13日の金曜日PART6/ジェイソンは生きていた! RE-580

作品紹介

公開年月  1986/08/01
ジャンル  ホラー/スプラッター
原作  なし
監督  トム・マクローリン
脚本  トム・マクローリン
製作  ドン・ビーンズ
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

未だにジェイソンの悪夢に苛まれるトミーは、ある日、友人のハーズと「フォレストグリーン」と名を変えたクリスタルレイクに戻った。
悪夢と完全に決別するべくジェイソンの遺体を掘り出して火葬にしようと、その死骸に何度も鉄柵を突き刺した。
火葬するべくトミーがガソリンを手に取るが、突如の落雷でジェイソンに刺さった鉄柵が避雷針となって、高圧電流によって蘇ってしまうのだった。

登場人物&出演者

トミー(演:トム・マシューズ)
主人公。精神病院から抜け出して、ジェイソンを完全に葬り去るべく死体を燃やそうとする。
トム・マシューズは代表作に『バタリアン』、『ワイルド・ガン』などがあります。
友人とともにジェイソンの墓を暴くが、過去の事を思い出して暴走して鉄柵を突き出す。
そのせいでジェイソンが生き返ってしまい、保安官に忠告するも結局は町を追い出される。
それでもジェイソンの危険性を放っておけず、戻るとメーガンの協力を得てキャンプ場へ。
最後はジェイソンを湖に沈めるが失神してしまい、メーガンによって助け出される。

メーガン(演:ジェニファー・クック)
ヒロイン。ギャリス保安官の娘。フォレスト・グリーンの指導員としてキャンプ場に行く。
ジェニファー・クックは代表作に『Tom and Joann』、『Covenant』などがあります。
その途中で保安官事務所に立ち寄ると、留置所にいたトミーをひと目で気に入ってしまう。
保安官事務所で留守番をしていると、ジェイソンが殺しているとトミーから聞いて会う事に。
トミーをキャンプ場に連れて行き、凄惨な現場を見て動揺するが子供たちを安心させる。
最後は失神したトミーを助け、ボートのスクリューでジェイソンの首を切り刻んで助かった。

ギャリス保安官(演:デヴィッド・ケーガン)
フォレスト・グリーンの保安官。寛いでいたところでトミーがやって来て慌てて起き出す。
デヴィッド・ケーガンは代表作に『Body Chemistry』、『Shackles』などがあります。
ジェイソンが生き返ったと戯言を主張するトミーを無視して、そのまま留置所に入れる。
町の外へ送り出す為に付いて行くが、墓場へ行ったトミーを捕まえて怒りとともに町の外へ。
フォレスト・グリーンで殺人が発生してトミーの仕業だと思い、キャンプ場に行く。
最後は現場に来た部下が全員殺され、娘を助けようと殴りかかるも背骨を折られて死亡。

コート(演:トム・フリドリー)
フォレスト・グリーンの指導員。大胆に破れたジーンズとイヤホンから音楽を聴いている。
トム・フリドリーは代表作に『Max Dugan Returns』、『Oy Vey! My Son Is Gay!!』などがあります。
保安官事務所にメーガンたちとやって来ると、破れたジーンズにギャリスが突っ込んでいた。
子供たちがキャンプ場に来ると、男の子たちを集めてつまらない話しを展開していた。
最後は同じ指導員のニッキーとキャンピングカーで楽しい事をして、ジェイソンに殺された。

シシー(演:レニー・ジョーンズ)
フォレスト・グリーンの指導員。メーガンたちと保安官事務所に立ち寄っていた。
レニー・ジョーンズは代表作に『勝利への疾走(前後編)』、『Winner Takes All』がある。
メーガンが女の子たちに話しをしている間、ポーラと一緒に子供たちの後ろではしゃぐ。
最後はポップコーンを食べながら音楽を聴いたが、ジェイソンに首を引っこ抜かれる。

ポーラ(演:ケリー・ヌーナン)
フォレスト・グリーンの指導員。メーガンたちと一緒に保安官事務所に立ち寄っていた。
ケリー・ヌーナンは代表作に『Hot Moves』、『The Late Shift』などがあります。
シシーとともにメーガンが女の子たちに話ししている時、彼女らの後ろではしゃいでいた。
最後は寝ていたところで目を覚まし、シシーを探しに行くがジェイソンに遭遇して殺された。

ジェイソン・ボーヒーズ(演:C・J・グラハム)
クリスタルレイクの連続殺人鬼。埋葬されていたが、トミーによって墓を暴かれる。
C・J・グラハムは代表作に『地獄のハイウェイ』などがあります。
その時にトミーが差し込んだ鉄柵から雷を受けて、腐乱死体から生き返る事になる。
そこから出会った人間を次々と惨殺していき、ついに代名詞となるナタまで手に入れる。
保安官たちの目をすり抜けてキャンプ場に向かい、そこで指導員たちを片付けていく。
最後はトミーを殺そうとするも湖に沈められ、メーガンがスクリューで首を切られ再起不能。

感想

個人的な評価

本作はシリーズの第6作目となり、前作の失敗によりジェイソン・ボーヒーズが強引に復活した作品となります。
一応、前作の直後となる物語であるが、最後の場面よりも前から本作が始まっています。
殺人鬼であるジェイソン・ボーヒーズと対決してきたトミーにとって本作が最後となります。
本作は完全にトミーのせいでジェイソンが生き返って、それをなんとか処理しようとするも結局はできずに多くの人間が殺されていきます。
ジェイソンはいつも通りの事をしているので、本作において最大の極悪人はトミーとしか言えないような状況である。
相変わらずジェイソンは若い男女が好きで殺しまくっているが、ついでに墓守のアル中の爺さんまで殺しています。
しかも、本作では雷を受けて生き返った事で、もはや銃で撃たれても痛がる様子すらない。
ついにジェイソン・ボーヒーズはみんな知る不死身の殺人鬼となって、職人の如く若者たちを惨殺していきます。
みんなが抵抗する前に容赦なく殺していく点でも、職人技と言えるほどジェイソン・ボーヒーズの鮮やかな手つきを垣間見る事ができます。
最大の元凶であるトミーは責任を感じてジェイソンを退治しようとするが、何度も保安官に捕まるという失態を展開する。
そこで保安官の娘となぜかいい感じになって、彼女の協力でジェイソンと対決するところまで持っていって相打ちとなります。
しかし、トミーには勝利の女神が付いているので、なぜか保安官の娘がジェイソンにトドメを刺すという展開となった。
とにかく、今回はジェイソンが悪いのではなく、トミーが最大の悪だったのが逆に面白いポイントだったと思います。