作品紹介
公開年月 | 2020/01/03 |
---|---|
ジャンル | サスペンス/アクション |
原作 | なし |
監督 | スティーヴン・S・カンバネッリ |
脚本 | アイヴァー・ウィリアム・ジャラー、リッチ・ロナット |
製作 | ジェイク・シール、ラジャ・コリンズ、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
町には猛烈なハリケーンが近づくある日、休暇中のバディは妻と病気の子供を抱えながら生活を送っていた。
そんな中、バディは退役軍人のウォルターという男から破損した自宅の柵を修理して欲しいと依頼を受けていた。
今日中に修理の条件を突きつけら、高額な報酬に魅了されて作業するバディだったが、ハリケーンの上陸でウォルターの自宅に泊まる事になるのだった。
登場人物&出演者
・バディ(演:ルーク・ベンウォード)
主人公。金がなくて困っている。将来を見越した投資するも、現金がすぐに必要な状況。
ルーク・ベンウォードは代表作に『きいてほしいの、あたしのこと/ウィン・ディキシーのいた夏』、『ダンプリン』などがあります。
半年も妻との肉体関係がお預け状態で、相当溜まっているがまたもガマンさせられている。
ウォルターの柵を修理するも間に合わず、ファンシーの誘いに乗って肉体関係を結ぶ。
実はウォルターとファンシーは若者を地下に監禁していると知り、無実の罪を着せられる。
最後は無実が証明され、ウォルターに妻を人質にされるも彼が射殺されてやり直す事に。
・リサ(演:エミリー・マリエ・パーマー)
バディの妻。高校を卒業してバディと結婚している。生活が苦しく現金がすぐに欲しい。
エミリー・マリエ・パーマーは代表作に『涙のメッセンジャー14歳の約束』、『パシフィック・ウォー』などがあります。
生まれたばかりの娘が病気で簡単に治らず、バディの稼ぎが悪くて頭を抱えていた。
将来を見越した投資をするバディに賛成するが、娘の為にすぐ治療費が必要だと話した。
バディが捕まってファンシーと浮気した事を知って、彼にガッカリして姉の元に出る。
最後はなぜかウォルターに捕まるが、彼が射殺されると、バディとやり直すと覚悟した。
・ニュートン刑事(演:ズライ・エナオ)
バディの尋問をするジョーンズ刑事を別室から監視する。同時に録音して記録していた。
ズライ・エナオは代表作に『テイカーズ』、『ホワイト・スペース』などがあります。
黙ってバディの証言を冷静に聞いていて、決めつけるジョーンズ刑事より話しが分かる。
バディの証言から行方不明者の衣服と一致すると分かり、ウォルターの家を捜索する。
地下室に多くの若者が監禁されていると判明し、ジョーンズ刑事に伝えていた。
最後はバディたちを人質に取るウォルターの説得を試みも失敗し、結局彼を射殺した。
・ジョーンズ刑事(演:ケルシー・グラマー)
バディの尋問を行っていたベテラン刑事。状況からバディが殺人犯だと判断して追求する。
ケルシー・グラマーは近年の出演作に『パパと娘のハネムーン』、『ガーディアンズ/呪われた地下宮殿』などがあります。
バディの証言に関して一切聞き耳を持たず、彼が少年を殺したと決めつけて話しを聞く。
なぜか神の信仰をやたらと引き合いに出していくが、バディには一切通じなくてイライラ。
ニュートン刑事からの提案でウォルターの家を調べると、バディが正しく彼を釈放した。
最後はバディたちを人質に取るウォルターの説得を試みも失敗し、結局彼を射殺した。
・ファンシー/フランシー・メイ・フランクリン(演:ケイディー・ストリックランド)
ウォルターの妖艶な妻。元ジャズシンガー。一族が持つ大きな屋敷を受け継いでいる。
ケイディー・ストリックランドは代表作に『アナコンダ2』、『アメリカン・ギャングスター』などがあります。
ウォルターと結婚して15年目を迎えるが、酒浸りで興味のない彼にガッカリしてしまう。
若いバディに気持ちが傾くと、色々と前置きをしながら結局は彼と肉体関係を結んだ。
実は不妊症で子供が大好きだが、性格が捻れて若者たちを監禁して子供を生ませていた。
最後はバディの反撃で事実が判明して、ニュートン刑事に捕まって精神病院へ収容された。
・ウォルター・P・フランクリン(演:ニコラス・ケイジ)
退役軍人。キャンプ・レジューン第10海兵連隊第1大隊。射撃の名手と自負している。
ニコラス・ケイジは近年の出演作に『ラスト・パニッシャー』、『ザ・ビースト』がある。
ベトナム戦争の経験者だが、訓練中にケガしたせいで帰国させられ、その後大隊が全滅。
退役軍人特有のPTSDを患っているせいで酒浸りとなり、ファンシーの誘いに反応せず。
実はファンシーと若者を地下に監禁し、子供を生ませていたがすでに疲れ切っていた。
最後はバディの家族を人質に取るが、妻が戻らないと分かって望んで警官に銃殺された。
感想
個人的な評価
本作はクリント・イーストウッドの愛弟子であるスティーヴン・S・カンバネッリが監督を務めています。
元々は撮影クルーとしてクリント・イーストウッドの右腕で、2015年公開の『その女諜報員/アレックス』でデビューしています。
ニコラス・ケイジはオスカー俳優という経歴の持ち主だが、今ではB級映画で狂った役がほとんどになってしまっている。
基本的にニコラス・ケイジは世捨て人みたいな役柄が多くて、見た目も無精ヒゲと汚く伸びた髪の毛と似たような容姿ばっかりです。
そうなってくると、期待するのはニコラス・ケイジがいつブチ切れて、十八番になっている変顔を見せてくれるのか期待するしかないです。
本作も近年のニコラス・ケイジが演じる役柄の一例となっていて、半分は世捨て人みたいな風貌と態度となっています。
そこに奥さんを演じるケイティー・ストリックランドもエロティックな感じだが、よくよく話しを聞くとヤバい人だとすぐに分かる。
とにかく、この二人の間に漂うヤバい雰囲気があって、主人公も金と性欲に負けてしまうクズだから同情が湧かない。
しかしながら、邦題が完全な釣りになってしまっていて、外のハリケーンは物語の中で存在しなくてもいいぐらい無意味でした。
結局、イカれた夫婦に狙われた金欠の性欲丸出しの若者が巻き込まれ、そこからトンデモ展開をしていく感じになります。
そうなると、外で起きているハリケーンの意味がなく、邦題が的外れであるけど、そもそもニコラス・ケイジだけを楽しめればどうでもいいです。