作品紹介
公開年月 | 2010/11/12 |
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ジャンル | サスペンス/アクション |
原作 | 『CSX8888号暴走事故』(モチーフ) |
監督 | トニー・スコット |
脚本 | マーク・ボンバック |
製作 | ジュリー・ヨーン、トニー・スコット、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
ペンシルベニア州にある操車場で最新鋭のディーゼル機関車の牽引による39両編成の貨物列車777号がブレーキ操作の不備によって無人のまま暴走を始めた。
この列車には19万リットルものの発火燃料に加え、発火性の強い有毒化学物質が大量に積載されていた。
このまま暴走を続ければ1時間40分後にはスタントン郊外の急カーブで脱線転覆し大惨事になる事は避けられなかった。
巨大なミサイルと化した鴨の列車を止めるべく、この鉄道会社から強制解雇を通告された旧式機関車のベテラン機関士と、その列車で勤務していた新米車掌が立ち上がるのだった。
登場人物&出演者
・フランク・バーンズ(演:デンゼル・ワシントン)
・ウィル・コルソン(演:クリス・パイン)
・コニー・フーパー(演:ロザリオ・ドーソン)
・オスカー・ガルビン(演:イーサン・サプリー)
・スコット・ワーナー(演:ケヴィン・コリガン)
感想
個人的な評価
この作品は2001年5月にオハイオ州で発生した貨物列車暴走事故を基に作られています。
残念ながら事故について初耳となりましたが、こうして映画で知る事ができます。
前にも書いたと思いますが、映画というのは単純に娯楽だけじゃなく、このような出来事も伝える素晴らしい媒体だと思います。
例え、事故について何も知らなくても、こういう映画を通じて現実にあった出来事が分かる。
監督にはサスペンス映画を得意とするトニー・スコットが務めています。
トニー・スコット監督と言えば、彼の作品の常連として最初に思いつくのはデンゼル・ワシントンですね。
これまでに『クリムゾン・タイド』、『マイ・ボディガード』、『デジャヴ』、『サブウェイ123激突』、そして本作と五本も一緒に組んでいます。
上記の作品から分かるようにサスペンス要素と少しのアクション要素で構成された映画が多いのが主な特徴でしょう。
何よりデンゼル・ワシントンの演技力を引き出せる監督だと思います。
本作においてブルースター操車場に勤めるベテラン機関士フランクを演じるのはデンゼル・ワシントンですね。
黒人俳優として最も認められているデンゼル・ワシントンですが、何度も組むトニー・スコット監督との相性は悪くない。
トニー・スコット監督の作品はデンゼル・ワシントンがいるおかげで楽しめると思います。
それほどにデンゼル・ワシントンの存在は大きく、本作でもその存在感を示しています。
もう一人の主人公で配属されて4ヶ月となる新米車掌であるウィルを演じるのはクリス・パインです。
テレビドラマで活躍していましたが、有名な『スター・トレック』シリーズの最新作では主人公を務めています。
本作ではまさに新米という言葉が似合うようなキャラクターとなっていて、デンゼル・ワシントンのない部分を補っていると思います。
それと本作のヒロインで操車場長を務めているコニーを演じるのはロザリオ・ドーソンです。
何気に多くのメジャーな作品に出演し、代表作には『MIB2』や『シン・シティ』、それに『イーグル・アイ』などがあります。
個人的にはあまり魅力を感じない女優ですが、無難に任されたキャラクターを演じている点で評価されているのでしょうか。
物語は実際にあった出来事を描いていて、トニー・スコット監督の持ち味を充分に発揮できる内容だと思います。
もちろん、デンゼル・ワシントンの存在やクリス・パインも悪くなく、ロザリオ・ドーソンも悪くなかった。
いつもながらのトニー・スコット監督の作品で、可もなく不可もないという感じで鑑賞できると思います。