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シーボーグ RE-2536

シーボーグ RE-2536

作品紹介

公開年月  2017/01/17
ジャンル  SF/アクション
原作  なし
監督  ダニエル・アームストロング
脚本  ダニエル・アームストロング
製作  アンソニー・モラン
製作国  オーストラリア
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

宇宙裁判所で有罪が確定した半分女エイリアンで半分ロボットの“シーボーグ”は、処刑を免れる為に宇宙船で逃走した。
地球にある犬の保護センターに墜落し、消耗したエネルギーを回復させる為に次々と人間と犬を襲っていく。
シーボーグはそのエネルギーを使って故郷へ帰還するべく、仲間のサイボーグを増やして地球の征服を企てる。
同じ頃、パンクな女子高生のディランとエディ、カリスマバンドのボーカル・リックは犬を解放しようとするが、そこでシーボーグの存在に気づき地球の危機を察知するのだった。

登場人物&出演者

ディラン(演:ホイットニー・ダフ)
市長の娘。赤髪。有名私立高校に通うが、親への反発からトラブルを起こすのが日常茶飯事。
ホイットニー・ダフは代表作に『Loyalty』、『Lazybones』などがあります。
誰にも影響されたくないと主張するワリにエディの誘いを当たり前のように受けていく。
錠前をヘアピンで開けられる腕前を持ち、パワフルなプロレス技を次々と披露する。
エディが一番頼りにする何かを考える顔により、危機的状況を打破する突破力を持つ。
最後はシーボーグと直接対決し、エディを殺された怒りによってあっさりと倒す事になる。

エディ(演:デイジー・マスターマン)
ディランの友人。金髪。ヤリマン。革命と称してトラブルを起こすディランに注意する。
デイジー・マスターマンは代表作に『MurderDrome』などがあります。
犯罪を重ねるディランを心配しているが、自身も捕まって記録に残る事を一番心配している。
バンドマンのリックをひと目見て気に入り、彼が敢行する動物保護センター襲撃に参加。
ディラン並みのプロレス技とカンフーを使い、襲いかかるシーボーグの仲間を倒していく。
最後はシーボーグと対決するもあっさりと殺され、それはディランの怒りに火を付けた。

リック(演:マーク・エントウィッスル)
バンドマン。Tシャツに自身の主張を込めて自作している。社会への不満を主張している。
マーク・エントウィッスルは本作が長編映画デビュー作となっています。
警察署で出会ったディランとエディをライブに誘い、動物保護センター襲撃にも誘う。
シーボーグの仲間に襲われると一目散に逃げ出すも捕まって内蔵をえぐり出される。

ヴェルマ(演:ルイーズ・モニングトン)
オタク。紫髪。星を観察していたらシーボーグの宇宙船を発見して現場へ駆けつけた。
ルイーズ・モニングトンは代表作に『MurderDrome』、『Cult Girls』などがあります。
一度はシーボーグの仲間に捕まるも、ディランたちの助けによって逃げ出す事に成功する。
シーボーグの仲間を倒すデータを持っているが、それは最後まで役に立つ事はなかった。
戦闘面ではまったく役立たずだが、転んだ弾みでシーボーグの仲間を一人倒した強運を持つ。
最後はシーボーグと和平交渉をするも決裂し、襲われそうになってディランたちが介入。
気づいたらほぼ無傷で戦いを乗り切るが、結局はあまり意味ないキャラクターでした。

サム(演:トミー・ヘルファイア)
警察官。パトカーに落書きするディランたちを見つけて追いかけ回して逮捕する。
トミー・ヘルファイアは代表作に『Iniquitous』、『Evil Fred』などがあります。
当初はディランたちの主張を信じなかったが、動物保護センターで死体を見て協力する。
基本的に役立たずでシーボーグの仲間に翻弄されるが、リックよりはマシだった。

市長(演:シーン・マッキンタイヤー)
ディランの父親。市長としてのメンツを第一と思い、ディランの素行に頭を悩ます。
シーン・マッキンタイヤーは代表作に『Vanished』、『The Legend of Ben Hall』がある。
問題を起こすディランの罪を市長の権限で取り消すも、ついに見放してしまう。
いつの間にかシーボーグの仲間となって、邪魔になったディランを殺そうとする返り討ちに。

獣医(演:ナタリー・ゲレ)
動物保護センターの獣医。犬を使ってクスリ漬けにして、バラバラに切り刻む異常者。
ナタリー・ゲレは本作が長編映画デビュー作となっています。
シーボーグによって改造され、右手の指は注射器なっており、手下として仲間を増やす。
ディランに顔を傷つけられた事に恨みを持ち、執拗に彼女の顔と交換しようとする。
最後はディランとタイマンして圧倒するが、油断したところで車で轢き殺される。

シーボーグ(演:エマ=ルイーズ・ウィルソン)
宇宙裁判所で秩序を乱したとして処刑されようとするも、カオスの導きで脱出に成功する。
エマ=ルイーズ・ウィルソンは代表作に『Any Questions for Ben?』、『From Parts Unknown』などがあります。
地球に降りたってからはエネルギー不足を解消するべく次々と仲間を増やしていく。
基本的に車の中でエネルギーを集めているので、出番は最初と最後だけとなる。
最後はディランたちの反撃に遭い、エディを殺すも怒りの頂点に達してディランに倒される。

感想

個人的な評価

本作は『未体験ゾーン2017』で公開されたオーストリア製作の作品。
低予算のB級映画であるが、エイリアンの侵略を描く作品として果敢に挑んだ。
その結果、オーストラリア国内ではカルト的な人気を博したという。
最大の理由として、それは主要人物である三人の女性がムチムチである点でしょう。
これは完全にマニア向けであり、分かりやすく赤髪、金髪、紫髪と特徴をつけています。
赤髪の主人公ディランはメンツばかりを気にする市長の父親に対して反抗期である。
主人公の親友である金髪のエディはオシャレで帽子は命であり、すぐ男に色目を使う。
たまたま合流したエイリアンのオタク、紫髪のヴェルマはメガネっ子で知識豊富。
このようにハッキリと分かれたキャラクターはカルト人気を支えているだろう。
基本的に男たちは役立たずでオマケみたいなモノであり、本作は女性によるプロレスがアクションの中心となっています。
ディランは大きな体から繰り出されるパワフルなプロレス技で敵を倒していきます。
エディは可愛い顔のワリに体格が良く、自称カンフー使いで敵を意図も簡単に倒していく。
ヴェルマは知識先行の為に戦闘ができないが、転んだ拍子に敵を倒す強運の持ち主。
それぞれが色とキャラクターを出していて、きちんと物語を盛り上げています。
特にディランは終盤で改造された獣医とタイマンするが、相当のダメージで顔が血だらけになっても次の場面では平然と立ち上がります。
本作に登場する女性はみんな体格がいいので、パワフルであるけど、アクションにはまるでスピード感がありません。
だから苦肉の策としてプロレス技が中心になったが、これは正解だったかもしれない。
内容として真面目な構成でありながら、コミカルな要素をぶっ込んでくる余裕を見せる。
主要の三人娘が安定しているので、多少の悪ふざけをしてもなんとかフォローできる。
肝心のシーボーグは一番のオマケであり、最後に出てきたワリにもの凄く弱い。
主人公を拘束しているのか攻撃しているのか分からないビームのムダ使いは逆に粋でした。
笑う箇所はほとんどないが、緩い感じで製作陣も楽しんでいるので、バカ映画に近い要素を持った作品だと思います。
どうせならシーボーグ側の設定も悪ふざけをして、もっと楽しませるようにすれば、バランスが良かっただけで少し残念なところでした。

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