作品紹介
公開年月 | 2019/01/11 |
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ジャンル | SF/サスペンス |
原作 | なし |
監督 | ジェフリー・ナックマノフ |
脚本 | チャド・セント・ジョン |
製作 | ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ、マーク・ギャオ、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
死んだ人間の意識をコンピュータに移す実験が成功へと近づいていた神経科学者のウィリアム・フォスター。
ウィリアムはある日、突然の自動車事故で最愛の妻と三人の子供たちを失ってしまう。
悲しみのあまり科学者の倫理を捨て、ウィリアムは家族の体をクローン化し、意識を移し替える禁断の研究を強行するのだった。
登場人物&出演者
・ウィリアム・フォスター(演:キアヌ・リーブス)
主人公。神経科学者。死んだ人間の意識を再現する研究を行う。あくまで研究を優先する。
キアヌ・リーブスは近年の出演作に『ジョン・ウィック:パラベラム』、『ブルー・ダイヤモンド』などがあります。
研究が失敗続きで資金を打ち切れそうになり、気晴らしに家族と出かけるも自分以外が死亡。
クローン技術と研究途中だった意識の再現技術を使い、エドとともに家族を蘇らせてしまう。
機械の体に意識を再現するアルゴリズムを考え出し、ジョーンズ所長と取引を成功させる。
最後はモナたちが海辺で遊んでいると、ゾーイを蘇らせてようやく家族が全員揃う事になる。
・モナ・フォスター(演:アリス・イヴ)
ウィリアムの妻。以前は救急救命で医師として働いていた。ウィリアムの研究熱を危惧する。
アリス・イヴは近年の出演作に『Mr.&Mrs.フォックス』、『500ページの夢の束』がある。
家族サービスが少ないとウィリアムに話し、一緒に出かけるも車の事故で死んで蘇った。
当初は違和感を持っていたが、ウィリアムから真実を聞き出すもゾーイの事は知らなかった。
ジョーンズ所長からハッキリと複製品だと聞かされても、動揺せずに生きたい気持ちを出す。
最後はロボットのウィリアムに助け出され、海辺で蘇ったゾーイとの再会に喜んでいた。
・マット・フォスター(演:エムジェイ・アンソニー)
ウィリアムとモナの長男。ドローンで遊ぶのが好きでソフィにいつもイタズラをしていた。
エムジェイ・アンソニーは代表作に『ダイバージェントNEO』、『ドクター・エクソシスト』などがあります。
研究で忙しいウィリアムに構ってもらえず、家族で出かけるも車の事故で死んで蘇った。
ジョーンズ所長たちに追われると、ソフィにまたもイタズラをせいだと言われてしまう。
最後はロボットのウィリアムに助け出され、ソフィとともに海辺で一緒に遊んでいた。
・ソフィ・フォスター(演:エミリー・アリン・リンド)
ウィリアムとモナの長女。ティーンエイジャーらしくスマホがないと生きていけない。
エミリー・アリン・リンドは代表作に『J・エドガー』、『ライト/オフ』などがあります。
研究で忙しいウィリアムに構ってもらえず、家族で出かけるも車の事故で死んで蘇った。
ジョーンズ所長たちに追われると、マットのイタズラだと思って彼に
最後はロボットのウィリアムに助け出され、ソフィとともに海辺で一緒に遊んでいた。
・ゾーイ・フォスター(演:アリア・リーブ)
ウィリアムとモナの次女。末娘らしく何かとウィリアムに甘える。エドとも仲が良い。
アリア・リーブは代表作に『New Life』、『The Thinning: New World Order』がある。
ウィリアムとエドが難しい言葉を使っていると、それについて何かと聞いていた。
車の事故でウィリアム以外が死に、クローン再生のポットが足りずにくじ引きで断念される。
最後はロボットのウィリアムとジョーンズ所長が取引して、ようやく蘇る事となった。
・エド・ホイットル(演:トーマス・ミドルディッチ)
ウィリアムの助手。クローン技術を得意としている。ウィリアムの家族とは仲良しである。
トーマス・ミドルディッチは代表作に『ファイナル・ガールズ/惨劇のシナリオ』、『ゴジラ/キング・オブ・モンスターズ』などがあります。
過去に動物のクローン技術を使い、ウィリアムの研究を成功させた経験を持っている。
ウィリアムの家族が事故で死んでしまうと、彼の頼みでクローン技術で蘇らせる協力をする。
本題のロボットに意識を再現するヒントを得るが、ジョーンズ所長に知られてしまう。
最後はウィリアムを誘い出す為に利用され、ジョーンズ所長に頭を撃ち抜かれて死亡した。
・ジョーンズ所長(演:ジョン・オーティス)
ウィリアムやエドが研究している施設の所長。成果が上がらない状況にイライラしている。
ジョン・オーティスは近年の出演作に『クローバーフィールド・パラドックス』、『ライリー・ノース/復讐の女神』などがあります。
出資者から研究の成功をどうしても出したくて、ウィリアムを冷静に追い詰めていく。
ウィリアムが研究所に来ない事を不審に思うと、助手のエドからすべてを聞き出していた。
家族の複製だけじゃなく、ロボットに意識を再現できると知ってウィリアムを脅迫した。
最後はロボットのウィリアムに倒されるが、クローン技術で蘇って一緒に商売を始めていた。
感想
個人的な評価
本作は『トランスフォーマー』や『RED』の製作陣が参加した作品となります。
監督を務めるのは『デイ・アフター・トゥモロー』で脚本家として参加したジェフリー・ナックマノフとなります。
人間の意識を再現してロボットに移植するのは決してSFだけじゃなく、現実に研究が進んでいるだろう題材と言えます。
その分、このネタについては映画で何度も使われていて、クローン技術で家族を蘇らせる意味で『シックス・デイ』を思い出しました。
『シックス・デイ』の場合はシュワちゃんが主演という事で、細かい部分は無視してクローンが普通に出ていました。
本作はもっと細かい部分に突っ込んでいて、クローン技術もそうだが、本来はロボットに人間の意識を移すという目的があります。
とは言っても、物語のほとんどは主人公が家族を失ってクローン技術で取り戻す事に時間を費やしています。
ハッキリ言って、ここのパートはちょっと長すぎるし、どうせ蘇るのは目に見えているから短くしてもいいと感じました。
あまりにも回りくどいせいでラストが駆け足になってしまったのは大きな痛手でした。
ラストに差しかかるまで物語としての緊張が足りず、結果が見えるのにもモタモタしている状況に少しイライラさせられます。
それでラストになってようやく面白くなるが、どうにもロボットのウィリアムが『アイ,ロボット』のサニーに見えて仕方なかったです。
しかし、そのおかげでずっと平坦だった物語にアクションが生まれて、やっと面白くなったと思ったところで終わりを迎えてしまう。
ウィリアムが家族を蘇らせる物語よりも、ロボットのウィリアムがジョーンズ所長と一緒にやるビジネスの方が面白そうに感じてしまった。
主人公がモラルを捨て去ってエゴの為に研究を使う点で同情はできないが、それを手伝ってくれたエドが最終的に一番救われない感じがあまりにも可哀想でした。
あとは自分が複製品だと知った家族たちの反応も鈍いし、クローン技術だって完璧じゃないから不具合についても少し見せるだけで放置したのも頂けない。
エンターテイメント作品としては中途半端だし、家族を蘇らせる技術に小難しい専門用語を使うワリに矛盾点がたくさんあって色々と萎えてしまう作品でした。