作品紹介
公開年月 | 2013/05/23 |
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ジャンル | ホラー/コメディ/アクション |
原作 | なし |
監督 | J・T・ペティ |
脚本 | J・T・ペティ |
製作 | ジョン・デニー、ローレンス・マンティス、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
バチカン伝承のエクソシスト軍団として知られる6人の神父。
悪魔祓いの腕は超一流で教会からも一目置かれる彼らだが、仕事以外では酒やドラッグ、セックスに暴力と問題行動を起こす問題児だった。
ある日、彼らは悪魔祓いの依頼を受け一軒の家を訪れるが、対峙した悪魔はあまりに強大で伝統的な方法では一切歯が立たなかった。
悪魔は人から人へと乗り移り、ついには仲間の一人に取り憑くと、そのまま地獄へと姿を消してしまう。
連れ去れた仲間を救い出そうと、4人の神父は武器を手に取って地獄へ続く炎の中へ足を踏み入れるのだった。
登場人物&出演者
・アンガス(演:クランシー・ブラウン)
・ラリー(演:クリフトン・コリンズ・Jr)
・リズ(演:ロビン・リクーン)
・スティーヴン(演:アンドレ・ロヨ)
・メイコン(演:メイコン・ブレア)
・エリック(演:ダン・フォグラー)
感想
個人的な評価
ヘルベンダーズの最古のメンバーであるアンガスはルター派で1986年に認定されています。
演じるクランシー・ブラウンは240以上の作品に出演し、代表作には『ショーシャンクの空に』での看守役が有名です。
さすがにベテランという雰囲気を漂わせていて、ヘルベンダーズの古株として頼れる存在となっています。
ヘルベンダーズの次期リーダーで妻もいるラリー、長老教会2001年破門され、2007年に認定されています。
演じるクリフトン・コリンズ・Jrは多くの作品では悪役を演じ、近年の代表作には『トランセンデンス』、『パシフィック・リム』があります。
“七つの大罪”のうち、すでに5つを犯しており、地獄に近いメンバーであり、主人公的な立場として無難に立ち回っていました。
ヘルベンダーズの紅一点リズはユニテリアン派であり、メンバーの中で最も新しく2011に認定されています。
演じるロビン・リクーンにとって本作が長編映画3作目であり、かなり大きな役となっています。
やはり、唯一の女性という事で、否応なく目立っているが、意外にもキーパーソンとなります。
ヘルベンダーズのまとめ役でスティーヴンはカトリック教徒で2006に認定されています。
演じるアンドレ・ロヨは主にテレビドラマシリーズで活躍し、近年の出演作には『パーフェクト・トラップ』、『スーパー!』があります。
一見して真面目な聖職者として登場しているが、途中から存在感がなくなってしまいます。
ヘルベンダーズではオカマであるメイコンは南部バプテスト員で2007年に認定されています。
演じるメイコン・ブレアは脚本家、映画プロデューサーとしても活躍し、代表作には『ブルー・リベンジ』があります。
オカマのキャラクターというだけで個性があるけど、なんだか一番可哀想な扱いであった。
ヘルベンダーズでは女とヤりたいエリックはポートランドカトリック教徒で2003年に認定されています。
演じるダン・フォグラーは声優としても活躍し、代表作には『エウロパ』、『ホートン/ふしぎな世界のダレダーレ』があります。
濃いキャラクターのメンバーでは普通に見えてしまうほどキャラクターが弱いけど、問題を起こすきっかけを作る役目を果たしています。
既存のエクソシストとは違って、ヘルベンダーズはワザと堕落して地獄にて悪魔を退治しようと日々、罪を重ねています。
とは言っても、その描写があまりにも少なくて思っていたよりは普通すぎて少しばかりガッカリでした。
予算がないから物語の中心が会話になってしまい、本来ならもっと派手なアクションをしたかったのだろうと思わせる部分がありました。
結局、ヘルベンダーズは神の言葉だけが武器で、銃など撃たないし、悪魔だって殴って噛みつくだけのショボイ演出でした。
それだけに本作の低予算には監督の努力と工夫が見られるけど、それでも物足りないのは言うまでもありません。
何より宗教が題材になっているから神がいる事を前提に話しを進めていて、やはり、日本人には馴染みが薄い部分でもある。
どうせやるならば、もっと突き抜けて欲しい作品であり、低空飛行のまま最後まで行ってしまったような印象です。
もっと予算があれば、アクションの部分を派手にして、物語がもっと広がっただろうと思えるポテンシャルがありました。
似たような設定である『コンスタンティン』の方がスタイリッシュでエンターテインメント性に溢れていた。
そこを目指した作品にすれば面白くなっていただろうと思えるだけに、かなり残念であるのは言うまでもありません。