうとフレディの誘いに乗り、ゲームのキャラになって死亡した。

カルロス(演:リッキー・ディーン・ローガン)
未成年者矯正施設に入院している。母親からの暴力で耳に障害を持ち、補聴器をつけている。
リッキー・ディーン・ローガンは代表作に『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、『ザ・ファンタスティック・フォー』などがあります。
トレイシーと仲が良く、施設を抜け出す為にスペンサーが立てた脱出計画に乗っていた。
スペンサーの計画通り施設を脱出したが、マギーとジョンがスプリングウッドに向かう事に。
町から抜け出せないと知って、夜になって眠くなると1428番地の売り家に入っていく。
最後はベッドで眠ると、フレディの悪夢で聴覚が倍加されて音によって頭が爆発四散した。

フレディ・クルーガー(演:ロバート・イングランド)
エルム街の連続殺人鬼。スプリングウッドから脱出する為に悪夢でジョンを操る事に。
ロバート・イングランドは代表作に『マングラー』、『ウェス・クレイヴンズ/ウィッシュマスター』などがあります。
ジョンをスプリングウッドの外へ送り出し、そこで自分の娘を連れて来させるようとする。
まんまと計画通りにジョンはみんなを連れて帰ってきて、娘のマギーに入って町を出た。
新たな町で惨殺を開始しようとするが、対決を決めたマギーが頭の中に入り込まれる。
最後は現実世界に引き込まれ、マギーの手によってパイプ爆弾で爆発四散して消滅した。

感想

個人的な評価

本作はシリーズの6作目となり、ついに完結する事となる作品です。
長らく続いていたシリーズが本作で完結となりますが、ご存じの通りまだ2作続きます。
ただし、次回作である『ザ・リアルナイトメア』と『フレディ vs ジェイソン』はスピンオフ扱いとなっています。
原題が『FREDDY’S DEAD: THE FINAL NIGHTMARE』という事で、フレディが本作で死んで完結するという意味になっている。
本作では誰がフレディの子供だという謎解きが展開され、微妙なミスリードが続いていく。
勘のいい人だと序盤で分かってしまうので、ミスリードを必死にしていた登場人物がなんだか空しく感じてしまう。
完結編という事で本作はフレディの過去に触れていて、それまで一切出てこなかった娘の話が唐突に出てくる。
それまでは母親の話が出て、一度は封印したが、今回のはかなりのムリがあったと思います。
多くの人はフレディは独身だと思っていただろうし、今さら娘を出されても困ってしまう。
その娘が物語の中心になって、微妙なミスリードを展開しているが意外にも盛り上がらない。
フレディのユニークな惨殺もあまり派手じゃなく、ちょっとばかり地味で完結編にしてはそこまでインパクトがなかった。
ただ、1作目に出演していたジョニー・デップが一瞬だけ出ていたのは良かったです。