PREDATOR PLANET/プレデター・プラネット RE-2887

作品紹介

公開年月  2018/09/11
ジャンル  SF/アクション
原作  なし
監督  ジェフ・リロイ
脚本  ジェフ・リロイ
製作  デヴィッド・S・スターリング
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

巨額を投じて建造された豪華宇宙船タイタン1-C号は、未来のタイタニック号と呼ばれ、流星嵐に突入して消息を絶ってしまう。
巨大隕石に激突する寸前、脱出ポットで辛くても逃れた数名の生存者は、宇宙図にも載っていない謎の惑星に緊急不時着した。
九死に一生を得た生存者たちは、その星が肉食捕食獣プレデターの母星だという事を知らずに降り立ったのだった。

登場人物&出演者

ラナ・ヴィッカーズ(演:ターシャ・タコサ)
主人公。タイタン1-C号の副艦長。不真面目な艦長に代わって宇宙船の進路を管理していた。
ターシャ・タコサは代表作に『Out Kold』、『Abaddon』などがあります。
宇宙船が流星嵐によって破損すると、近くにいた乗組員たちと脱出ポッドで惑星へ避難した。
救難信号を出しているが、それまで生き抜く為に生き残ったメンバーのリーダーとなる。
誰が寄生されているか見分けべく強硬手段を取り、ダイアモンドの正体を見破った。
最後は寄生されたダークの画策で重傷を負うが、救助船に乗った彼を殺して見事に阻止した。

ダーク(演:ブレントン・ジョーンズ)
宇宙船の男性乗客。1週間前にダイアモンドと出会い、すでに肉体関係を持つ間柄である。
ブレントン・ジョーンズは代表作に『Snake Club: Revenge of the Snake Woman』、『Street』などがあります。
友人のケニーに誘われ、ダイアモンドたちと楽しもうと立入禁止の脱出ポッドの倉庫に来る。
ケニーが渡したクスリによって勃起し、宇宙船が破損して危機的状況でもハイになっていた。
ダイアモンドが寄生されて助けようとするが、ラナに説得されて彼女を葬り去った。
最後は寄生され、ラナに重傷を負わせて地球へ向かうも反撃されて救助船とともに爆死した。

ダイアモンド(演:ジン・N・トニック)
宇宙船の女性乗客。ピンクの髪の毛。エンパスという相手の感情を感じ取る超能力者。
ジン・N・トニックは代表作に『The Strange Curse of Love』、『Honor Among Thieves』などがあります。
ケニーたちが摂取したクスリでハイになっていると、超能力で同じ感覚を味わっていた。
宇宙船が流星嵐で破損すると、ラナの判断ですぐに脱出ポッドで惑星へ避難した。
肉食捕食獣に寄生され、超能力を拡張されてダークたちを仲間にしようと画策した。
最後は背後からダークに頭部を刺されてしまい、姿を保てずにバラバラになってしまう。

テリ(演:ケリー・エリン・デッカー)
宇宙船の女性乗客。ケニーの恋人。一年近くも付き合っているが未だに肉体関係はない。
ケリー・エリン・デッカーは代表作に『Mark of Love』、『Things 4』などがあります。
ケニーの持っていた開発中のセックス・ドラッグで楽しくやろうと脱出ポッドにやって来る。
宇宙船が流星嵐で破損すると、注意したラナとともに脱出ポッドで惑星へ避難した。
ケニーの性欲を処理するが、エイリアンに変身した彼を見て興奮状態で頭部を叩き潰した。
最後はケニーから寄生されてしまい、意識のあるうちに火へ身を投じて自殺を果たした。

ケニー(演:ウィリアム・ガブリエル・グリア)
宇宙船の男性乗客。父親が開発したセックス・ドラッグで恋人のテリと楽しもうとする。
ウィリアム・ガブリエル・グリアは代表作に『Mac’s Apartment』、『Birds without Feathers』などがあります。
宇宙船が流星嵐で破損すると、運良く脱出ポッドの近くにいてラナたちと惑星へ避難した。
クスリを2錠飲んだせいで惑星に不時着しても勃起が止まらず、処理しようと草むらに入る。
そこで肉食捕食獣に寄生されたザックに襲われ、そのまま気絶するも股間は活動していた。
最後はテリが処理しようとするが、変身した姿を見られて、石で頭部を破壊されて死亡。

ルイス・マクブライト(演:ロバート・ライン)
タイタン1-C号の艦長。宇宙船で新年を迎えていたが、女とオモチャ遊びを優先させていた。
ロバート・ラインは代表作に『Hardbodies 2』、『Cynthia』などがあります。
ラナが司令室にやって来ると、女の子たちを隠して平静を装って彼女を退室させた。
最後は女の子たちと楽しむも流星嵐で船が破損し、宇宙生物に寄生されて頭が爆発した。

ザック(演:ハーラン・ポスト)
タイタン1-C号の乗組員。ケニーからクスリをもらい、脱出ポッドへのキーカードを渡した。
ハーラン・ポストは代表作に『Agendas』、『Suburbicon』などがあります。
クスリの過剰摂取によって死亡してしまい、惑星に不時着すると外に遺体を置かれた。
肉食捕食獣の幼体に寄生されると復活し、性欲を処理しようとしたケニーに襲いかかった。
食べ物を探していたダークにも襲いかかるが、なぜか幻覚の如く消えてしまう。
最後は完全なエイリアンと化すが、ダークによってクスリの過剰摂取で爆発四散した。

感想

個人的な評価

本作は『キングスパイダー』、『エイリアン・アタック』などで知られるジェフ・リロイが監督と脚本を務めています。
発売元はクソ映画を多く出しているアサルトワンで、販売元は同じくAMGエンタテインメントとなっています。
当然だが本家の『プレデター』とは一切関係なく、あくまで別の作品となっています。
始まってからいきなりおっぱいのサービスシーンから始まるが、それは本作を象徴しているような分かりやすいシーンである。
優秀な操縦士と評価される艦長だが、どう見ても単なるスケベなオヤジにしか見えなかった。
主人公たちが惑星に不時着するが、そもそも雑な設定なので大気成分をちゃんと調べずに普通の格好で外に出るところは逆に素晴らしい。
その前に宇宙船を破壊した肉食捕食獣の卵と幼体の映像がチープすぎて期待させられました。
とにかく、全編に渡って低予算が丸分かりな作品だが、意外にもストーリーはそこまで悪くないと思いました。
こういうタイプの作品はメチャクチャなストーリーになりがちだが、ちゃんとやろうという製作側の意思が伝わってきました。
ただし、あくまでエロを先行させた構成は観る人を選んでしまうけど、おっぱいを出す女優は悪くないです。
何よりシリコンの豊胸されたおっぱいじゃなく、みんな天然なおっぱいというところに好感が持てます。
それと本作のタイトルにもなっているプレデター(肉食捕食獣)は、意外にも愛らしいキャラクターをしていました。
見た目は多少グロテスクだが、ちゃんと仲間を訓練して、送り出すだけの社会性を持っているが、失敗したヤツは容赦なく食い殺すところまで面白い。
確かにエロが強調された作品だけど、並み居るクソ映画の中では頑張っている方でした。
ですが、ちゃんとした作品を観たい人には時間のムダなので、これは好事家にしか分からない面白さだろうと思います。