作品紹介
公開年月 | 2015/07/20 |
---|---|
ジャンル | パニック |
原作 | なし |
監督 | ミスティ・タリー |
脚本 | グレッグ・ミッチェル |
製作 | エリック・デイヴィス、サム・クレイター |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
観光地として知られるレッドプラム島には廃墟のような巨大な建物があった。
そこには政府の研究施設があって、負傷兵を治療する為に細胞を再生させる研究が、サメを実験台として極秘裏に行われていた。
ある時、実験過程で突然変異した不死身のゾンビシャークが誕生し、研究所から脱走した。
ゾンビシャークは凶暴な上に噛まれると生き物は全部ゾンビと化してしまう。
そして、ゾンビシャーク、ゾンビ、生き残った人間による三つ巴の戦いが始まるのだった。
登場人物&出演者
・アンバー(演:キャシー・スティール)
主人公。バーで働いている。実は15歳で子供産んでいて養子として出されている。
キャシー・スティールは20作に出演し、テレビドラマやテレビ映画で活躍しています。
その為、妹のソフィには厳しく接しているが、それは彼女なりの罪滅ぼしとなる。
こういう作品では女性が活躍するけど、もう少し美人な主人公が良かった。
実は母親という設定は妙に納得できるほど、老けてみるような感じです。
・ジェンナー(演:ロス・ブリッツ)
アンバーの恋人。ネットで激安チケットを手に入れ、レッドプラム島へ旅行に行く事に。
ロス・ブリッツは22作に出演し、テレビドラマや映画などで活躍しています。
男を上げる為にアンバーたちを連れて行くが、まさか最初に死ぬとは思わなかった。
・ソフィ(演:スローン・コー)
アンバーの妹。街へ来たばかりだが、アンバーは彼女を子供扱いにしている。
スローン・コーは5作に出演し、デビュー作に『ゴースト・シャーク』があります。
自分としては何かとやりたいけど、どうしてもアンバーに止められてしまう。
荒れていた姉と違って、成績優秀で品行方正だが、姉の過保護に嫌気が差している。
・ブリジット(演:バッキー・アンドリューズ)
アンバーとバーで働く同僚。何かとSNSに写真をアップする。おっぱい要員。
バッキー・アンドリューズは5作に出演し、テレビドラマや映画で活躍している。
おっぱい要員のクセに意外にも深く考えているが、それが死亡フラグでした。
・パーマー博士(演:ローラ・カユーテ)
研究所の責任者。脱走してしまったゾンビシャークをなんとか処分しようとする。
ローラ・カユーテは代表作には『ジャンゴ/繋がれざる者があります。
過去に軍人であった兄を亡くしていて、それがきっかけで研究をしていました。
・マックスウェル(演:ジェイソン・ロンドン)
研究所の警備主任。施設の警備として雇われたが、バケモノを追う事に不満を持つ。
ジェイソン・ロンドンは代表作に『デビル・ハザード』、『タワー・オブ・ザ・デッド』などがあります。
こういう非常事態では一番頼りになる人物だが、途中でケガをしてしまうマヌケ。
・レスター(演:ロジャー・J・ティンバー)
レッドプラム島の案内役。受付。バーテンダー。この島で育った地元民。
ロジャー・J・ティンバーは
単なるオモシロ黒人だと思えば、なぜかヒーローになろうという勘違い野郎でした。
大統領も顔負けの演説をするけど、明らかにムリがあるのはギャグのつもりだったのか。
近年のオモシロ黒人は死なないのが定番で、本作も当たり前のように生き残ります。
感想
個人的な評価
サメ映画は数多くあるし、ゾンビ映画だって数多く存在する。
その二つがまさかの融合を遂げる事になるが、これは興味深い作品になる。
とは言っても、元がテレビ映画だから期待するのはお門違いだと言える。
まずは肝心のサメだが、CGは驚くほどショボイせいで迫力がまったくありません。
何よりサメ映画では大きさが重要だが、これも小さいサイズで迫力がない。
ゾンビシャークなので、海だけじゃなく地上でも行き続けられます。
ただ、その設定が逆に仇となっていて、首だけになったサメの造形が安っぽい。
そして、こういう作品では必ず登場人物たちは頭が悪いです。
諦めるのも早いし、死亡フラグをいっぱい立てるし、バカとしか思えない行動をする。
もうワザととしか思えないほど、全員が揃ってマヌケという点が笑える。
都合良く頼りなる警備主任がケガするので、そこは主人公がトドメを差す構図も単純です。
サメとゾンビの融合だと思ったら、その設定をまったく活かせていない。
本作では死ぬ人物が全員とも死亡フラグを立てているのもバカ正直。
もの凄い可能性がある題材なのに、予算が足りず、製作側の能力も足りない作品。
ガッカリするのは分かっていたけど、想像以下の内容なのは残念でならない。