ほぼ300/スリーハンドレッド RE-1012

作品紹介

公開年月  2008/01/25
ジャンル  コメディ
原作  ザック・スナイダー 『300/スリーハンドレッド』(ベース)
監督  ジェイソン・フリードバーグ、アーロン・セルツァー
脚本  ジェイソン・フリードバーグ、アーロン・セルツァー
製作  ジェイソン・フリードバーグ、アーロン・セルツァー、ほか
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

紀元前480年、小国スパルタの王レオニダスに世界征服を企む大帝国ペルシアの使者が降伏を勧告する。
しかし、レオニダスは拒絶し、使者を死の穴に葬り去り、ペルシアの大軍との決意する。
スパルタ軍は13人の精鋭と、20人程度のペルシア軍とダンスバトルや悪口バトルで壮絶な戦いをクリ日ゲルのだった。

登場人物&出演者

レオニダス王(演:ショーン・マグワイア)
主人公。スパルタ王。生まれた時から髭面で、スパルタの戦士として厳しい訓練を受ける。
ショーン・マグワイアは代表作に『秘密』、『アンダーカバー』などがあります。
成人してからマルゴの積極的な誘いで結婚して、一人息子が生まれて容赦ない訓練を施す。
クセルクセス王の使者から降伏勧告されるが、王妃とイチャイチャした事で穴に突き落とす。
13人のスパルタの戦士を率いて、大軍のペルシア軍を食い止めようとテルモピュライで迎撃。
最後はトランスフォームしたクセルクセス王が電気切れとなり、下敷きになって戦死した。

マルゴ王妃(演:カルメン・エレクトラ)
ヒロイン。スパルタの王妃。成人したレオニダス王をビッチな誘いでイチコロにして結婚。
カルメン・エレクトラは代表作に『最終絶叫計画』、『ダブルヘッド・ジョーズ』がある。
レオニダス王との間に一人息子が生まれ、父親に厳しい訓練を施す姿を笑顔で見守っていた。
ペルシア軍に戦いを挑むレオニダス王を見送り、彼が初めて仕留めた獲物の首飾りを手渡す。
約束を破ったトライトロ議員をスパイダーマンとなって仕留め、彼の裏切りを知らしめた。
最後は帰還したディリオから首飾りを手渡され、レオニダス王の死を知って悲しんでいた。

隊長(演:ケヴィン・ソルボ)
スパルタの戦士の隊長。レオニダス王の片腕で、男同士の挨拶に多少の嫌悪感を持っている。
ケヴィン・ソルボは代表作に『ザ・コンクエスト』、『ターミネーター・ソルジャー』などがあります。
常にレオニダス王と行動を共にして、ビッチな王妃からなぜかアプローチされていない。
ペルシア軍の使者を穴に突き落とし、レオニダス王が宣戦布告する際には賛同していた。
まだ戦士じゃなかった息子をレオニダス王が気に入り、戦いに参加させる事に承諾した。
最後は息子が戦死してブチ切れてしまうが、クセルクセス王の投げた槍に貫かれて戦死した。

ディリオ(演:ジャレブ・ドープレイズ)
スパルタの戦士。太っている。勇敢さと巨乳だという理由で隊長からお墨付きとなる。
ジャレブ・ドープレイズは代表作に『Mr.ボディガード/学園生活は命がけ!』、『マイ・ビッグ・ファット・ドリーム』などがあります。
出発する前にレオニダス王に向けて戦いの覚悟を述べて、その巨乳ぶりに納得させていた。
テルモピュライに到着すると、水分補給する他の戦士と違ってドーナツを食いまくっていた。
ペルシア軍との悪口バトルでは感傷的になり、相手の女に両目をくり抜かれて失明する。
最後は首飾りをレオニダス王から託され、10万のスパルタの戦士を従えてマリブに突撃した。

ソニオ(演:トラヴィス・ヴァン・ウィンクル)
隊長の一人息子。スパルタの戦士ではなかっが、レオニダス王が気に入って一緒に戦う。
トラヴィス・ヴァン・ウィンクルは代表作に『トランスフォーマー』、『13日の金曜日/2009年版』などがあります。
イケメンという事でレオニダス王に気に入られ、父親にも認められて喜んで戦場に向かう。
ペルシア軍が攻めてくると、レオニダス王の背中を守る為に抱きつくも違う剣が当たる。
最後はペルシア軍が用意したロッキーの一撃により頭がぶっ飛んで戦死を遂げてしまう。

トライトロ議員(演:ディードリック・ベーダー)
スパルタ評議会の議員。童貞。実はペルシア軍に内通して情報を携帯電話で流していた。
ディードリック・ベーダーは代表作に『リストラ・マン』、『ナポレオン・ダイナマイト』などがあります。
ペルシャ軍の使者がやってくると、裏で話を合わせているジェスチャーをやっていた。
援護を送る為に味方となるべく王妃で童貞喪失するが、協力するつもりはなく降伏を主張。
最後はサンドマンになって王妃と戦うが、掃除に吸い込まれ、携帯電話から悪事がバレた。

クセルクセス王(演:ケン・ダヴィティアン)
ペルシャの王。自身を神と称して、多くの国を支配下に置いて巨大な帝国を築いている。
ケン・ダヴィティアンは代表作に『羊たちの沈没』、『ゲットスマート』などがあります。
毛むくじゃらの小さなオッサンで、テルモピュライに待機するレオニダス王に降伏勧告する。
ダンスバトル、悪口バトルを仕掛けるも負けてしまい、分かりやすくイライラしていた。
息子の死にブチ切れた暴れる隊長に槍を投げて、体を貫いてグロテスクに倒して喜んだ、
最後はトランスフォームするも電源が落ちて、そのままレオニダス王たちに倒れ込み戦死。

感想

個人的な評価

本作は邦題から分かるように『300/スリーハンドレッド』のパロディ映画となります。
他に『スパイダーマン3』、『シュレック』、『ハッピーフィート』、『アメリカンアイドル』のパロディをやっています。
あとはブリトニー・スピアーズ、パリス・ヒルトンと言った当時メディアを賑わせていたセレブを弄っています。
パロディ映画というと、下ネタは付き物だが、意外にも本作は抑えている方だと分かります。
しかも、ちゃんとキャストたちも体を鍛えていますが、さすがに腹筋はメイクでやっているようです。
映画のネタにするのはいいのですが、テレビ番組のネタはさすがに分からなくて面白さが伝わってこない。
基本的にアメリカ的な笑いは日本人としてウケが悪く、ダンスバトルや悪口バトルは完全に冷めた目で見るしかなかった。
ブリトニー・スピアーズやパリス・ヒルトンはパロディより、本人たちの方が面白いから微妙な感じでした。
それでも、本家の印象的なシーンをちゃんと再現していて、やればできるところをしっかりみせています。
パロディ映画としては下ネタが少なめだが、爆笑できるほどじゃなかった感じです。