作品紹介
公開年月 | 2006/02/02 |
---|---|
ジャンル | ホラー/西部劇 |
原作 | なし |
監督 | ジェラルド・ノット |
脚本 | ジェラルド・ノット |
製作 | ジェラルド・ノット |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
ウイルスの感染から生き延びた人々は賞金稼ぎを雇ってゾンビを掃討して秩序を取り戻そうと決意する。
しかし、高額な賞金を手に入れる為、賞金稼ぎたちはお互いに争いが勃発してしまう。
一匹狼の賞金稼ぎであるリン・バスキンは最後の町、ユニオン・シティを目指すのだった。
登場人物&出演者
・リン・バスキン(演:クリント・グレン)
主人公。一匹狼の賞金稼ぎ。ギターケースに武器や荷物を積んで各地でゾンビを狩っている。
クリント・グレンは代表作に『バトルフォース/米軍第1特殊部隊』、『Nomad the Beginning』などがあります。
一度ゾンビに噛まれているが、ウイルスを体内に注入する事で免疫システムを構築している。
ハンスの情報でゾンビを狩っていたが、ブライスたちの罠にハマって死にかけてしまう。
復活してハンスを道案内にしてゾンビが大量にいるユニオン・シティを目指していく。
・ハンス(演:ニコラ・ギアコッベ)
リンにゾンビの退治を依頼している。実際はブライスたちの仲間でリンを騙していた。
ニコラ・ギアコッベは代表作に『Caravaggio and My Mother the Pope』などがあります。
そのせいでリンは一度倒れてしまい、報酬も約束の半分しかもらえずに悔しがっていた。
その為にリンの革ジャンと帽子を頂くが、復活した彼から奪い取られて道案内させられる。
大量のゾンビに囲まれてリンを囮にして逃げ出したが、運悪く足を噛まれていた。
最後はリンにゾンビ化を止めるやり方を聞くが、どうする事もできず彼に処理された。
・ハンター(演:エリン・マッカーシー)
賞金稼ぎ一団のメンバー。紅一点。ハンスが罠にハメたリンが撃たれる時に動揺していた。
エリン・マッカーシーは代表作に『Into the Arms of Strangers』、『Multiple』がある。
ハンスの始末に向かったウォルターズが遅いと口にして、諦めるべきだとブライスを説得。
何より金が第一だとブライスに主張し、ウォルターズが戻らないまま先に進む事になる。
実はリンの仲間でずっとブライスの同行を探っていて、彼の狂った計画を教えていた。
最後はゾンビに噛まれてしまい諦めると、ゾンビ化してリンを襲うも結局は処理された。
・ウォルターズ(演:ジェフ・スウォースアウト)
賞金稼ぎ一団のメンバー。常に葉巻を吸っていて、戦闘用のヘルメットを被っている。
ジェフ・スウォースアウトは代表作に『New Guy』、『Tranquility』などがあります。
ブライスに最も忠誠を誓っていて、彼がタバコを口にすると率先して火をつける。
ハンスが追ってきている事をブライスが察知すると、その始末役として残って待機する。
最後はリンを追い詰めていくが、いつの間にかやって来たゾンビに囲まれて食い殺された。
・ジャクソン(演:ディオン・デイ)
賞金稼ぎ一団のメンバー。黒人でショットガンと刃物を使う。ハチマキをしている。
ディオン・デイは代表作に『The Flesh Keeper』、『Player』などがあります。
ハンターやウォルターズとは違い、終盤まで棒立ち要員でほとんど活躍する事がなかった。
ユニオン・シティに入ってからブライスの狂った計画を知っても特に感想を口にせず。
建物がゾンビに囲まれると「クソ」と言って周囲を警戒し、ハンターの裏切りを耳にする。
最後は建物に侵入してきたゾンビたちを数体倒すが、結局物量を捌ききれず殺された。
・ブライス・レミントン(演:パリッシュ・ランドール)
賞金稼ぎ一団のボス。リンとはライバル関係でハンスを使って罠にハメて小指を奪った。
パリッシュ・ランドールは代表作に『Birdie & Bogey』、『Estella’s Revenge』がある。
同時にリンをあっさりと倒して、ゾンビが大量にいるとされるユニオン・シティを目指した。
実は世界中にゾンビウイルスを撒き散らそうと考えていて、仲間からもドン引きされていた。
追ってきたリンを迎え撃つも仲間が死んで、ハンターにも裏切られてゾンビに食い殺された。
最後はゾンビ化してもリンを殺そうと迫るが、あっさりと殺されて小指の袋も奪われた。
感想
個人的な評価
本作は典型的な低予算ゾンビ映画となっています。
西部劇とゾンビの組み合わせは決して珍しくはなく、他に『カウボーイ&ゾンビ』や『ワイルド・オブ・ザ・デッド』なんかがある。
タイトルやジャケットからサム・ライミ監督の『クイック&デッド』を連想させるが、当然のようにまったく関係ありません。
ただ、時代は近未来でなぜ西部劇風にしているのか理由がなく、単純に監督がそうしたかったからだとしか思えない。
低予算ゾンビ映画なので派手さがまったくないし、登場人物だって片手で数える程度である。
どっちかと言えば、エキストラで使っているゾンビ役の方が揃えるのが大変だっただろう。
西部劇風なので所々に現代的な風景があるけど、舞台も限られているから仕方ないです。
登場人物は非常に少なくエピソードもほとんどないし、ゾンビ映画だからストーリー性もほぼありません。
悪役となる賞金稼ぎ一団のボスは見た目がいいけど、しゃべり出すと声に迫力がなくて説得力が皆無となる。
主人公の味方であるヒロインも年増で魅力がなく、他の賞金稼ぎも棒立ち要員程度である。
あとは主人公を罠にかける男がちょっと面白いキャラクターだが、それをまったく活かせずに退場させている。
低予算ゾンビ映画に付き物の三流監督なので、この程度の内容になるのは必然だと言える。
ゾンビの方はクラシック型でゆっくり歩いて物量で襲うが、メイクの方はメインの方々以外は適当すぎた。
何より主人公は見た目だけで実際はもの凄く弱く、序盤であっさりと倒されるが、なぜか平然と復活する謎の展開を見せてくれる。
時間は70分程度だが、それと同じぐらいのレベルで内容がスカスカで見所もほぼない退屈なゾンビ映画でした。