作品紹介
公開年月 | 2018/06/22 |
---|---|
ジャンル | アクション/パニック |
原作 | なし |
監督 | アンドリュー・ジョーンズ |
脚本 | アンドリュー・ジョーンズ、クリスチャン・セラーズ |
製作 | アンドリュー・ジョーンズ |
製作国 | イギリス |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
政府の研究施設で太古のDNAを使って恐竜を復活させる実験が秘密裏に行われていた。
成功を急ぐあまり担当の科学者が実験を早めた為、T-レックスは異常な速さで成長して暴走してしまい、研究所を飛び出してリゾート地へ消えた。
政府機関から特命を受けた元軍人のホーキンスは恐竜を殲滅するべく、昔の仲間を集めて傭兵チームを結成して退治に向かうのだった。
登場人物&出演者
・ホーキンス(演:リー・ベイン)
主人公。元軍人。元妻の提案で怒りを抑えるセラピーに通う。強盗を鼻歌交じりで倒せる。
リー・ベインは代表作に『Robert』シリーズ、『Cabin 28』などがあります。
銃の不法所持で逮捕されるが、恐竜を捕まえたいエクスレイの依頼で釈放されて引き受ける。
みんながエクスレイをからっていたが、今回の任務で再び生き返ったような感覚を得る。
恐竜の襲撃にあっという間に三人が死に、ヘリの爆撃で弱きになるもランキンに励まされる。
最後は無傷で生還し、エクスレイの片足を撃って、告発すると脅してランキンと外国へ逃亡。
・ランキン(演:リー・マーク・ジョーンズ)
ホーキンスの戦友。メキシカンな服装なのにロックを歌うバンド活動で日銭を稼いでいる。
リー・マーク・ジョーンズは代表作に『Trashtastic Trailers from the Underground』、『Pandamonium』などがあります。
客入りがイマイチだったせいでギャラが払われず、その場で店主を殴り倒して酒を飲んだ。
スカウトに来たエクスレイに従いやって来るが、マトモに金を払わない依頼主の文句を言う。
他の仲間たちがあっさりと殺される中、なんだかんだ生き残ってホーキンスを支えていた。
最後はヘリの爆撃から無傷で生還し、エクスレイの片足を撃ってホーキンスと外国へ高飛び。
・スタール(演:デレク・ネルソン)
ホーキンスの戦友。ウィテカーをマネージャにして殴り合いによる賭け試合で相手を倒した。
デレク・ネルソンは代表作に『Last Night of the Year』、『Pandamonium』があります。
負けた相手が報復に来るが、ウィテカーに注意しつつ彼が銃を出して敗者にも忠告する。
スカウトに来たエクスレイにウィテカーが銃を向けるが、ホーキンスの使いとして了承する。
エクスレイが作戦を提案している時、トドメに悪い冗談を言って彼をからかっていた。
最後は恐竜を挟み撃ちにする罠を仕掛けるが、肩を噛まれて死に次いでにウィテカーを銃殺。
・ウィテカー(演:ダレン・スウェイン)
ホーキンスの戦友。スタールのマネージャーで殴り合いの賭け試合で勝利し大金を手にする。
ダレン・スウェインは代表作に『ザ・キング・アーサー外伝』、『Avengement』がある。
帰り際に負けた相手が来ると、スタールの注意を聞きながら銃を取り出して逆に脅していた。
スカウトに来たエクスレイに銃を向けたが、ホーキンスの使いだと言われて簡単に了承した。
レッドグレイヴの遺体を囮に使うべく、ホーキンスの指示でバラバラの肉片を掻き集めた。
最後は肩を噛まれたスタールの銃撃が体に命中し、特に何もしないままあっさり死亡する。
・レッドグレイヴ(演:ジェイソン・ホームウッド)
ホーキンスの戦友。ブス女の間男をしていたが、夫が帰ってきた事で裸のまま逃げ出した。
ジェイソン・ホームウッドは代表作に『The Curse of Robert the Doll』、『The Utah Cabin Murders』などがあります。
ブス女のどう見ても違うサイズの服を着て、バンドのライブをしていたランキンの元に来る。
エクスレイが作戦を提案している時、ランキンの悪ふざけに乗っかって提案をしていた。
森で撮影して恐竜の遭遇した女優を見て、すぐに目の色を変えて優しく接して担当になる。
最後は逃げた女優を追っていったが、すぐに来た恐竜に平手打ちを食らい、バラバラとなる。
・マッシー教授(演:ハリー・ラッセル)
恐竜の研究をしていた若い男。心理学の面から研究するが、無意味としてクビにされた。
ハリー・ラッセルは本作が長編映画デビュー作となります。
研究所が逃げ出した恐竜によって大惨事になり、隠蔽しようとする政府に不満を抱いていた。
最後はキャリアを取り戻す為に告発を口にするが、エクスレイによって暗殺されてしまう。
・ハリス少佐(演:リチャード・ディー=ロバーツ)
恐竜を現代に蘇らせた教授と組んでいた軍人。あくまで私利私欲の為に資金を提供していた。
リチャード・ディー=ロバーツは代表作に『Vandalis』、『Soul Searching』があります。
教授が亡くなって研究を別の学者に引き継がせるが、儲ける為に交渉して高額を手に入れる。
最後は暴走した恐竜が監禁状態から逃げ出し、鉢合わせになって抵抗もできずに殺された。
・エクスレイ(演:デヴィッド・リンドン)
政府筋の者。銃の不法所持で逮捕されたホーキンスを釈放し、恐竜を探す為にスカウトする。
デヴィッド・リンドンは代表作に『Pride』、『Robert Reborn』などがあります。
地上から逃げ出した恐竜を補足し、上空から抹殺する為にチームを率いて欲しいと話した。
すぐに行動へ移ってホーキンスの戦友たちに接触し、高額な報酬を出してスカウトした。
恐竜の研究にいらないと判断された教授の告発に脅しをかけて、結局は暗殺をさせてしまう。
最後は生還したホーキンスとランキンに両足を撃たれ、報復すると言って負け惜しみを言う。
感想
個人的な評価
本作はニック・チンランド主演の同名タイトルの作品があるけど別物となります。
当然のように本作は低予算映画であり、その中身はいつも通りのクソ映画仕様になります。
本作がアメリカの作品だったら、もっと派手にチープなアクションを盛り込みます。
しかし、なぜかイギリス映画という事で更に低予算であり、肝心の恐竜が明らかな作り物感満載でまったく怖くない。
アメリカの作品でも安いCGでなんとかするが、イギリスは昔ながらの手法で実際に作って動かしているという。
そのせいで全体像を映す事ができず、基本的に下から見上げるような感じで首から先の大きな口で吠える姿が何度も出てきます。
恐竜を探す為に元軍人たちが地上から探していくが、あんな大きな物体が近づいているのも分からないぐらい全員の耳が悪い。
しかも、噛みついてくるのではなく、なぜか平手打ちをして先制攻撃し、他の攻撃はカットされ、次にはみんなバラバラになっている手抜きな演出が凄まじい。
この作品が2018年という事を考えると、あまりにも適当で雑な作り方に対して希少性を垣間見る事ができます。
尺が90分と書いてあるけど、実際は70分程度で内容も退屈な戦争でのエピソードや仲間集めと作戦提案、時々思い出したかのように恐竜という具合です。
本当に恐竜が首から上の頭部がほとんどで、一度か二度ぐらいは尻尾を振るシーンがあったのかもしれないぐらい記憶に残らない。
まだアメリカで作られる低クォリティのCG恐竜がマシに思えるレベルで、イギリス映画が手を出しちゃいけないジャンルだとよく分かりました。