REC/レック：ザ・クアランティン　VD-222

作品紹介

あらすじ

テレビ局のレポーターのアンジェラは、ロサンゼルスの消防士を密着取材し、とあるアパートまで一緒に訪れた。
情報では老婆が暴れているらしく、消防士や警察官らが取り押さえようとするが、逆に噛みつかれてしまう。
襲われた警察官を助け出し、手当てをするべくアパートの外に向かうが、なぜか出入り口が封鎖され、アンジェラたちは取り残されるのだった。

登場人物＆出演者

・アンジェラ（演：ジェニファー・カーペンター）
主人公。テレビ局のレポーター。ロサンゼルスの消防士の密着取材をしてアパートに行く。
ジェニファー・カーペンターは代表作に『エミリー・ローズ』、『悪魔が棲む家666』などがあります。
逞しい消防士たちに囲まれてテンションが上がって、明らかに仕事よりも楽しんでいる。
アパートに駆けつけると緊迫した状況でレポーターとして仕事して、状況を伝えようとする。
外に出られないと分かると、希望すらないというヒステリーを起こして絶望感を振りまく。
最後はみんなの犠牲で生き残るが、屋上にいたやせ細った女から逃げられず捕まった。

・スコット（演：スティーヴ・ハリス）
テレビ局のカメラマン。アンジェラと一緒に消防士たちの密着取材をしてアパートに行く。
スティーヴ・ハリスは代表作に『ザ・ロック』、『ヘルウィーク』などがあります。
マイクを付けていたジェイクとフレッチャーの声を拾って、彼らの会話をずっと聞いていた。
アパートで老婆に襲われると一部始終を映すが、警察官のダニーに何度も邪魔される。
根気よく撮影を続けてCDCの検査官が邪魔をしても当然の権利だとしてアンジェラが助ける。
最後は屋上まで逃げていくが、正体不明のやせ細った女に襲われて内臓を食われて死亡。

・ジェイク（演：ジェイ・ヘルナンデス）
ロサンゼルスの消防士。アンジェラの密着取材で同行する。若手で施設を案内していた。
ジェイ・ヘルナンデスは代表作に『ホステル』、『バッド・ママ』シリーズなどがあります。
アンジェラと話していて気が合って密着取材以外でも会話をして、雰囲気を楽しんでいた。
出動要請が発令されるとアパートに入るが、老婆の突然の襲撃で状況が分からずにいた。
CDCの検査官たちを出迎えて調査を見守るが、フレッチャーが暴れ出して急いで部屋を出る。
最後はアパートを脱出しようとカギを探し出し、地下室へ向かうも管理人に襲われて感染。

・フレッチャー（演：ジョナサン・シェック）
ロサンゼルスの消防士。アンジェラの密着取材で同行する。ヒゲが特徴的で犬を紹介する。
ジョナサン・シェックは代表作に『ヴァンパイア・ハンター』、『ジャッカルズ』がある。
ジェイクと違ってストレートに何事も表現して、朝までにアンジェラをモノにしようとする。
出動要請が発令されると、出発する前に駆けつけてきたアンジェラたちを消防車に乗せる。
最後はアパートに入って上階に行くが、急に落下してきて意識を失い脳サンプルを取られた。

・ダニー（演：コロンバス・ショート）
ロサンゼルスの警察官。消防士への出動要請が出て、同じく通報を受けてアパートに行く。
コロンバス・ショートは代表作に『ストンプ・ザ・ヤード』シリーズ、『ルーザーズ』などがあります。
相棒とともに消防士たちと合流して、老婆の部屋に入ると襲われて状況が分からなくなる。
喉を噛まれて倒れた相棒によって興奮状態となって、何かとカメラでの撮影を邪魔していた。
CDCの検査官たちがアパートに入ると、すぐに道案内と状況を説明して負傷者の元に行く。
最後は発症した少女を探そうとして、見つけるも注意もせずにあっさりと噛まれて感染した。

・ローレンス（演：グレッグ・ジャーマン）
アパートの住人。獣医。老婆が警察官を襲って騒ぎがあると外に出ようと一階の玄関へ。
グレッグ・ジャーマンは代表作に『チャイルド・プレイ2』、『リーマン・ジョー!』がある。
噛まれた警察官や上階から落ちたフレッチャーを診察するが、動物専門だから何もできず。
負傷した二人や泡を吹いている様子から狂犬病を発症しているとジェイクたちに言う。
最後はCDCの検査官が来て脳サンプルを取るが、フレッチャーが起きて襲われて感染した。

・イワノフ（演：ラデ・シェルベッジア）
アパートの管理人。老婆の様子がおかしいとして警察官と消防士に通報して待っていた。
ラデ・シェルベッジアは代表作に『セイント』、『ザ・ヘラクレス』などがあります。
消防士や警察官にアンジェラがやって来ると老婆の部屋を開け、名前を呼んで安否を確認。
アパートが封鎖されてしまうと、なんとか脱出しようとジェイクにマンホールを教える。
最後は脱出しようと動いた瞬間に感染者が背後から襲い、呆気なく感染して生存者を追う。

感想

個人的な評価

本作は大ヒットしたスペイン映画『REC/レック』をハリウッドでリメイクしています。
シリーズとして4作目で一応の完結をしているが、持ち味だったPOVは2作目までしか使っていないです。
しかしながら、本作は1作目のリメイクという事でカメラ視点で物語が進んでいきます。
本作はリメイク版であっても、ほとんどオリジナルと同じ展開ですでに観ている人には衝撃度は薄めになっている。
逆にオリジナルを鑑賞していない人ならば、素直に驚く事ができる演出になっています。
POVなので視点が何度もブレてしまい、更にパニック状態となればもっと激しく画面が揺れるので酔う可能性があります。
そもそもPOVは低予算映画をなんとか上手くみせようとする技術の一つで、大抵の場合は薄暗い場所が舞台になっています。
本作も限られた空間で薄暗い状況、視点も手持ちカメラのみに限定されるので、画面が激しく揺れて状況がまったく分かりません。
一応は雰囲気を出そうとしているのは分かるけど、やはり、これは観ている側としてはワケが分からないから鑑賞している価値がなくなる。
ただ、オリジナルの怖さをそのまま再現しているので、初見の人ならば充分に楽しめる作品になっていると思います。