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ハロウィンⅢ RE-393

ハロウィンⅢ RE-393

作品紹介

公開年月  1982/10/22
ジャンル  SF/ホラー
原作  なし
監督  トミー・リー・ウォーレス
脚本  トミー・リー・ウォーレス
製作  ジョン・カーペンター、デブラ・ヒル
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

病院である患者を残忍な手口で殺し、犯人は逃げる途中に駐車場で車もろとも爆破される。
事件をすべて目撃していたダニエル医師は真相を追うべく独自に調査を始める。
すると、ダニエル医師はハロウィンのマスクを作る邪悪な男にたどり着くのだった。

登場人物&出演者

ダニエル・チャリス医師(演:トム・アトキンス)
主人公。別れた妻から週末子供たちを引き取る約束するも、急患が運ばれて台無しとなった。
トム・アトキンスは代表作に『リーサル・ウェポン』、『スリー・リバーズ』があります。
運ばれた男は「殺される」と繰り返し、もの凄い握力でハロウィンのマスクを手放さず。
男が殺され、殺した男も焼身自殺していくと、男の娘であるエリーから協力を頼まれる。
シルバー・シャムロックが洗脳するハロウィンのマスクを作っていて、止めようと行動する。
最後は工場と社長を爆破し、マスクの洗脳を元妻に訴えるも信じてもらえず時間切れとなる。

エリー・グリムブリッジ(演:ステイシー・ネルキン)
ヒロイン。父親が仕入れたハロウィンのマスク関連で殺された事を知っていた。
ステイシー・ネルキンは代表作に『惨事!ビル大火災』、『ブロードウェイと銃弾』がある。
父親の最期を見たダニエルに協力を求め、コクランの工場がある町まで一緒に向かう。
同じ部屋でダニエルと泊まると、父親の無念を急に忘れてなぜかベッドの中でセックスする。
もう父親の事よりもダニエルに夢中となっていたが、車を見て我を取り戻して調査を再開。
最後はコクランに捕まって機械人形にされ、一緒に逃亡したダニエルを襲うも破壊された。

テディ(演:ウェンズディー・ウェスバーグ)
鑑識課の助手をしている。ダニエルとは愛人のような関係で頼み事を断れない。
ウェンズディー・ウェスバーグは本作が長編映画デビュー作となります。
焼身自殺した男の車の破片を集めたダニエルから、個人的な調査を依頼されて受け取る。
本来ならあるはずの焼け残った人体の一部が見つからず、ずっとおかしいと思っていた。
最後は焼身自殺したのは人間じゃないと気付くが、コクランの機械人形にすぐ始末された。

ハリー・グリムブリッジ(演:アル・ペリー)
雑貨屋を営んでいる。シルバー・シャムロックからハロウィンのマスクを仕入れていた。
アル・ペリーは『ZOMBIO/ゾンバイオ死霊のしたたり』、『スター・ファイター』がある。
ハロウィンのマスクの秘密を知ると、何者かに追われるようになって必死に逃げていた。
最後はダニエルの病院でマスクを手にして男に両目を抉られ、頭蓋骨を粉砕されて死亡した。

コクラン(演:ダン・オハーリヒー)
小さな田舎町でハロウィンのマスクを製造する「シルバー・シャムロック」の社長。
ダン・オハーリヒーは代表作に『マッカーサー』、『ロボコップ』シリーズなどがあります。
町を盛り上げた人物として住民から尊敬されており、まるで市長のような立ち振る舞い。
実はケルト族の末裔で間違ったハロウィンに嫌気が差し、ストーンヘッジの魔力を悪用する。
独自に調査していたダニエルを捕らえると、なぜか自分の計画を喜々として語った。
最後は捕縛から逃げたダニエルが洗脳装置を破壊し、放電を浴びて白くなって消え去った。

感想

個人的な評価

本作はスプラッター映画の元祖にしてシリーズの3作目となります。
ただし、本作はジョン・カーペンターが共同脚本と製作を務めるもスピンオフ的な立ち位置になっている作品となります。
シリーズの主役と言ってもいいマイケル・マイヤーズは登場せず、代わりにハロウィンマスクがキーアイテムである。
早くも3作目から主人公がいないようでは意味がなく、完全に迷走した作品となっている。
どうやら監督のトミー・リー・ウォーレスとジョン・カーペンターは大満足だったようです。
しかしながら、内容はスプラッターではなく、低予算で粗悪なSFホラーたいになってシリーズとしては異色すぎる内容となっています。
殺人鬼というよりは機械人形が登場して、ハロウィンのマスクで子供たちを支配しようとするケルト族の末裔である社長が暗躍する物語。
マイケル・マイヤーズやローリー・ストロードの追いかけっこを楽しみしたのに、これは詐欺としか言えない作品でした。
マンネリ化を避けたのか、新たな展開を狙ったのか分からないが、路線変更どころか作品の根底を変えてしまうと別物になります。
ただ、この作品が単体で面白ければいいけど、そもそもが面白くない時点で論外である。
何がしたかったのか分からないが、明らかな失敗作になぜジョン・カーペンターは同意したのか理解し難いです。
いくらスピンオフとは言っても、シリーズのナンバリングが付いている以上、本作に対する評価は個人的にしたくないです。
それぐらい裏切られた気持ちがあるし、ジェイソンやフレディよりも知名度が低くなったマイケル・マイヤーズを埋もれさせた罪は深い作品でした。

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