ミッション:インポッシブル/フォールアウト RE-2955

作品紹介

公開年月  2018/07/27
ジャンル  アクション
原作  ブルース・ゲラー 『スパイ大作戦』
監督  クリストファー・マッカリー
脚本  クリストファー・マッカリー
製作  トム・クルーズ、クリストファー・マッカリー、ほか
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

盗まれた三つのプロトニウムの回収に成功したIMFのエージェントであるイーサン・ハント。
だが、仲間を救出する際にプロトニウムを再び奪われてしまい、同時核爆発を未然に防ぐ新たなミッションが下される。
手がかりは「ジョン・ラーク」という男の名と、彼が接触する「ホワイト・ウィドウ」と呼ばれる謎めいた女の存在のみだった。

登場人物&出演者

【IMF】

イーサン・ハント(演:トム・クルーズ)
主人公。IMFのエージェント。犯罪組織「アポストル」に盗まれたプロトニウムを回収する。
トム・クルーズは近年の出演作に『バリー・シール/アメリカをはめた男』、『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』などがあります。
マフィアからプロトニウムを取引で回収しようとするが、アポストルの邪魔で失敗する。
ウォーカーと行動を共にしながらプロトニウムを追っていき、ラークに成りすます事になる。
本物のラークというウォーカーの罠を見透かして逆に正体を暴くも逃げられてしまう。
最後はウォーカーから爆弾のリモコンを奪い、任務を成功させて無事に仲間の元へ帰った。

ルーサー・スティッケル(演:ヴィング・レイムス)
IMFのエージェント。ハントのチームメイトで機械工学を担当。現場に出るも緊張している。
ヴィング・レイムスは近年の出演作に『デンジャー・コール』、『沈黙の処刑軍団』がある。
マフィアとプロトニウムの取引をサポートするが、人質になって逆に奪われてしまう。
ホワイト・ウィドウの取引条件としてレーンを引き渡すべく、発信機を埋め込んでいた。
もはや誰も信用できない状況の中で、イルサにイーサンと別れたジュリアの真実を話した。
最後は医療キャンプで核爆弾の解除をジュリアと完了させ、見事に任務を成功させた。

ベンジー・ダン(演:サイモン・ペッグ)
IMFのエージェント。ハントのチームメイトで天才ハッカー。チームのサポートに徹する。
サイモン・ペッグは近年の出演作に『レディ・プレイヤー1』、『クローバーフィールド・パラドックス』などがあります。
プロトニウムの回収に失敗してしまい、イーサンとともにハンリー長官から責められる。
核兵器を製造した博士からパスコードを得るべく、ニュースキャスターに扮していた。
CIAすら信用できなくなった状況で、二つ存在するある核爆弾の解除をなんとか導き出した。
最後はレーンに捕らわれtイルサを助け、二人で爆弾の解除をして見事に任務を成功させた。

アラン・ハンリー長官(演:アレック・ボールドウィン)
IMFの長官。元CIA長官でIMFの解体を提案するも、シンジケートの存在で長官に就任した。
アレック・ボールドウィンは近年の出演作に『ハリウッド・スキャンダル』、『ボンジュール、アン』などがあります。
ベルリンでの取引に失敗したハントの気持ちを理解し、CIA長官の責める言葉をかわした。
途中でイーサンがラークだと疑いをかけて、ムリヤリに作戦を中止するも眠らされてしまう。
実は本物のラークであるウォーカーをあぶり出す為の演技で、見事に騙す事に成功した。
最後は約束と違ったスローンの行動でウォーカーに刺され、イーサンたちに後を託して殉職。

【CIA】

イルサ・ファウスト(演:レベッカ・ファーガソン)
MI6の諜報員。シンジケートのボス、ソロモン・レーンを捕らえた時にイーサンと協力した。
レベッカ・ファーガソンは代表作に『ヘラクレス』、『グレイテスト・ショーマン』がある。
アポストルと通じる男をウォーカーと捕まえようとして、窮地のところで二人を助けた。
前回の任務で祖国の裏切り者となって故郷を追われてしまい、レーンの殺害を企んでいた。
あくまで自由を得る為に活動するが、イーサンたちと協力する事で目的を果たそうとする。
最後はもう一つの核爆弾がある場所を突き止め、ベンジーと協力してレーンを捕まえた。

オーガスト・ウォーカー(演:ヘンリー・カヴィル)
CIAのエージェント。ベルリンで任務より仲間を選んだハントの失敗に監視役として同行。
ヘンリー・カヴィルは近年の出演作に『ジャスティス・リーグ』、『砂の城』があります。
アポストルの手がかりを追うべくハントと行動を共にするが、なぜか足を引っ張ってしまう。
二人でラークを追い詰めるが、乱入したイルサに標的を殺されてしまい作戦を変更する。
実はイーサンたちが追っていた本物のラークであり、レーンから核兵器を入手しようとした。
最後は追ってきたイーサンに追い詰められ、ヘリの残骸とともに崖下へ落とされて死亡。

エリカ・スローン(演:アンジェラ・バセット)
ハンリーの後任としてCIA長官に就任している。ベルリンでの失敗を大いに責めていた。
アンジェラ・バセットは代表作に『エンド・オブ・ホワイトハウス』、『ブラックパンサー』などがあります。
ウォーカーが調べた情報からイーサンこそ、敵に回っているラークだという疑いを持つ。
イーサンたちの罠で正体がバレたウォーカーを捕まえるが、結果的にレーンも逃す事になる。
最後はハンリー長官の言葉が本物だと理解し、任務を無事に解決したイーサンを認めた。

【その他】

ジュリア・ミード(演:ミシェル・モナハン)
イーサンの妻。世界を救う為、更に自分の身を守る為にルーサーの助言で身を隠していた。
ミシェル・モナハンは近年の出演作に『M:i:Ⅲ』、『ゴーン・ベイビー・ゴーン』がある。
カシミール地方で天然痘患者の救助をしていたところで、イーサンたちと合流する事に。
そこでイーサンが任務でやって来ていると知り、爆弾の解除をするルーサーの手伝いをする。
最後は任務を成功させて大ケガの状態で帰ったイーサンと再会して友人として言葉をかけた。

ホワイト・ウィドウ(演:ヴァネッサ・カービー)
兵器の売買や要人暗殺と言った裏社会での組織に属する。アポストルに通じる男を知る。
ヴァネッサ・カービーは代表作に『ジュピター』、『エベレスト3D』などがあります。
イーサンがアポストルに通じる男に成りすまし、目が合った瞬間に何か惹かれる要素を抱く。
実はCIAと通じていて情報を交換していたが、あくまで仲介役として機能していただけ。
最後はMI6がずっと要求していたレーンの身柄を引き渡す仲介役として協力した。

ソロモン・レーン(演:ショーン・ハリス)
元英国諜報員。無政府主義者で元諜報員のテロ組織「シンジケート」のボスとして君臨する。
ショーン・ハリスは代表作に『アサイラム/閉鎖病棟』、『プロメテウス』などがあります。
イーサンとイルサが協力して捕まってしまい、各国で厳しい尋問を受ける生活を送る。
ホワイト・ウィドウがプロトニウムとの取引条件に出され、イーサンが脱獄させる事に。
組織を潰された事でずっとイーサンへの復讐心を持ち、ウォーカーに核爆弾の使用を許可。
最後はイルサとベンジーのコンビに捕らわれ、爆弾も止められてMI6に引き渡された。

感想

個人的な評価

本作はシリーズの6作目にして、主演のトム・クルーズが製作としても参加しています。
シリーズとして6作目でも勢いは衰えるどころか、安定した興行収入を打ち出しています。
何より作品を重ねるごとにトム・クルーズが体を張るスタントが多くなっている。
今回の作品では厳しいスタントのせいで骨折してしまい、撮影が延期した事がニュースにもなっています。
それぐらい期待されている作品であり、何よりもトム・クルーズが熱意を賭けている作品だと伝わる事でしょう。
初期の作品は分かりやすい展開であったが、シリーズを重ねるごとに様々な思惑や騙し合いが絡んで取っ付きにくい内容になっている。
よく集中して鑑賞しないと内容が分からなくなるし、本作は特に前作との繋がりが強いので復習しないと置いて行かれる。
しかし、本作はストーリーが理解できなくても、トム・クルーズが魅せるアクションの数々だけでも満足が得られる。
チームの仲間である1作目から登場するルーサーと、すっかりと溶け込んだベンジーもしっかりと役目を果たしています。
そこに前作から登場したイルサもイーサンとの微妙な関係もちゃんと描き、ジュリアもちゃっかりと登場させていました。
残念ながら本シリーズについて思い入れがあまりないけど、トム・クルーズの頑張りは素直に賞賛に値するほどの活躍ぶりでした。
個人的にはもっとシンプルなストーリー構成にして欲しいが、今はこの流れが受けているならば、もっと複雑にしてもいいかもしれない。
ただ、あとトム・クルーズはどれぐらい体を張ったアクションができるのか、これもシリーズの生命線とも言えるだろう。