作品紹介
公開年月 | 2006/02/11 |
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ジャンル | ホラー/アクション |
原作 | セガ・インタラクティブ 『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド』 |
監督 | マイケル・ハースト |
脚本 | マイケル・ローシュ、ピーター・シェーラー |
製作 | マーク・A・アルトマン、マーク・ゴッドウォルド |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
ゾンビの遺伝子を操作し、死者を復活させる研究を大学内で進めていた大学教授だが、実験に失敗して進化した“超人類(ハイパーサピエンス)”を生み出してしまう。
増殖していくゾンビを食い止めるべく、その血から抗体ワクチンを作ろうとした政府が部隊を大学へ派遣する。
しかし、蚊を媒介して感染が拡大してしまい、派遣されたAMSのナイチンゲールとエリスは死闘を繰り広げるのだった。
登場人物&出演者
・アレックス/ナイチンゲール(演:エマニュエル・ヴォージア)
主人公。AMSのエージェント。政府専属のゾンビ殺し。エリスの兄に惚れていた。
エマニュエル・ヴォージアは代表作に『ソウ2』、『エイリアン・ライジング』があります。
保険省出身で名目上は兵士ではなく、科学者だとエリスに強く言い聞かせている。
大学内に潜入して、目的である超人類を見つけるべく倒れているゾンビを調べていく。
エリスとともに血液を手に入れるが、ゾンビの大群により失ってしまう事に。
最後は再び大学で血液を手に入れるが、バートのせいで失い、そのまま街へと戻っていった。
・エリス(演:エド・クイン)
主人公。AMSのエージェント。新たな感染源の発見で派遣される。ゾンビ化した兄を射殺。
エド・クインは代表作に『シグナル・コネクション』、『スターシップ・トゥルーパーズ2』などがあります。
シークレット・サービス出身で、軍人に負けないほどのスキルを持っていると自負する。
実戦経験がまったくない米軍に不満を持つが、それでも一応は頼って助けていた。
ようやく目的の超人類の血液を採取するが、ゾンビの大群に追われて喪失していまう。
最後は再び大学に乗り込んで血液を手に入れるが、バートのせいでまたも失い、街へ戻る。
・アリソン(演:ヴィクトリア・プラット)
米軍の隊員。中尉。チームをまとめる役であり、新入りのロドリゲスを温かく歓迎する。
ヴィクトリア・プラットは代表作に『クラーケンフィールド/HAKAISHIN』、『センター・オブ・ジ・アース』などがあります。
バートの行動に対して嫌悪感を示すが、なぜか自由にやらせるという口先だけに留まる。
感染したバートをようやく止めるが、銃を向けられるがロドリゲスの機転で助かる。
再び大学に乗り込むが、なぜか噛まれやすいタンクトップになるというバカを発揮する。
最後は再び大学に乗り込むが、結局は油断して足を噛まれて素直に自決を選んだ。
・ダルトン(演:スティッキー・フィンガーズ)
米軍の上級軍曹。AMSのエージェントを毛嫌いする。あくまで米軍主導で作戦を行う。
スティッキー・フィンガーズは代表作に『ロックダウン』、『ゲット・ア・ライフ』がある。
現場に到着してから対ゾンビとの実戦経験がゼロだが、訓練を積んでいる自信を持つ。
大学へ来る前に部下を早くも二人も亡くすが、無能さを露呈するが気にしない。
実は裏でバートと企んで超人類の血液を製薬会社に売って大金を手に入れようとしていた。
結局は背後からゾンビに襲われ、噛まれたところでナイチンゲールに片付けられる。
・オコナー(演:スティーヴ・モロー)
米軍の隊員。訓練を受けているはずなのにデブ。しかも、おしゃべりというオマケ付き。
スティーヴ・モローは代表作に『ナッティ・プロフェッサー』、『恋愛ルーキーズ』がある。
大学に乗り込む前からずっとしゃべっていて、ゾンビをすべて排除したと喜んでいた。
いざ大学の中に入ると手の震えが始まり、恐怖を抑える為にずっとしゃべっていた。
結局はゾンビの大群に囲まれ、どうする事もできずに内臓を食い千切られる事に。
・ロドリゲス(演:ナディーン・ベラスケス)
米軍の隊員。爆破のプロ。欠員が出たチームの新たなメンバーで何かと不安を持つ。
ナディーン・ベラスケスは代表作に『ローグアサシン』、『魔法の恋におちたら』がある。
ゾンビに食われた死体を見ただけで吐いてしまうほど現場慣れしていない。
バートが感染して金の話しを出して、仲間に入ったように見せかけて後ろから頭を殴る。
脱出しようとアリソンとともに外へ出たが、結局噛まれて変化する前に処分される。
・バート(演:ジェームズ・パークス)
米軍の隊員。AMSのエージェントを小バカにし、他の隊員との折り合いも悪いクズ野郎。
ジェームズ・パークスは代表作に『フロム・ダスク・ティル・ドーン2』、『キル・ビル』などがあります。
新しく加入したロドリゲスを仲間というより商売女として見ている頭のおかしいヤツ。
大学内に潜入してから死んだ人間から所持品を盗み、それを売って金儲けを考える。
更に死体の女性と写真を撮るイカれっぷりを発揮して、アリソンたちを引かせる。
蚊による感染をしてしまい、手を切り落として追いかけるも結局は射殺された。
・キュリエン博士(演:シド・ヘイグ)
超人類のゼロ世代を隔離し、その血液から採取した遺伝子で死者を復活させる研究をする。
シド・ヘイグは代表作に『キル・ビル Vol.2』、『ハロウィン』などがあります。
新鮮な死体を手に入れて薬を投与するが、すぐに効果が発揮されず失敗だと勘違いする。
後ろからゾンビに襲われ、自らもゾンビ化して街中にウイルスを広げようとした。
感想
個人的な評価
本作はシューティングゲーム『ハウス・オブ・ザ・デッド』が原作となっています。
ゲームセンターに行けば、昔は置いてあったシューティングゲームとして有名でした。
前作の実写映画ではクソ映画を大量生産するウーヴェ・ボルが監督を務めました。
そんな本作ではB級映画を多く手がけているマイケル・ハーストにバトンタッチしています。
前作ではゲームを意識したシューティングがあったけど、本作はちゃんとした映画として一応の銃撃戦を展開させています。
主人公にはそれなりの知名度がある俳優を起用しているが、それでもメジャーではないです。
米軍の兵士が完全なる訓練と武装を施すが、大学に到着する前に早くも二人が死にます。
ゾンビは危険だと訓練を受けているのになぜか素手で戦おうとするバカが噛まれ、経験豊富なAMSに射殺されるという。
それに対して、主人公側であるAMSの二人は余裕たっぷりで、ゾンビに囲まれても平然と切り抜けられる。
これがラストになってくると、主人公補正をフル活用して、どんなにゾンビが囲んでも噛まれない能力を発揮して強引に突破する。
前作の退屈なバカ者(若者)が血祭りとなり、彼らが銃を持った瞬間に一流のガンマンになるような展開はありません。
一応、訓練された兵士が登場しているけど、なぜか前作のバカ者たちよりも弱いというオチ。
主人公たちが絶対に噛まれないので、緊張感が一切なくアクションも迫力がありません。
それでも前作よりもマシな作りとなっているのはウーヴェ・ボルだったからです。
主人公たちは二度もゾンビに囲まれるのに一切噛まれないのはさすがにやり過ぎでした。
しかも、大学がミサイルで爆破しているにも関わらず、主人公が助かるというチートぶり。
とにかく、本作は主人公たちのチートな補正で興醒めしてしまう残念な出来でした。