作品情報
公開年月 | 2013/11/27 |
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ジャンル | アクション/サスペンス |
原作 | チャック・ローガン 『Homefront』 |
監督 | ゲイリー・フレダー |
脚本 | シルヴェスター・スタローン |
製作 | ケヴィン・キング=テンプルトン、シルヴェスター・スタローン、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
元麻薬潜入捜査官のフィルは、ある事件をきっかけに現役を引退する。
一人娘のマディと二人で亡き妻の田舎で静かな生活を送ろうと決意したフィル。
そんな矢先、マディが学校でいじめっ子とケンカしてしまう。
ところが、そのいじめっ子は町を裏で牛耳る麻薬の売人であるゲイターの甥。
これをきっかけにゲイターに目をつけられてしまうフィルであった。
登場人物&出演者
・フィル(演:ジェイソン・ステイサム)
主人公。元麻薬潜入捜査官。娘思いで亡き妻の事を思っているが過去
ジェイソン・ステイサムは現在でも第一線でアクション俳優として活躍しています。
とにかく、クソ野郎どもを倒していく様は非常に爽快で気持ちがいいです。
相変わらず過去を引きずった主人公が悪者を倒していくジェイソン・ステイサムの十八番。
・マディ(演:イザベラ・ヴィドヴィッチ)
フィルの一人娘。父から護身術を習っていて、それが物語の起点となってしまう。
イザベラ・ヴィドヴィッチは主にテレビドラマに出演し、本作が映画3作目となります。
フィルが溺愛してもおかしくないほど愛らしい演技をしています。
・ゲイター(演:ジェームズ・フランコ)
悪役。麻薬売人。町を牛耳る麻薬売人でシマを荒らすヤツは容赦なくぶちのめす危険な男。
ジェームズ・フランコは『スプリング・ブレイカーズ』では演技が高く評価されている。
いつもは主人公側であるが、本作での悪役はかなり新鮮な雰囲気でした。
・キャシー(演:ケイト・ボスワース)
ゲイターの妹。息子と夫がフィル親子にぶっ飛ばされて兄貴に泣きつくヤク中。
ケイト・ボスワースは『スーパーマン・リターンズ』で見事にゴールデンラズベリー賞で最低女優賞にノミネートしています。
完全なるヤク中の顔で、美しいケイト・ボスワースとは思えないような姿でした。
・シェリル(演:ウィノナ・ライダー)
ゲイターの女。娼婦で過去に2回麻薬密輸で逮捕されている。意外にも慎重な性格。
ウィノナ・ライダーは女優として活躍するが、プライベートの方が何かと話題となった。
ボーイッシュなイメージが強かったけど、今回は何かと引き連れ回される役に。
・ハッチ(演:ラシェル・ルフェーブル)
学校のカウンセラー。赤毛が印象的で田舎のカウンセラーにはとても見えない派手な女性。
ラシェル・ルフェーブルはカナダ出身でテレビドラマシリーズや映画で活躍しています。
ヒロイン的な立場になりそうだが、物語とは直接関係ないから途中で消えました。
感想
個人的な評価
脚本にシルヴェスター・スタローン、主演がジェイソン・ステイサム。
もうこれだけでも期待してしまうのは言うまでもありません。
過去を忘れて平穏に暮らす主人公はあまりにも王道的な設定です。
しかし、ジェイソン・ステイサムが演じると、不思議な事にスタイリッシュとなる。
とにかく、本作は片田舎の悪者を片っ端からボコボコにする様子が爽快で気持ちいい。
町では名の知れた悪者でシマを荒らすヤツを容赦なくボコボコにする悪役。
彼は次のステージに上がる為に新参者で元インターポールの主人公を利用しようとする。
だけど、選んだ相手が悪すぎたと思えるほど、最後はお気の毒な状態になる。
本作はストーリーらしいストーリーはほぼはないが、爽快感だけは充分に味わえる内容だ。
調子に乗った片田舎の不良を倒していくジェイソン・ステイサムのアクションはお見事。
観ているだけでもストーリーの貧弱さなど気にしないほど楽しむ事ができた。
まさにジェイソン・ステイサムは無敵とも言えるような作品であった。
たまにはこういう何も考えずに画面で起きている事を楽しむだけの作品も必要だと思う。
スケールは非常に小さいし、悪役のジェームズ・フランコも完全なる小者だった。
でも、本作はあくまでジェイソン・ステイサムを引き立てる役だから充分とも言える。
それでも、二人が初めて対面した時の会話は本作の中でも名シーンだと思います。