ゴースト・ハウス　TV-48

作品紹介

あらすじ

大都会のシカゴに暮らしていたソロモン一家は大きな問題を抱えていた。
長女ジェスが問題を起こし、三歳の長男ベンは言葉を話せず、失業中の父ロイと母デニースの夫婦仲も悪くなるばかり。
そんな崩壊寸前の家族の絆を取り戻す為、ロイは静かなノース・ダコタの人里離れた農場を購入し、一家で引っ越す事にした。
ところが、一家が移り住んで間もなく、ジェスと幼い弟のベンは家の中に潜む不気味な何かの存在を感じ始める。
しかも、ヒマワリ畑の成功に賭ける両親は、そんなジェスの訴えをマトモに取り合おうとはしないのだった。

登場人物＆出演者

・ジェス（演：クリステン・スチュワート）
・ロイ（演：ディラン・マクダーモット）
・デニース（演：ペネロープ・アン・ミラー）
・ベン（演：エヴァン＆セオドア・ターナー）

感想

個人的な評価

本作において主人公となる問題を起こした長女のジェスを演じるのはクリステン・スチュワートです。
クリステン・スチュワートは若手女優の一人として多くの作品に出演しています。
代表作には『パニック・ルーム』、『トワイライト』シリーズ、『エージェント・ウルトラ』があります。
なぜかクリステン・スチュワートはこういうタイプの作品が多いイメージがあります。
当然ながら物語を切り開いていく役目であるが、シカゴでは微妙な生活も田舎ではモテるという典型的なパターン。
そもそもクリステン・スチュワートは美人なので、こんな美人が来るなら話題になるのは当然だろうけど。
何より本作では特にクリステン・スチュワートの演技が光っていて、特に恐怖と不安に駆られる場面が印象的である。
父親のロイにはディラン・マクダーモット、母親のデニースにはペネロープ・アン・ミラーが演じています。
ディラン・マクダーモットは５０作以上に出演し、他に監督や脚本家としても活躍している。
近年の出演作には『ＵＦＯ学園の秘密』、『サバイバー』、『エンド・オブ・ホワイトハウス』などがあります。
ホラー映画でよくある事情を知らない典型的な父親のパターンだが、ジェスとは仲がいいだけでも救いと言えるだろう。
ペネロープ・アン・ミラーは近年だとテレビ映画が多く、日本での知名度は高くありません。
代表作には『レナードの朝』、『キンダーガートン・コップ』、『カリートの道』がある。
溺愛する息子のベン以外は微妙な関係であり、特にジェスとは彼女がトラブルを起こしてからギクシャクしている典型的なパターン。
典型的なパターンな家族の中で三歳の長男ベンを演じる子役のエヴァン＆セオドア・ターナーの双子が光っている。
しゃべる事がないけど、典型的なパターンのホラー映画としては特徴を出していています。
サム・ライミが一枚噛んでいるので、ホラーの演出は当然ながら彼の色に染まったモノになっています。
そもそも本作は一軒家に何かいる王道的なパターンで、主人公だけが知っているというセオリーを踏んでいます。
状況が最悪になってからようやく両親が事態の重さを知っていくのも典型的なパターン。
つまり、本作は新鮮味の欠片もない使い古されたネタをアメリカンな驚かせる大きな音でホラー描写で展開しています。
ただ、クライマックスでのオチは典型的なホラー映画から少しだけ新鮮味を与える効果を持ちます。
それは逆に約束された一定のクォリティーをクリアしていて、安心して鑑賞できる作品とも言えます。
やはり、クリステン・スチュワートの演技が盛り上げているのも大きなポイントだと思える作品でしょう。

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