プレデター MY-98

作品紹介

公開年月  1987/06/12
ジャンル  SF/アクション
原作  なし
監督  ジョン・マクティアナン
脚本  ジム・トーマス、ジョン・トーマス
製作  ローレンス・ゴードン、ジョエル・シルバー、ほか
製作国  アメリカ
鑑賞方法  購入DVD

あらすじ

アラン・“ダッチ”・シェイファー少佐はゲリラ部隊に捕獲された政府の要人を救出するべく、エリート部隊を率いて出動する。
現場に降り立ったダッチたちはヘリの残骸や皮膚を剥がされ木に逆さ吊りされた特殊部隊の死体を発見する。
同行するCIAのディロンから聞いた情報と違っていて、ゲリラの生き残り女性兵士アンナの道案内で脱出ポイントへ向かうのだった。

登場人物&出演者

アラン・“ダッチ”・シェイファー少佐(演:アーノルド・シュワルツェネッガー)
主人公。元グリーン・ベレーの隊員。救出部隊の指揮官。CIAとなったディロンとは戦友。
アーノルド・シュワルツェネッガーは近年の出演作に『80デイズ』、『ターミネーター3』などがあります。
ゲリラに捕まった大臣を救出する部隊を指揮するが、戦友の一人が殺されている事を知る。
ゲリラのアジトを襲撃し、人質は全員殺され、ディロンが機密情報を奪い返す事実に怒る。
迎えのヘリが来る場所まで行くが、プレデターにより仲間が殺されてケガを負ってしまう。
最後はプレデターの弱点をついて対抗し、なんとか倒して迎えのヘリに乗って静観を果たす。

アンナ・ゴンザルベス(演:エルピディア・カリロ)
ゲリラに所属する女性兵士。ダッチたちが襲撃したアジトで唯一の生き残りとなった。
エルピディア・カリロは代表作に『ボーダー』、『サルバドル/遥かな日々』などがあります。
ディロンに道案内としてムリヤリ連れ出されるが、何度か逃げようとするも失敗してしまう。
またも逃げ出すも追ってきたホーキンスに捕まると、プレデターの攻撃で返り血を浴びた。
森が襲ってきたと話し、それを信じたダッチに解放されてヘリまで懸命に向かっていた。
最後はなんとかヘリに乗り込み、プレデターを倒したダッチを乗せて安全な場所へ生還した。

ホルヘ・“ポンチョ”・ラミレス(演:リチャード・チャベス)
救出部隊の一人。メキシコ系アメリカ人。スペイン語が堪能。グレネードランチャーを所持。
リチャード・チャベスは代表作に『ドン・ジョンソンの傷だらけの帰還』、『BAJA RUN/デス・ドライブ』などがあります。
ダッチから信頼されており、ビリーとともに周辺の様子を偵察して状況を報告している。
ホーキンスがプレデターに殺されてしまい、彼の代わりとして通信機を持っていく。
プレデターを待ち伏せして迎え撃つが、仕掛けた丸太の罠を胸部に食らって重傷を負う。
最後はダッチに肩を貸してヘリに向かうが、プレデターの奇襲を頭に食らって死亡した。

ビリー・ソール(演:ソニー・ランダム)
ネイティブアメリカンのスー族の末裔。第六感を持っている。その為、偵察を担っている。
ソニー・ランダムは代表作に『48時間』、『ロックアップ』などがあります。
アサルトライフルとショットガン を組み合わせた銃器を持ち、ホーキンスのジョークを聞く。
ジャングルに到着してから偵察し、皮膚を剥がされた死体を見つけて驚いて声を上げた。
ホーキンスが何者かに殺され、人間じゃない何かが自分たちを狩ろうとしているのを察知。
最後は一人でプレデターを迎え撃つも殺されてしまい、背骨と頭蓋骨を一気に引き抜かれた。

ジョージ・ディロン(演:カール・ウェザース)
CIAの捜査官。ダッチの戦友で軍を退役している。大臣の救出部隊に強制的に参加する。
カール・ウェザースは近年の出演作に『バルト/大空に向かって』、『リトル★ニッキー』などがあります。
救出部隊のメンバーから信用されず、目的だった機密情報を手にしてダッチが呆れてしまう。
アンナを道案内として連れ出すが、二度も逃げられてしまい、メンバーから注意される。
仲間が次々と何者かに殺され、人間じゃない何かと言われてもなぜかまったく信じられず。
最後はマックとプレデターを挟み撃ちにするが、読まれてしまい、反撃できずに殺された。

・マック・エリオット軍曹(演:ビル・デューク)
救出部隊の一人。ブレインとは兄弟とも言える親友。Tカミソリを使い、機関銃を所持する。
ビル・デュークは近年の出演作に『灼熱のポールダンス』、『X-MEN:ファイナルデシジョン』などがあります。
ブレインと同じくディロンをまったく信用しておらず、ずっと彼の行動を観察していた。
ゲリラのアジトをブレインとのコンビで襲撃し、ディロンに付いたサソリを取ってあげた。
ブレインが殺され、プレデターの姿を見ると銃弾の雨を降らせてケガを負わせるも気付かず。
最後はプレデターを追い、ディロンと挟み撃ちにしようとするもバレて頭を撃ち抜かれた。

ブレイン・クーパー(演:ジェシー・ベンチュラ)
かつてベトナム戦争でマックと同じ小隊に属した戦友。噛みタバコを常に愛用している。
ジェシー・ベンチュラは代表作に『バトルランナー』、『ふたりにクギづけ』があります。
圧倒的な火力を誇るミニガンを持ってきており、親友のマックと「無痛ガン」と呼んでいる。
ゲリラのアジトをマックとのコンビで襲撃して、ミニガンをぶっ放して敵を殲滅していた。
ホーキンスが何者かに殺されてしまうと、ダッチの指示でみんな分かれて探索していた。
最後は単独でプレデターを探していたが、背後から銃撃を食らって胸部が抉れて死亡した。

リック・ホーキンス(演:シェーン・ブラック)
救出部隊では通信兵を担当する。ワイヤーメガネをかけている。雑誌を持ち込み読んでいる。
シェーン・ブラックは代表作に『ゾンビコップ』、『ロボコップ3』などがあります。
雑誌に集中しているワケじゃなく、噛みタバコの塊をイタズラで投げられてもキャッチする。
ディロンが連れ出したアンナが逃亡して、ダッチの指示でなんとか追いついて捕まえた。
最後は獲物を狙っていたプレデターによって最初に殺され、死体を運び出されて飾られる。

プレデター(演:ケヴィン・ピーター・ホール)
外宇宙からやって来た異星人。人類よりも大きな体格で高い身体能力と科学技術を持つ。
ケヴィン・ピーター・ホールは代表作に『トム・ハンクスの大迷宮』、『地獄のハイウェイ』などがあります。
ディロンにより彼の部下と戦友だったホッパーの救出部隊を全滅させ、吊るして飾っていた。
ダッチが率いる新たな救出部隊の到着を知ると、カムフラージュをしながら様子を見ていた。
一人ずつ殺してコレクションしていくが、マックの銃撃によりかすり傷で血を流してしまう。
最後はダッチの罠で逆に追い詰められてしまい、勝てないと悟って笑いながら自爆をした。

感想

個人的な評価

SFアクション映画の名作として、今でも多くのファンを獲得している作品だと思います。
当時はアーノルド・シュワルツェネッガーがドル箱スターの如く、様々なアクション映画に出ていました。
そんな中でも圧倒的な戦闘能力を持つプレデター相手に知恵を使って一人で戦いを挑む姿もまた強く印象に残ります。
ジャングルで特殊部隊が人質を救出するというのは珍しい設定ではなかったが、そこに異星人のハンターが人間を狩っていく展開は斬新で多くの人を魅了したと思います。
特にあのカムフラージュする透明化の技術を映像にしたインパクトは絶大でした。
あのカムフラージュを使ったプレデターの不気味さ、得体の知れない存在としてもなかなか興味深くて記憶に残ります。
個人的には野蛮そうな見た目から、ケガした時に治療する道具が凄くて魅入ってしまう。
プレデターの血が黄緑の蛍光色という点でも際立っているし、何より視界が独特で分かりやすい効果音も引き立たせている。
そして、相手を本物の戦士と認めた時、ヘルメットを取ってグロテスクな顔をさらけ出して戦うところも様式美となっていくのです。
プレデターの技術や道具は素晴らしいが、改めて特殊部隊の銃火器類を見ても面白いです。
特にブレインが使うミニガンの破壊力、あの駆動音と銃撃の音も堪りません。
登場人物にも強い個性があって、その中でもビル・デュークの復讐を誓うキャラクターが飛び抜けて印象に残りました
異星人がハンターとなって人間を狩っていく作品として本作は最高であり、あの「エイリアン」と対決した記念作品は思い出深いです。