作品紹介
公開年月 | 2016//12/09 |
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ジャンル | SF/アクション |
原作 | なし |
監督 | ニック・マチュー |
脚本 | イアン・フライド、ジョージ・ナルフィ、ほか |
製作 | ジョン・ジャシュニ、トーマス・タル |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
東欧のモルドバで市民と反乱軍らは混乱状態へと陥っていた最中、アメリカ陸軍特殊部隊の隊員が正体不明の敵に襲われて死亡する。
兵士が装着していたゴーグルには幽霊のような「何か」が映っていて、解明するべく現地のCIAと国防高等研究計画局からクライン博士が派遣される。
正体不明の敵は「アラタレ」と呼ばれ、調査に駆り出したクライン博士たちは更なる映像を撮影するべく現地へ向かうのだった。
登場人物&出演者
・クライン博士(演:ジェームズ・バッジ・デール)
主人公。国防高等研究計画局に勤める。最新鋭のゴーグルを開発してモルドバに呼ばれる。
ジェームズ・バッジ・デールは代表作に『アイアンマン3』、『ワールド・ウォーZ』がある。
映像を見せられると正体不明の何かは断言できず、鮮明な映像が必要として戦地へ同行する。
アラタレの襲撃を受けて工場跡地に避難し、カメラを使って肉眼で見えるように調整した。
発電所がアラタレの発生源だと推測して、専用の武器を開発して、乗り込む作戦に参加した。
最後は発電所でアラタレの真実を知ってしまい、利用された人間たちを助けて家に帰った。
・フラン・マディソン(演:エミリー・モーティマー)
CIAのエージェント。モルドバの米軍基地で正体不明の何かに襲われた兵士の調査をする。
エミリー・モーティマーは代表作に『ピンクパンサー』シリーズ、『シャッターアイランド』などがあります。
あくまで相手がクローキング技術を持った兵士と想定し、その装備を持ち帰ろうとする。
アラタレの襲撃で逃げ出すが、装甲車が地雷でひっくり返ると頭を打って気絶し混乱した。
工場跡地で避難していたサリと弟に現地の言葉で話しかけ、アラタレの正体を聞き出す。
最後は発電所を叩く作戦に参加し、発生源である装置の停止方法をクラインに教えて助かる。
・セッションズ少佐(演:マックス・マーティーニ)
正体不明の何かを撮影する部隊のメンバー。クラインの作業を見て否定的な意見を述べる。
マックス・マーティーニは代表作に『プライベート・ライアン』、『パシフィック・リム』などがあります。
カブレラ大尉とは兄弟のような関係性で、彼の説得によって装甲車にカメラを装着させた。
ユタ部隊の救出では隊員をほとんど失ってしまうが、近くの工場跡地で避難をした。
大将に救助を要請してヘリに乗り込むが、基地はすでに壊滅となって避難地へ移動した。
最後は発電所を叩く作戦に参加し、アラタレに大砲をぶっ放して倒すなどの活躍で生還した。
・トール軍曹(演:クレイン・クロフォード)
正体不明の何かを撮影する部隊のメンバー。真っ先にクラインの作業にイチャモンをつける。
クレイン・クロフォードは代表作に『ウォーク・トゥ・リメンバー』、『ギャングバスターズ』などがあります。
カブレラ大尉の説得で一応クラインを認めると、戦場で戦う兵士らしく準備を始めていた。
襲撃を受けたユタ部隊を救出するが、アラタレに遭遇して近くの工場跡地に避難した。
そこで避難していたサリと彼女の弟の面倒を見て、アラタレの正体を聞く事になる。
最後は発電所を叩く作戦に参加し、クラインとフランを中に導いて見事に発生源を潰した。
・アレッシオ(演:コーリー・ハードリクト)
正体不明の何かを撮影する部隊のメンバー。他の隊員と同じくクラインを敵視していた。
コーリー・ハードリクトは代表作に『バタリアン』シリーズ、『アメリカン・スナイパー』などがあります。
常にトール軍曹と行動を共にしていて、ユタ部隊の救出時でも状況を冷静に見極めた。
度重なるアラタレの襲撃になんとか生き延び、避難所ではヘリで脱出する意見を出していた。
最後は発電所を叩く作戦に参加し、トールと一緒にクラインとフランを中に導いていた。
・チェン軍曹(演:ルイ・オザワ)
反乱軍と交戦中だったユタ部隊の生き残り。通信兵。セッションズ少佐の部隊に救助された。
ルイ・オザワは代表作に『プレデターズ』、『ボーン・レガシー』などがあります。
状況がまったく分からず、一人だけ生き残った事にトールたちから責められるも反論した。
アラタレから逃げる時に装甲車が地雷を踏んで壊れると、避難した場所で通信を回復させた。
最後は発電所の襲撃作戦に参加してアラタレを倒していくが、巨大な渦に当たり死亡した。
・マルコ・カブレラ大尉(演:ゴンザロ・メネンデス)
正体不明の何かを撮影する部隊のメンバー。過去にクラインと一緒に仕事をした経験を持つ。
ゴンザロ・メネンデスは代表作に『ブロウ』、『ネイビーシールズ』などがあります。
装甲車にカメラを取り付けるクラインに隊員が否定的になるが、彼の恩恵を説明していた。
最後は戦地で部隊を指揮するが、正体不明の襲撃によって呆気なく殺されてしまう。
・オーランド大将(演:ブルース・グリーンウッド)
モルドバの米軍基地を指揮する軍人。ゴーグルに映し出された何者かの正体を知ろうとする。
ブルース・グリーンウッドは近年の出演作に『ザ・シークレットマン』、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』などがあります。
解明には鮮明な映像が必要というクラインの主張に賛同し、カメラを搭載した装甲車を出す。
クラインたちから救援要請を受けるが、基地もアラタレに襲撃されてなんとか脱出した。
発電所を叩く作戦を組み立てると、クラインたちを送り出して戦況を避難地で静観していた。
最後は見事にアラタレの発生源を潰したクラインたちを出迎え、そのまま彼を見送った。
感想
個人的な評価
本作はNetflixのオリジナル作品であり、当然のように入会しないと観られません。
劇場版ではない作品ですが、ちゃんと金がかかっていて見劣りしない映像だったと思います。
正体不明の幽霊みたいな相手に兵士たちは対抗できず、呆気なく倒されていく映像には無力感が伝わってきました。
そこからどうやって倒すのか、見えない相手にどう対処するかなど、単なるアクションではない点も面白く感じられた。
幽霊みたいな相手の正体は大体見当がついていたので、真実が分かった時は驚かなかったが、もう少し捻りが欲しかった。
あまりにもストレートすぎていて、予想の範囲内に収まったのは残念なところでした。
結局、単なる暴走だけで終わってしまったのは一番残念で、黒幕という存在がすでに死んでいる点も惜しいと感じた。
やはり、こういう作品には黒幕は必要で、マッドサイエンティストや悪党がいてこそ、主人公たちの活躍が際立つと思います。
なんだか淡々と物事を解決していき、幽霊の正体も予測でハッキリしないのは、本作を象徴しているような印象を受けた。
もう少しストーリーに核を持たせれば、そこら辺の劇場映画を上回る作品になっていただけに惜しかったです。
映像については動画配信サービスとは思えないほどクォリティーが高く、兵士たちの戦闘服は単純に格好良かったです。
色々と可能性を示した作品だけに、細かい部分が雑になっているのは本当に残念であった。
主人公は物語の上では重要な存在だったが、決定的にキャラクターが弱すぎて展開の中に埋もれてしまったような感じでした。
本作で最も足りないのはストーリーを引っ張るキャラクターで、これが全体的に弱かったせいで作品のインパクトも薄くなっている。
もっと個性の強いキャラクターがいれば、本作はもっと楽しめただろうと思いました。