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シャークネード/エクストリーム・ミッション RE-2406

シャークネード/エクストリーム・ミッション RE-2406

作品紹介

公開年月  2015/11/04
ジャンル  パニック/アクション
原作  なし
監督  アンソニー・C・フェランテ
脚本  サンダー・レヴィン
製作  デヴィッド・マイケル・ラット
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

三度現れたシャークネードが首都ワシントンを襲いかかり、ホワイトハウスは崩壊し、街は壊滅状態となる。
その猛威は更に勢いを増し、ワシントンとは反対側にある大西洋沿岸まで包囲する。
一方、フィンの妻エイプリルが訪れていたユニバーサル・スタジオ・フロリダにも大量のサメが押し寄せていた。
そこへエイプリルを助ける為に駆けつけたフィンだったが、かつてない最大級のシャークネードを目の当たりにするのだった。

登場人物&出演者

フィン(演:アイアン・ジーリング)
主人公。ロスとニューヨークを救った功績により、最高位の「大統領自由勲章」を授与する。
アイアン・ジーリングは監督業もこなし、短編映画『Man vs. Monday』ではFt. Lauderdale Film Festivalで観客賞を受賞している。
冒頭から何事かと走っているが、それは上記の授与式に遅れているというミスリードでした。
だけど、フィンが行くところには嵐とサメがやって来るけど、本作でも見事に呼んでいる。
今回で三度目となるが、すでに超人化している彼は新しくサメが来る予知能力を身につける。
相変わらずの怪力を発揮しており、二丁のアサルトライフを両手でぶっ放し、頭部だけの石像をサメに投げつけて破壊する。

エイプリル(演:タラ・リード)
ヒロイン。前作では左手を食いちぎられるも、回転ノコを装備して超人化しました。
タラ・リードは代表作に『アメリカン・パイ』、『アローン・イン・ザ・ダーク』がある。
本作では妊娠していて、母親と一緒にユニバーサル・スタジオ・フロリダでのんびり。
それにしても、すでに成人を迎えた長男がいるのに子供を作るなんて元気ですね。
妊娠しているけど、シャークネードに備えて義手には小型のチェーンソーを仕込んでいる。

ノヴァ(演:キャシー・スケルボ)
シャークネードから多くの人を救う活動をしている。なぜか女戦士みたいになっている。
キャシー・スケルボはテレビドラマ『跳べ!ロックガールズ/メダルへの誓い』が有名です。
サメに食われたせいで頭のネジが外れたようで、一人だけ世紀末的な言動が目立ちます。
チェーンソーと怪力で立ち向かうフィンと違って、完全武装と発明家を伴っている。
未だにフィンへの想いがあるようで、子供ができた事を知って微妙な反応をする。

メイ(演:ボー・デレク)
エイプリルの母親。何かとエイプリルを心配していて、フィンをあまり快く思っていない。
ボー・デレクは代表作に『類人猿ターザン』、『ゴースト・ラブ』などがあります。
初めてシャークネードを目の当たりにするが、戦力外として早々に退場させられます。

クラウディア(演:ライアン・ニューマン)
フィンの娘。フィンとは和解していて、自慢の父親として楽しい日々を過ごしている。
ライアン・ニューマンは代表作に『キャプテン・ズーム』があります。
ユニバーサル・スタジオでは下心満載の青年とともに楽しんでしまうビッチになる。
一作目では役立たずの棒立ち要因だったのに、なぜか本作では普通に戦う超人に。

マーティン(演:マーク・マクグラス)
フィンの義理の弟。なぜかフィンの授与式にちゃっかり参加していました。
マーク・マクグラスは代表作に『スクービー・ドゥー』などがあります。
その役目はフィンにとって煩わしいマスコミからガードするという重要なモノでした。
カメオ出演程度であったが、なぜかずっと副大統領と付き添っていました。

ルーカス(演:フランキー・ムニッズ)
シャークネード・ハンターの相棒として、完全にのめり込んでいる天才オタク。
フランキー・ムニッズは代表作に『デュースワイルド』、『エージェント・コーディ』などがあります。
何かと役に立つ頭脳であるけど、一緒に組んでいたノヴァに想いが告げられず退場。
四肢を食いちぎられ爆破されるという本シリーズで最も残酷な死に方をします。

ギルバート(演:デヴィッド・ハッセルホフ)
フィンの父親。元軍人で大佐。宇宙飛行士候補だったがNASAにはコネがある。
デヴィッド・ハッセルホフはテレビドラマシリーズ『ナイトライダー』で有名です。
現在はダイナーを経営しているが、極秘のスペースシャトルを飛ばせる。
颯爽と登場して、颯爽と散っていくアメリカンなスーパーヒーローでした。

感想

個人的な評価

ついに三作目となった『シャークネード』シリーズ。
作品を重ねるごとにスケールアップしています。
本シリーズはテレビ映画であるが、サメ映画の可能性を大きく広げた作品である。
一作目ではロサンゼルス、二作目ではニューヨーク、本作では宇宙まで行っちゃいます。
シャークネードも解明されつつあって、実はそこにいるサメは独自の進化をしている。
一度も海に戻らず、上空でずっと浮いている感じで生息しているというのです。
だから食べるのは魚じゃなく、なぜか人間という事になるが、あまりにも強引すぎる理論。
サメ映画に正しい理論など通用するはずないが、本作では真面目に語っています。
基本的に大規模な自然災害であるシャークネードに対抗するのは主人公のフィンです。
フィンを象徴するのがチェーンソーだが、それ以外にも怪力と強運を持っています。
みんなが時間をかけて訓練する事を場当たりだけで熟練者以上の成果を上げる。
更にフィンの能力に周囲の関係者を超人化というのがあって、本作でも発揮しています。
一作目で無能だったクラウディア、初登場の父親ギルバートなどが超人化します。
そして、本作はついに宇宙まで行ってしまうが、ノヴァが改造したチェーンソーを使う。
その時にチェーンソーのエンジン音が聞こえると思ったら、紫色のレーザーチェーンソーに改造されていました。
まさかのレーザーチェーンソーに思わず声を上げてしまったが、本作で最も驚くシーンだったのは言うまでもない。
更に本作はまだ驚くシーンが続き、サメから赤ん坊が生まれるという超展開になる。
クライマックスに起こる怒濤の超展開はさすがに読めなかったです。
だからこそ素直に驚きの声が出たと同時に、本作はある種の哲学を感じました。
バカ映画も突き抜ければ名作になるというお手本の作品だと言えます。
シリーズを重ねてつまらなくなる作品が多い中、本作はサメ映画の可能性をどこまでも追求する製作側の意気込みが伝わってきます。