シティーハンター　RE-1817

作品紹介

あらすじ

私立探偵・孟波（冴羽獠）が、社長令嬢・清子を捜し出して日本に連れ帰るよう依頼される。
豪華客船に潜り込んだ清子を追う孟波だが、そこには相棒の妹・香がいて、更にテロリストたちにより占領されてしまう。
思わぬ事件に巻き込まれた孟波は、知り合いのランやギャンブラーの高達の助けを借りて、テロリストたちを倒していくのであった。

登場人物＆出演者

・孟波/冴羽獠（演：ジャッキー・チェン）
・今村清子（演：後藤久美子）
・中村恵香/槇村香（演：ジョイ・ウォン）
・ビッグ・マック/マクドナルド大佐（演：リチャード・ノートン）
・キム（演：ゲイリー・ダニエルズ）
・野上冴子/ラン（演：チンミー・ヤウ）
・銀子（演：キャロル・ワン）
・高達（演：レオン・ライ）
・大脚/ロッキー（演：パル・シン）
・中村/槇村秀幸（演：マイケル・ウォン）

感想

個人的な評価

北条司の同名漫画を実写映画化した作品。
とは言っても、完全なるジャッキー映画となっています。
実際の冴羽獠とは似ても似つかないが、そこはジャッキー映画の醍醐味である。
完全なる香港版『シティーハンター』であり、原作とは別物だと言えます。
しかし、ジャッキー映画の要素がすべて詰まっています。
特に本作はコメディ色が強く、随所に散りばめられたギャグシーンは楽しい。
やはり、ジャッキー・チェンはコミカルな演出があってこそ面白い。
もちろん、アクションは高いレベルだからこそ、悪ふざけができるのです。
それにジャッキーの持ち味であるスタントなしのアクションもあります。
本作で注目して欲しいのは、当時流行した格闘ゲーム『ストリートファイターⅡ』を取り入れている場面。
ジャン＝クロード・ヴァン・ダムで実写映画化しているが、それと比べても意外にもレベルが高い。
ゲイリー・ダニエルズが扮するケンは完璧で、そこにジャッキーがエドモンド本田、それにハマリ役の春麗をやってくれるは最高である。
原作ファンには申し訳ない実写映画だが、ジャッキー映画として充分に楽しめる作品。
実写映画としては失敗かも知れないが、ジャッキー映画として成功していると思います。